AVアンプのセンタースピーカーを交換しました

購入品

リビングにあるテレビ用のAVアンプを購入したのは昨年の秋頃になります。それ以前は2.1ch仕様のホームシアターシステムでしたので、センタースピーカーの購入はこの時が初めてになります。

センタースピーカーの必要性については種々の意見が存在します。映画の場合はセリフが主にセンターチャンネルに収録されているため効果音などに埋もれることなくハッキリと聞こえる、視聴者が左右のスピーカーの中心にいなくてもバランスよく音声が聞こえるといったものです。

一方で、ステレオ再生の場合は音声が左右のフロントスピーカーから均等に聞こえればファントム定位が成立し、センタースピーカーが無くてもセリフが真ん中から聞こえるため問題はないという意見です。

どの意見も間違っているという訳ではなく、それぞれの視聴環境によって異なる部分があるのだと思いますが、センタースピーカーを設置した時の効果については自分で試してみないと分かりませんので、AVアンプを購入した時に合わせて買ったのがこちらのスピーカーになります。

AVアンプの購入により不要となった2.1ch仕様のホームシアターシステムを地元のハードオフさんに売りに行った時に見つけた中古品で、ジャンク品の棚の中に埋もれていたものです。

20年ほど前の2005年10月に発売されたDENON製の5.1chホームシアターシステムに含まれていたSC-C70という製品です。1,100円で購入してきました。

以降、4ケ月ほど使ってみましたが、やはりセンタースピーカーがあった方が映画のセリフや音楽のボーカルも聞き取りやすくなることが分かりましたので、我が家の環境では設置した方が良いという結論に至りました。

これまで使用していた1,100円のスピーカーに何か問題があった訳ではありませんが、効果が確認出来たのであればフロントスピーカーと同じシリーズの製品に揃えた方が良いのかと思い、改めてこちらのセンタースピーカーを購入してみました。

フロントスピーカーには以前にご紹介をしたヤマハ製のNS-F210(MB)を使用しています。1本が6,200円、左右2本で12,400円で購入した安価な製品になります。

ということで、今回新たに購入したセンタースピーカーはこれと同一シリーズであるNS-C210という製品です。メルカリで購入した送料込み3,000円の中古品になります。

数年前までは新品でも3,000円程度で購入出来たと思うのですが、最近は大幅に値上がりしているため、新品だと6,000円を超える価格になっています。ちなみにフロントスピーカーのNS-F210も今では単品価格が13,000円を超えている状況です。

使用されているスピーカーは、8センチのアルミコーン型ウーファーが2個と、2.2センチのバランスドーム型ツィーターが1個です。

この写真ではフロントカバー(サランネット)を外していますが、取扱説明書を確認すると、取り外しができません、無理に取り外さないでください。と書かれていますので、どうやらこの状態は本来の姿では無いようです。

こちらがこれまで使用していたDENONのスピーカーです。8センチのコーン形ウーハーが2個に2.5センチのバランスドーム形ツイーターが1個ですので、構成については同じような感じです。

こちらのサランネットは取り外しが出来る構造ですし、見た目や造りに関してもこちらの方が良い感じではありますが、数値的には周波数特性や最大許容入力が若干劣っているようです。

今回のヤマハ製のものが届くまでは同じような大きさだと思っていたのですが、こうやって並べてみると古いDENONのものはかなりコンパクトな感じです。

サイズ的には、横幅で90ミリ、高さ方向には17ミリ、奥行きに関しては14ミリ大きくなっているようです。重量は2.0キロと1.6キロですので0.4キロ重くなりました。

こちらはスピーカーの背面にある入力端子になります。小型のオーディオ機器などで良く見掛けるタイプのプッシュ式のもので、少し太いケーブルを使用した時に上手く接続出来ないのが欠点でもありました。

こちらが今回購入したスピーカーの入力端子部分です。バナナプラグも使用出来る一般的な端子になっていますので、これまでのものに比べると確実に接続することが可能です。

今回こちらのセンタースピーカーに変更したことで、フロントスピーカーとデザイン面で統一感が出ましたし、本体やサランネットの色もテレビボードや壁の色目に馴染む感じですので、見た目には良くなったように思います。

見た目よりも重要な音に関しては、フロントスピーカーとの音のつながりも良くなってなどの高度な評価は全く出来ませんが、低音に関しては交換前よりも強調されている感じで、逆にそれが影響してやや籠って聞こえるようにも思いますので、もうしばらく試してみて、壁からの距離など設置位置についても見直してみたいと思っています。