池はまだですが石橋のようなものが出来ました

庭造り

今年は春の訪れが遅く、庭にある梅も3月中旬を過ぎてようやく花が咲き始めました。昨年は2月の中頃から屋外での作業も始めていましたので、それに比べると1ヶ月近く遅いという印象です。

春分の日の前日まではまだ小雪が舞っていたのですが、昨日からようやく気温も平年並みに戻って屋外で作業をしていると暑く感じるくらいになってきました。

まずは園路の廃止と築山への変更作業になります。園路の両側に並べていた石を別の場所に移動させた後、敷いていた真砂土を取り除き、アジサイなどの移植を行いました。

お隣さんとの敷地境界に沿って数本のアジサイを植えていたのですが、花が咲く頃になると境界を越えてしまうほどの大きさに成長してきましたので、この写真の赤い丸印の位置に移植しました。本当は花芽が出る前にやりたかった作業ですが、今年は寒くて今になってしまいました。

もう一つがアジサイの奥に植えていたタマツゲの移植です。こちらは1~2年前にここに植えたもので、その時点では園路との位置関係もあって敷地境界に近い場所になったのですが、このまま成長すると越境の恐れがありますので、今回の作業に合わせて赤い丸印の場所に移しました。

アジサイもタマツゲも移植時に多くの根が切れてしまいましたので、上手く成長してくれないかもしれないという心配が残りますが、何とか生き延びてくれることを祈りたいと思います。

アジサイの周囲はまだ築山という状態にはなっていませんので、この後、土を追加してそれらしい形にして行きたいと思います。最終的にこの築山にも苔を貼りたいという思いもあります。

また、小さな石を並べて作った石段の先も以前の状態のままになっていますので、もう少し園路風の雰囲気が出るように見直したいと考えています。

続いては、新たに購入した御影石の縁石を並べたところで作業を中断していた場所ですが、その先に四角い御影石を3枚連続して並べてみました。

縁石の周囲には廃止した園路から運んだ真砂土を追加しています。この時点ではまだ撤去した方の太い御影石の切石が放置してありますが、この後、石橋を作る場所に運び込みました。小さくても石はかなりの重量があるため運搬だけでも一苦労です。

こちらの写真は園路の両側に並べていた石を集めて仮置きしている状況です。土中に埋まっていた部分もありましたので、掘り出してみるとどれもそれなりの大きさの石ばかりでした。

すべての石を池作りに使えるかどうかは現時点では不明ですが、この後はいよいよ池作りの作業に入って行きますので、形や大きさを確認しながらとりあえず並べてみたいと思います。

池を作ってから橋を掛けるのが通常の作業の流れかと思いますが、園路との位置関係もあって石橋を先に作ってみないと池の位置も決まりませんので、スイリュウヒバの周囲から運び込んだ御影石を数本使って石橋のようなものを組んでみました。

橋を作るといっても石を加工する訳ではありませんので、石橋のような雰囲気になるように重ねて並べています。立派な日本庭園ではもっと長い切石が使用されていると思いますが、自分でやれる作業はこれが限界ですので、とりあえずそれらしく見えたら問題なしです。

こちらは別の角度から撮影した写真です。以前はこの石橋を作った場所に四角い御影石が飛び石として並べてあったのですが、その石は今回の作業でスイリュウヒバのところに流用しています。

この橋の前後にある花壇用のブロックを使った園路は2023年9月に完成したものです。今回の作業で石橋との高さや位置を調整する必要が生じましたので、池作りの作業を進めながら、この園路についても手直しを行いたいと思っています。

この後、砂利敷だった園路を池に変更する作業を進めると、それなりの量の土を掘り出すことになりますので、その土を最初にご紹介した築山部分に運搬する計画にしています。いろいろな作業を並行して進めているのはそのためですので、引き続き流用先を意識しながら作業を続けたいと思います。ゴールデンウィークあたりからは気温も急に高くなりますので、何とかそれまでには池作りだけでも終わらせたいものです。