車体内部に入り込んだ塗料の清掃

模型・ラジコン

タミヤ製のラジコン戦車の場合、完成品も販売されていますが基本は組み立てキットですのでプラモデルと同じような感じで組み立てを楽しむところから始めることになります。
今回のものはタミヤ製に比べれば安価なものの、レベル的にみるとチョット高価なラジコン戦車のおもちゃですので、完成品の状態から一旦分解し、各部に手を加えながら再度組み立てを楽しむという感じでしょうか。

こちらの写真は、砲塔を回転させる駆動装置とメインの電源スイッチ関係になりますが、ここにもグレーの塗料が入り込んで汚れています。砲塔の駆動装置は黒い樹脂製のパーツで出来ているのですが、写真に写っている面は完全にグレーに塗装されてしまっています。

表面に塗料が付いているだけなら見た目の問題だけですが、内部に入ると動作不良や接触不良等の原因にもなりますので、分解しながら付着した塗料を取り除いて行きたいと思います。
部屋の中にシンナー臭が立ち込めていますが、引き続きシャーシ側の分解を進めます。

HengLong製の戦車のシャーシはプラスチック製なのですが、こちらの製品は金属製のシャーシとなっており、サスペンション関係にも金属部品が使用されています。

この写真では良く分からないかもしれませんが、赤い丸印の箇所が割れていました。この程度のことは許容しないと中華製の戦車は楽しめないと思いますが、どうも金属シャーシの左右の幅が上方に向かって広がっており、プラスチックのパーツを押し広げている感じですので、一旦取り外して修正したいと思います。

良く見ると、内部のトーションバー方式のサスペンション部分にも塗料が付着していますし、ここを分解しないとシャーシの取り外しも出来ないようですので、構造を良く確認した上で分解をして行きます。

転輪とともにサスペンション関係をすべて取り外したところで、ようやく金属シャーシを分離させることができました。

この写真のように、シャーシの保護用に貼られたブルーのシートを剥がさないまま組み立てられていました。シャーシの下面はネジの頭だけがグレーに塗装されていましたので違和感を感じていたのですが、どうやら車体全体の塗装が終わった後に下面の保護シートを剥がしたことでこのような仕上がりになった模様です。

アルミ製のシャーシのようですので、手で力を加えながら形を整え、最後にシャーシ内部やサスペンション関係のパーツに付着したグレーの塗料を取り除きました。

ここまで作業を進めたところで部屋の中のシンナー臭がピークに達しました。このまま作業を続けると健康的に良くありませんし、異臭騒ぎに発展しても困りますので、今日のところはここまでにしたいと思います。