『たぬきおやじ』が鉄道模型を始めたのはもう何十年も前のことです。高校を卒業した頃、友人から数台の古いNゲージ車両とレールを譲り受けたのが始まりでした。
最初の頃は畳の上に円形状に組立てたレールの上を古い貨物列車が走っているだけでしたが、そのうちに駅やトンネルなどの街並みも欲しくなり、畳1帖分ほどの定尺ベニヤ板を購入し、その上に駅や山を作るようになりました。これがレイアウト製作の始まりになります。
まだ子供が小学生だった頃まではそのレイアウトも残存していましたが、自宅の2階を改装した時に保管する場所が無くなり、解体して粗大ゴミとして処分されてしまいました。
解体時には子供たちと「ゴジラごっこ」と称して建物を踏み潰して楽しんだ記憶があります。
そのレイアウトの写真はもう残っていないと思っていたのですが、机の引き出しの中を整理していた時に眠ったままになっていた貴重な数枚の写真を発見しました。
まだ製作途中だった頃に撮影したものです。当然ですがデジタルカメラはまだありませんでした。
最初の写真がトンネルのある山間部付近になります。また次の写真は商業ビルやマンションなどが建ち並んでいる街並みとなっています。
この頃は鉄道模型を扱っている店が近所にはなく、山肌や築堤の雑草などは食器洗い用のスポンジを加工して使っていた記憶があります。この写真はまだ自宅の2階を改装する前に撮影したものですので、内装が未完成のままの状態なのが少し恥ずかしいのですが、残念ながらこの写真しか残っていませんでしたので使用させて頂くことにしました。
尚、この写真は1993年1月に撮影したものです。右下の日付表示が懐かしい。