石油ファンヒーターのエラーE13を解消

作業・修理

今年の2月にダイニチブルーヒーターの不具合修理についてご紹介しましたが、10月末には5台目を追加購入しており、ここ数日は冷え込みも厳しくなっていて毎日フル稼働状態です。

今回も『たぬきおやじ』の趣味の部屋で使っているブルーヒーターの不具合になるのですが、昨日の朝のこと、使い始めてから30分くらい経過したところで警告音が鳴って換気表示が点滅を始めました。その後、一旦は表示が消えたものの、しばらくすると再び警告音が鳴り、「E13」のエラー表示とともに燃焼を停止してしまいました。

今年2月の時は「E09」のエラー表示でしたので、気化器内部の異常と判断して点検と清掃を行いましたが、今回は不完全燃焼の「E13」ですので恐らく炎検知器の不具合だと思われます。

この炎検知器の不具合は、表面にシリコン酸化物が付着して絶縁被膜が出来てしまって燃焼状態が検知されなくなるというもので、石油ファンヒーターの不具合としては良くある症状です。

実は今シーズンの使い始めて間もない頃にも換気表示が点滅することがあり、センサーの清掃作業を行っているのですが、その後この部屋の中で古くなって動きが悪くなったドアノブの分解清掃と注油作業を実施しており、その時にシリコンスプレーを使用してしまいました。

作業中は石油ファンヒーターを使わないように気を付けていましたし、作業後も部屋の換気を十分に行ったつもりだったのですが、狭い部屋の中でスプレーを使えば、たとえ石油ファンヒーターが作動していなくてもシリコン成分が内部に入り込んでしまっているのだと思います。

洗濯物を部屋干しする時も、柔軟剤に含まれているシリコンが影響すると言われているくらいですので、部屋の中でシリコンスプレーを使うというのは禁止行為なのでしょう。

ということで、燃焼室を分解してセンサー部分(正式にはフレームロッド)の清掃作業を実施したいと思います。まずは前面カバーを取り外すために下部にある2本のネジを外します。

前回の気化器内部の清掃時には広範囲の分解が必要でしたが、今回は最小限の分解作業でセンサーの手入れを済ませたいと思います。

前面カバーが外れたら燃焼室の前面にあるカバーを外してやります。赤い丸印のところにあるネジとカバーを固定している爪をラジオペンチやマイナスドライバーを使って広げます。尚、この爪は何度も同じ作業を繰り返していると折れてしまうため注意が必要です。

以前にセンサーの清掃作業を行った時は、作業がやり易いように上部のカバーなども分解して取り外したのですが、今回はこのままの状態で手入れを行います。

左右に2本の電極のようなものが見えますが、左側は着火用、右側の赤い丸印の部分が炎検知器のセンサー(フレームロッド)になっています。

これまではサンドペーパーを使ってセンサーの表面を磨いていましたので、手が入るように周辺の分解やセンサーの取り外しを行っていたのですが、今回は手抜きをして模型工作などに使っているミニルーターに砥石を付けて磨いてみることにしました。

こちらからは見えない裏側の部分など、ルーターの先端が届いていない箇所も多少あるかもしれませんが、ある程度の範囲で磨けていれば十分ではないかと思います。

こちらの写真が表面を磨き終えたセンサー部分になります。肉眼だと表面が光って見えているので磨けているとは思うのですが、写真で見ると作業前との違いが良く分からない感じです。手入れをする前は表面に白い粉が付着していますので、それを削り取るようなイメージになります。

センサーの手入れはこれで終了ですので、後は外してあった燃焼室の前面にあるカバーなどを元に戻して試運転です。尚、燃焼室のカバーは薄い鉄板ですので手を切らないように注意が必要です。

手入れをする前は、運転開始から30分程度が経過したところで換気表示や「E13」のエラー表示が出ていましたが、手入れ後は、開始から60分以上が経過した後も特に問題無く運転を継続していましたので、これで無事に「E13」のエラーは解消したのではないかと思います。ちなみにシリコンが配合されたものには、ヘアートリートメントなどのヘアケア製品や保湿クリーム、衣類の撥水剤や柔軟剤、家具などの艶出し剤など多くの製品があるようです。部屋の中で濡れた髪を乾かすだけでも影響するようなので、注意するといってもなかなか難しい感じです。