先週の虎御前山に続いて今週は長浜の街中をウロウロしてきました。今回はJR北陸線の長浜駅から徒歩で5分程度のところにある黒壁スクエアと大通寺の周辺になります。

今回も電車ではなく車で長浜駅の近くまで移動し、豊国神社のすぐ前にあった駐車場に車を止めてそこから歩きました。駐車場の出入口が非常に狭くて入るのも出るのも一苦労です。
この豊国神社(ほうこくじんじゃ)は、豊臣秀吉が長浜城主であったことから、当時の長浜町民が秀吉の三回忌に建立したものだそうです。しかし江戸時代に入ると幕府の命により秀吉を祀ることが禁じられたため社殿が取り壊されてしまいます。その後、恵比須神を祀る神社として復興しますが、町民によって本殿の奥で密かに秀吉を祀り続け、明治維新後に豊国神社の名前が復活したとのことです。現在の拝殿は秀吉の三百回忌に当たる明治31年(1898年)に再建されています。

まずは黒壁スクエアの辺りを通り抜けて大通寺に向かいました。先ほどの豊国神社から徒歩で10分程度のところにあります。こちらは大通寺の大きな山門です。
この大通寺(だいつうじ)は、江戸時代の初期に建立されたもので、京都市にある東本願寺(真宗大谷派)の別院になります。地元では長浜御坊(ながはまごぼう)や御坊さん(ごぼさん)と呼ばれることが多いようです。

門前の通りには多くの店が並んでいましたが、訪れたのが水曜日だったため、残念ながらほとんどの店が定休日で、ご覧の通り人影は疎らでした。

こちらが黒壁スクエアの中心的な存在でもある黒壁ガラス館になります。黒壁一號館とも呼ばれており、テレビ番組などでも紹介されていますので、ご存じの方も多いかと思います。
明治時代に建てられた木造の洋館で、元々は第百三十銀行の長浜支店だったそうです。黒漆喰塗りの外観から黒壁という愛称で親しまれていました。
平成元年(1989年)にガラス館としてオープンして以降は、この一帯はガラスショップや工房の他に、ギャラリーや美術館などが建ち並ぶエリアとなっています。
今回は、妻が行きたかった油甚(あぶらじん)本店さんで胡麻油を購入した後、陶器専門店のかわ重(かわじゅう)さんでお皿を仕入れて帰って来ました。以前にこの店でお皿を買ったことがあるそうで、その内の何枚かが割れてしまったため、今回は補充目的の買い物だったようです。

駐車場に戻る前に立ち寄ったのは豊国神社の境内にある出世稲荷神社(しゅっせいなりじんじゃ)です。長浜開町450年記念の一環として拝殿にある天井画が2022年に修復されたそうです。
四季の花や鳥がとても綺麗に描かれていましたが、写真は撮り忘れてしまいましたので、長浜方面にお出掛けになる機会がありましたら、ぜひ立ち寄ってみて頂ければと思います。
先日の虎御前山ではかなり無理をしてしまいましたので、今回のようにショッピングを楽しみながら街中をウロウロしてみるのも良いものでした。燃料補充の問題があってミライではあまり遠出は出来ませんが、これから気候も良くなってきますので、機会を見てまたどこかに出掛けてみたいと思っています。