少し大きめのCPUクーラーに交換(自作9台目)

自作PC

暇つぶしの第三弾ということではありませんが、今日は自作9台目のCPUクーラーを少し大きめのものに交換してみました。

こちらが交換用として新たに購入したCPUクーラーになります。Cooler MasterのHyper 212 EVO V2という製品で、2022年1月に発売されたCPUソケットLGA1700に対応したものです。

このHyper 212というクーラーは非常にロングセラーの製品で、2007年の発売以降、改良を重ねながら販売が継続されており、今回の購入品が最新のモデルになります。

今回はいつものAmazonではなく、BTOパソコンやPCパーツなどを販売しているアークさんのオンラインショップで購入してみました。価格は5,280円です。

こちらが交換前のCPUクーラーになります。ENERMAXのETS-N30R-HEという2016年に発売された製品で、付属のファンを低回転のタイプに交換して使用していました。

冷却性能に特に問題があった訳ではありませんが、使用年数が長くなってきたことでファンの故障が心配されることと、パソコンのケースや電源など他の周辺パーツもすべて新しいものに交換しており、このCPUクーラーだけが以前からの流用品になっていましたので、そろそろ交換しておこうかな程度の理由になります。

これまでCPUクーラーの性能を確認してみたことはありませんでしたが、なかなかこういう機会もありませんので、CPUの温度がチェック可能なCore Tempと、無料で利用可能なCPUベンチマークソフトのCinebenchを使って確認してみることにしました。

こちらの画像がその結果になります。ベンチマークソフトのスタート直後のみ一時的にCPU温度が上昇しますが、その後は安定しており各コアとも47~48℃くらい、最高温度は56℃ということになりました。この記録は先日の日曜日のもので、寒かったこともあり室温は15℃程度でした。

では、CPUクーラーの交換作業について簡単にご紹介しておきます。この写真の中央が今回交換するCPUクーラーで、左側の箱の中には取付け用の金具などが入っています。

取扱説明書は日本語ではありませんが、詳しい図が書かれていますので、CPUクーラーの取り付けが初めてだという方でなければ特に難しいものではないと思います。

二つのCPUクーラーを並べて大きさを比べてみました。構造的には概ね同様になります。ファンの大きさは新しいものが120ミリ、古い方は92ミリですので一回り大きくなっています。

また、冷却パイプの本数も3本から4本に増えていますので、こうして比較してみるとかなり大きくなったという印象を受けます。

こちらがマザーボードへの取り付けを終えた状況です。先程の写真では分かり辛いかもしれませんが、クーラー自体はかなり大きくなったものの、高さは古い方が137ミリ、新しいものは154ミリですので、CPUクーラーが大き過ぎてケースに収まらないといった心配は全くありません。

交換後のCPU温度も測定してみました。前回と室温の条件を出来るだけ同じにするために暖房を止めて測定しています。

スタート直後の温度上昇が古いCPUクーラーに比べて穏やかになり、安定後の各コアの温度は42~44℃くらい、最高温度は53℃という結果になりましたので、数字を単純に比べると3~4℃は下がったということでしょうか。

何度も測定して比較した訳ではありませんし、古いCPUクーラーでも冷却性能が不足していた訳でもありませんので、結果はこの程度かと思いますが、とりあえず急にファンが故障してCPU温度が急上昇といったトラブルは避けられるのではないかと思います。

ベンチマークソフトの方のスコアはどうでも良かったのですが、結果は8479ということで、残念ながらCPUクーラーを交換したからといって高い数値が出るということはありませんでした。古い方のCPUクーラーでもシッカリと冷却出来ていたということだと思います。