近年ではネットフリックスやプライムビデオ、ディスニープラスといった動画配信サービスを利用することが多くなっていて、ブルーレイレコーダーやパソコンを使ってDVDやブルーレイディスクを再生するといった機会はかなり少なくなりました。
先日のことになりますが、十数年前に購入した「黒部の太陽」のブルーレイディスクが久し振りに視たくなり、パソコンを使って視聴しようとしたところ再生が出来なくなっていました。

使用したパソコンにはDVDなどの再生用ソフトとしてPowerDVD18がインストールしてあったのですが、AACSライセンスキーのアップデートが必要な旨のポップアップ表示があり、はいを選択したものの”ストレージデバイスにアクセスできません。再生が停止したら、他のデバイスを選択してください。”というエラー表示が出て先に進みません。
念の為に最新のアップデートパッチを再度インストールしてみましたが、先ほどと同じエラー表示が出るだけで症状は改善されませんでした。メーカーのサポートサイトでもAACSキーのサポート期間についの記載は見つかりませんでしたが、最新のパッチと言っても2019年6月のリリースですので有効期間を過ぎてしまったのかもしれません。
ブルーレイディスクはAACS(Advanced Access Content System)という著作権保護技術を使用して映像コンテンツの著作権を保護しており、一定期間を過ぎると更新が必要になります。ネット上にあった情報によると2世代後のPowerDVD発売から1年でAACSの更新サポートが打ち切られると書かれていましたので、更新が出来ないのはこれが原因なのかもしれません。

パソコンを使ってブルーレイディスクを再生する機会は少なく、近年のパソコンには光学ドライブを内蔵していない製品が多くなっていますし、自作パソコン用のケースでも5.25インチベイが無いものが大半という状況ですので、とりあえずはVLC media playerなどの無料再生ソフトで済ませようかと考えたのですが、ブルーレイディスクの再生について検索している中で、ZEUS PLAYERという安価な再生ソフトが目に止まりました。
テクノポリスという会社のジェムソフト(gemsoft)事業部が販売している製品で、定価は税込みで3,300円ですので同種のソフトとしてはかなり安価な商品だと思います。
ジェムソフトのホームページで無償トライアル版のダウンロードが可能でしたので、インストールして試してみたところ、機能的にはシンプルなもののPowerDVDでは再生出来なかったブルーレイディスクも問題なく再生することが出来ました。

このZEUS PLAYERのAmazonでの販売価格は2,427円で、最新版のPowerDVDのアップグレード乗換え版も4,455円とそれほど高価な商品ではありませんでしたので、どちらにするか迷ったのですが、今回はシンプルで安価なZEUS PLAYERを購入して使ってみることにしました。
今回購入したボックス版以外にもダウンロード版やカード版が販売されていますが、いずれも機能は同じとのことで、Amazonでの販売価格が最も安かったボックス版にしました。
箱の中身はこの写真のとおりで、スタートアップディスクとライセンスカード、登録の方法などが記載された簡単な説明書が入っていました。

スタートアップディスクをパソコンにセットするとブラウザが起動してこちらの画面が表示されるようになっているのですが、ディスクの中身を確認してみると再生ソフトの本体などは含まれておらず、この画面を表示するための簡単なプログラムファイルが入っているだけでした。
そして、表示されたスタートボタンをクリックすると、ファーストガイド一覧が表示されますので該当の製品を探してファーストガイドを表示させます。ディスクにはジェムソフト製品共通と記載されていますので、ボックス版を購入しても必要なのはライセンスカードのみということです。

このライセンスカードには引きかえ番号が記載されていて、表示されたファーストガイドの手順に従って引きかえ番号の認証やユーザ登録を行うと、メールで製品登録コードが送られてくるという仕組みになっています。
こんなに手間の掛かることをさせなくても素直にライセンスカードに製品登録コードが記載されていれば良いとは思うのですが、この手順にすることでユーザ登録をスルー出来ないようにしていますので、販売側としては上手く考えられたシステムなのかもしれません。

こちらの画像がZEUS PLAYERを起動した時の画面になります。非常にシンプルで中央にファイルを開くというボタンとディスクを読込というボタンが表示されます。
パソコン上に保存されている動画を再生する時はファイルを開くをクリックしてエクスプローラー上で再生したいファイルを選択します。またディスクを再生する場合はドライブにディスクが挿入されているとボタンの下にディスク名が表示されるため、そこをクリックすることで再生が始まるようになっています。
画面左上のZEUS PLAYERと書かれた部分をクリックすることで操作や各種設定が可能なメニューが表示されるようになっていますが、通常は先ほどご紹介した中央のボタンをクリックするだけで視聴することが出来ますので、メニューの存在を意識する必要は無い感じです。

こちらがブルーレイディスクを再生中の画像になります。著作権の問題もあって真っ暗なトンネル内の映像で申し訳ありませんが、再生中の動作は安定しており、途中で画像が乱れるといった問題は全くありませんでした。
この再生ソフトには先ほどの画像の左上にLeawoという表示があり、中身は無料で公開されているLeawo Blu-ray Playerと同じものではないかと思われるのですが、ホームページ上のよくある質問の中で、”ZEUS PLAYERとLeawo Blu-ray Playerは同じものですか”に対して回答欄には”違う製品です。”と書かれていますので、関係性はあるものの全く同じ製品ではないようです。
無償トライアル版で試した時は再生時間に制限があって気付いていなかったのですが、途中で再生を一時停止することは出来ても、停止操作をした後は再び最初から再生が始まるようになっていますので、PowerDVDにはあった続きから再生という機能は存在していないようです。

こちらの画像はZEUS PLAYERに付属していたZEUS DOWNLOAD LITEというソフトになります。未使用のため詳しいことは分かりませんが、ネット上にある動画をパソコン上にダウンロードするためのソフトのようです。LITEとあるように機能限定版ですが、また機会があれば試してみたいとは思うものの、今のところ必要性を感じませんので、このまま放置になるかもしれません。
今回購入したZEUS PLAYERは、永久ライセンスのため使用期限はないとのことですが、これまで使用していたPowerDVDのように年数の経過とともに使用不可にならないことを祈ります。
画面構成を含め非常にシンプルなソフトではありますが、パソコン上の動画やブルーレイディスクなどの再生に必要な機能は揃っていますし、使い勝手も悪くありませんので、後は先ほども書いた続きから再生する機能があれば更に良いソフトになるのではないかと思うものの、とにかく安価な製品ですので現状でも不満は全くありません。


