タマリュウの根の撤去と仕切り板の追加

庭造り

庭のあちこちに植えてあったタマリュウの撤去作業を行ったのは昨年の秋のことになります。あれから約9ヶ月が経過しましたので、土の中に残っている根の撤去作業を行いました。

こちらが以前にもご紹介したタマリュウを撤去する前の状況です。松の木の周囲には白い化粧砂利が敷いてあり、それを囲うような形でタマリュウが植えてありました。

手入れを怠らなければ和風の庭のグランドカバーに適した植物ではあるのですが、思っていた以上に生育が早く、松の木側の化粧砂利や手前に敷かれている砂利の方にもすぐに侵略してきます。

ということで、手入れにあまり手間の掛からない箇所だけを残して、他のタマリュウはすべて撤去したというのが昨年の秋の段階になります。この写真はその時の状況です。

撤去したタマリュウは、そのまま廃棄すると全体的に土が不足してしまうため、葉の部分が裏側になるように積み重ねて放置していました。除草剤も散布して枯れてきたら土と一緒に整地する予定だったのですが、残った根の部分から新芽が出てきましたので早々に撤去することにしました。

こちらが土の中や表面に残っていたタマリュウの根の部分を撤去した後の状況です。除草剤の効果もあって葉の部分は枯れていたのですが、特に土の中に埋まっている根の部分はまだまだシッカリしていて、あちこちから緑色の新芽が出ている状況でした。

これでタマリュウの問題は大丈夫だと思うのですが、残った土の部分と周囲に敷いてある砂利との境界が曖昧で、すぐに土の方まで砂利が入ってきてしまいます。

全体を縁石などで囲ってしまえば良いのですが、適当な材料もありませんし、新たに購入するとなるとそれなりの出費になりますので、芝生部分に使った仕切り板を活用することにしました。

こちらが新たに購入したプラスチック製の仕切り板、芝の根ストッパーになります。以前に使ったものは残りが1枚でしたので、今回は35枚入ったものを購入しました。Amazonで1,409円です。

こちらが土の部分と砂利との間に仕切り板(ストッパー)を設置した状況です。プラスチックハンマーを使って打ち込むだけですが、土の中に小石などが残っていると上手く入りませんので、土をある程度掘り返してから作業を行いました。

こちらは別の角度から撮影したものです。この仕切り板は、芝の根ストッパーという名前のとおり芝生が広がっていくのを防止するためのものですが、砂利との仕切りに使っても良い感じです。

一応、途中に小さめの石を挟んで曲線を描くように打ち込んでみましたが、美的センスが不足していて残念ながらこの程度の仕上がりです。

続いてはこちらのタマリュウの根を撤去します。先ほどご紹介した写真は根の撤去作業が終わった段階のものでしたが、ここはまだ何もしていない状況になります。

土の表面に白いヒゲのような感じで見えているのが根になります。こうして見ると綺麗に枯れているように思えますが、掘り出してみると中から新芽が出てきています。

こちらが根の撤去と仕切り板の追加が終わった状況です。石の配置も少し見直しました。尚、ここは右側半分だけタマリュウを残しており今後のことはまた考えることにしていたのですが、現時点では特に手間が掛かる状況でもないため、このまま様子をみることにしたいと思います。

最後がこちらになります。この築山の奥半分は以前に作業を行った時に根の撤去も済ませていますので、今回は手前側を中心に撤去作業を進めます。

先ほどの写真を見ていただくとタマリュウは枯れているように見えるのですが、表面の土を掘ってみるとこの写真のように中から緑色をした新しい芽が出てきています。少しでも根が残っているとまるでゾンビのように復活してきますので、やはり綺麗に取り除く必要があるようです。

ここにはかなりの量のタマリュウが積み重ねてありましたので、撤去作業には相当の時間と労力を要しましたが、何とか綺麗な状態になりました。

今後、タマリュウを撤去した後の土の部分をどうするのかですが、そのままの状態では見た目にも良くありませんので、あまり手間の掛からない苔を植えようかと考えています。

以前に雪見灯篭の点灯についてご紹介した時にこの場所の写真を載せているのですが、その頃からここでスナゴケを育成中です。当時はまだ僅かな量だったものの今ではかなり広い範囲に広がってきていますので、少しずつ移植をしながら増やせればと思っています。

苔には多くの種類があり、先ほどもスナゴケと書きましたが苔に関して詳しい訳ではありません。近隣の空き地や道路脇などに生えていたものをここに植えただけですので違う種類の可能性もありますが、日が良く当たる場所でも育っているため庭には適しているのではないかと思います。

続いてこちらの写真は今回の作業で撤去したタマリュウの根になります。庭の空きスペースに穴を掘ってそこに仮置きをしていますが、量が多過ぎて穴の中には収まりませんでした。

最終的にはこの上に土を入れる予定にしていますが、根の部分まで完全に枯れてからでないとまた新芽が出てきてしまいますので、今年の夏はこのまま放置することにしたいと思います。

タマリュウの根の撤去作業を終えたところで、続いてはこちらの蹲(つくばい)周辺の手直し作業に入りたいと思います。既に周辺の砂利の撤去作業などは始めていますので、その状況については後日改めてご紹介させて頂きます。

先週末から近畿地方もついに梅雨入りしていますので、思うようには作業も進まないかもしれませんが、雨が降らないタイミングを活用しながら頑張る予定にしています。