以前、隣地境界への土留めブロックとフェンスの設置についてご紹介をしましたが、その時点では時期的に移植が出来なかった紅葉(もみじ)の木を先月の下旬に別の場所に移植しました。

こちらが以前にもご紹介した工事終了の段階で撮影した写真になります。この赤い丸印のところにある紅葉の木が今回移植したものになりますが、この時点ではまだゴールデンウィークが終わった直後で、これから暑さが厳しくなって行く時でしたので、移植作業は気温が下がる秋になってからと考えていました。
この紅葉の木は娘と孫が数年前に苗木をもらってきたもので、どこかに植える場所はないかと聞かれたため、とりあえずここに植えてあったものです。その時には土留めブロックやフェンスの設置は全く予定になく、物置の後ろあたりであれば邪魔にもならないだろうと思ってここにしたのですが、今は隣にあったアジサイも移植していますし、この紅葉の木も苗木の時に比べると随分大きくなってきていますので、更に大きくなる前に別の場所に移植することにしたものです。

紅葉の木の移植場所として選んだのがこちらになります。ここはタマリュウを撤去した後に石などを並べて少しずつ手を加えていた場所になりますが、何かここにも木が欲しいと思っていたところでもありましたので、紅葉の木が物置の後ろからここに出世することになりました。
移植作業中の写真は撮っていなかったのですが、苗木を植えてから2~3年しか経過していないのに思っていた以上に根が深くまで伸びており、移植時に太い根が何本か切れてしまいました。
紅葉の木の周辺をかなり広めに掘り起こしたつもりでいたのですが、下に向かって真っ直ぐ伸びていた根が上からは良く見えなかったため、かなりダメージを与えてしまったようです。

移植時期についてネット上の情報を調べた時には、葉が落ちた後の落葉時期が木への負担も少なくて良いとのことだったのですが、落葉してからでは枯れたかどうかの判断も出来ないため、あえて落葉前の9月下旬に移植作業を行ってしまいました。
移植を済ませてから数日間は葉も緑色でしたので上手く行ったと思っていたのですが、その後、葉が少しずつ枯れ始め、翌週には全ての葉が茶色くなってしまいました。やはり移植時に太い根が何本か切れてしまったのが原因のようです。
葉だけではなく枝の部分まで枯れ始めれば諦めるしかありませんが、来年の春にまた芽が出るかもしれないと水やりを続けていたところ、数日前あたりから新しい芽が出てきました。新芽の部分に上手くピントが合わずこの写真では分かり辛いですが、どの枝にも赤い新芽が出てきていますので枯れてしまった訳ではなかったようです。生命力の強さを感じます。
気温も下がっていますのでこのまま年内に新しい葉が出るのかは現時点では分かりませんが、来年の秋には無事に紅葉(こうよう)が見られることを祈りながら水やりを続けたいと思います。


