我が家の脱衣室ドアには開き戸が使用されているのですが、先週末のこと、入浴しようとした家族からドアが固くて開かなくなったので見て欲しいという依頼を受けました。
なぜそうなったのか原因はハッキリしないのですが、脱衣室の壁に立て掛けてあったモップがどこかに挟まったとのことで、ヒンジ部分(丁番)が歪んでしまったようです。

この写真の左側がリビングダイニングへの入口で、ここは引き戸になっており、その右側に見えているのが脱衣室のドアになります。上下2箇所にヒンジがあり上側だけが歪んでいました。

この写真は入浴を優先させるためにとりあえず応急処置を済ませた後の状況になりますが、ヒンジ部分に相当大きな力が加わったようで、ドア側の取り付け部分がかなり曲がっています。

こちらはヒンジ部分を側面から見た写真になります。ご覧のようにかなり厚い金属の板がくの字に曲がっていて、ヒンジの位置がズレてしまったことでドアの下側が床面に接触して開かなくなったという状況のようです。尚、こちらは応急処置後の写真で最初はもっと曲がっていました。
とりあえず曲がってしまったヒンジ部分を取り外して真っすぐに直そうとしたのですが、元の形に戻そうとしても容易に曲がるものではありませんでした。どうしたらこんな状態になるのか不思議なくらいなのですが、残念ながら元の形には戻りそうにありませんので、金槌で叩いて可能な範囲の修正を行った後、交換用の新しいヒンジ(丁番セット)を注文することにしました。

届いた新しいヒンジがこちらになります。YKKAP交換用部品の丁番セットとして販売されていたもので、品番はHH-WH04UR(上側、右勝手)になります。今回は楽天市場に出店のショップで購入しました。価格は送料無料の4,180円です。
この丁番セットには上側と下側がありますし、それぞれ右勝手用と左勝手用がありますので、品番を良く確認して注文する必要があります。また、色もシルキーホワイト、マットシルバー、そしてブラックの3色があります。我が家のドアは見た目で判断してマットシルバーを選択しました。
品番については、下側で左勝手の場合はHH-WH04DLとなっており、末尾のLが左勝手、Rであれば右勝手です。また、その左側の記号がUの場合は上側用で、Dであれば下側用になります。

更にこの右勝手、左勝手という用語にも悩まされたのですが、考え方としてはドアを手前に引いた側から見て吊元(ヒンジがある方)が左右どちら側にあるかです。右側にあれば右勝手で、左側にあれば左勝手になります。最初は逆だと思っていましたので再確認して良かったです。
工務店さんを通じて建具屋さんに交換作業を依頼すれば、パーツ代に加えて工賃なども必要になりますので、それなりの金額になってしまうのではないかと思いますが、交換作業はそれほど難しいものではありませんので、誰でも対応が可能ではないかと思います。
この写真はドア側と枠側のそれぞれのヒンジを取り外したところです。曲がったのはドア側だけですので枠側はそのまま使っても良かったのですが、セットになった製品でしたので今回は双方とも新しいものに交換することにしました。

こちらの写真が交換作業を終えた状況になります。上側のヒンジを交換すると下側のヒンジも調整が必要になりますが、ドアを何度か開閉して傾きや上下左右の隙間などを確認しながら調整作業を進めます。ヒンジ部分のカバーにどのネジを回すとドアがどの方向に動くのかが記載されていますので、それを見ながら行えば難しくはないでしょう。
左側の赤い丸印のネジは、ヒンジの取り付け部分を左右に動かすことが出来ます。この写真の場合だと右に回すとヒンジが右に動いて、左に回すと逆方向の左に動きます。ドアの前後方向の調整をする時に回すネジです。
もう一方の右側の赤い丸印のネジは、ヒンジの取り付け部分を前後に動かすことが出来ます。ドアの左右の傾きを調整する時に回すネジになります。赤い丸印以外の上下のネジは固定用です。調整が終わったら最後に締め付けます。

ヒンジの調整方法を文字で書いても良く分からないと思いますが、とにかくネジを回してみてドアがどの方向に動いたかを確認しながら調整すれば良いでしょう。
調整方法としては、枠に対してドアの位置が入り過ぎている時は先ほどの写真の左側のネジを右に回してヒンジを右に動かします。逆に出過ぎている時は左に回してヒンジを左に動かします。
続いては、ドアと枠との隙間が左右や上下で同じような長さになるように調整します。この場合は先ほどの写真の右側のネジを使います。右に回すとドアの右側の隙間が広くなり、逆に左に回すと隙間が狭くなります。上側のヒンジだけで調整が難しい場合は下側のヒンジも調整します。

ヒンジを調整する前に勢いよくドアを閉めると枠にドアを接触させて傷つけてしまう可能性がありますので、隙間を良く確認しながらゆっくりと開閉しましょう。
ドアと枠との隙間が調整出来たら、最後にドアの高さを調整します。高さを調整するネジは下側のヒンジに付いています。

下側のヒンジを拡大した写真がこちらです。ヒンジの上側にあるキャップを外すと中にネジがありますので、このネジを回して高さを調整します。
ネジを右に回すとドアが高くなり、左に回すと低くなります。ドアの下側の隙間が狭いと床に接触してしまいますので、開閉しても接触しない位置に調整しましょう。

全ての調整が終わったら、最後に樹脂製の丁番ケースカバーを取り付けて作業終了です。確認した結果、カバーは破損が見られませんでしたので古いものをそのまま使用しました。
ドアの調整方法をいろいろと書いてはみましたが、ヒンジ交換は初めての経験ですし、調整方法について詳しい訳でもなくあくまで自己流ですので、もし参考にして同様の作業をお考えの方があれば自己責任でお願いしたいと思います。
とりあえずドアが開閉出来るように応急処置をしただけの状態でしたので、開閉時にはヒンジ部分からキーキーと妙な音がしていたのですが、交換して調整してからはスムーズに開閉が出来るようになりました。上手く直せて本当に良かったと思います。


