バックアップ用アプリをEZ SyncからBackup Planに変更

自作PC

先月末のこと、Windows11の記憶域プールを活用してRAIDを構築した際に、パソコンに保存されたデータをNASにバックアップするために、指定したフォルダやファイルを同期させるEZ Syncというアプリをパソコンにインストールして使い始めました。

このEZ Syncというアプリはパソコン起動時に動作を開始するように設定しているものの、NASとの接続に時間を要する時などに同期フォルダが見つからないというメッセージが表示されて動作が停止してしまうという問題を抱えていました。

NASとの接続が確立された時点で動作が再開されれば特に問題はないのですが、このメッセージが表示されてしまうとキャンセルを押さない限り次のステップに進んでくれません。

解決策が見つからないまましばらく使っていたのですが、パソコンを起動する度にこのメッセージが表示されるのも煩わしいため、バックアップを主目的としたBackup Planというアプリに変更してみることにしました。

使い始めて1週間ほど経過したところですが、これまで使用していたEZ Syncのような不具合等はありませんし、動作も安定しているようです。

不具合のあったEZ Syncも今回使い始めたBackup PlanというアプリもASUSTORのホームページからダウンロードして使用することが出来ます。

このBackup Planの説明欄には、「バックアップ計画では、ASUSTOR NAS、FTPサイト、ローカルPCまたは他のネットワーク上の場所にお使いのWindows PC/サーバからデータをバックアップするのに役立ちます。また、すぐにバックアップしてお使いのWindows PC/サーバーから任意のデータをあなたを復元することができます。」と書かれています。

チョット怪しい日本語だったこともあり当初は読んでも何のアプリなのか良く分からず、パソコンのデータをいつでもNASに同期できますと書かれていたEZ Syncを使っていました。

使用方法は簡単で、Backup Planを起動させたら左端にある作成をクリックし、保存先として一番上にあるASUSTOR NASを選択してやります。

後は画面の指示に従って保存先のNASを指定し、接続に必要となるユーザー名やパスワードを入力してやるとバックアップ計画を新規作成する画面が表示されます。ここではバックアップの方法を選択することが可能です。

こちらの画像は作成済のバックアップ計画を変更する時の編集画面ですが、新規作成の時も同様ですので、バックアップ1回、同期、バックアップのスケジュール作成の中から選択します。

尚、同期モードを選択した場合、パソコン側から削除したファイルをバックアップ先のNASからも削除したい時は、選択画面の下側にあるチックボックスにチェックを入れてやります。

現在は同期モードで使っていますが、スケジュールを定めて定期的にバックアップすることも可能ですので、その場合はバックアップのスケジュール作成を選択し、頻度や日時を指定します。

いつも決まった時間にパソコンを使用している場合はスケジュールに従ってバックアップするのも良いかもしれませんが、そうでない場合は単純に同期が良いのではないかと思います。

このアプリはパソコンの起動に合わせてバックアップを開始することが可能で、バックグラウンドで動作していますので普段は意識する必要がありません。こちらは動作状態を確認するために画面を開いた状態になります。右端のステータス欄に表示された同期の文字をクリックすると処理中のファイル名など動作状況を確認することが出来ます。

この同期の処理は、アプリの起動時に毎回ファイルのスキャンが開始され、変更されたファイルを見つけるとNAS側のファイルとの同期が行われるようです。スキャンが終了してしまうと待機中と表示されており、パソコン側でファイルの更新などを行ってみても変化はありませんので、すぐに同期される訳ではないようです。

これまで使用していたEZ Syncの場合は、ファイルの更新や削除を行った時にすぐに反映されていましたので、同期という意味ではEZ Syncの方が優秀だったのではないでしょうか。