CEV補助金の申請手続きを済ませました

整備記録

先月末のことになりますが、CEV補助金の申請手続きを済ませました。CEVとは、Clean Energy Vehicleを略したものです。
この申請は、事業名が「災害時にも活用可能なクリーンエネルギー自動車導入事業費補助金」で、補助金の名称は「令和2年度第3次補正予算クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金」という非常に長いものです。
従来の制度では単に「クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金」と呼ばれていましたが、今年の2月19日までに登録された車両が対象で既に今年度の受付は終了しています。
新しい補助金制度は、これまでと同様の一定期間の保有という条件に加え、モニタリング調査等への参画の義務付けや災害発生時における可能な範囲での協力が追加されており、3月26日に受付が始まりました。
従来の制度を利用した場合の補助金は1,173千円で、新しい制度の補助金は1,403千円に増額されています。尚、従来からある補助金についても令和3年度予算として4月以降、新たに受付が開始されるようです。

モニタリング調査については、2年間に亘って年1回のアンケート調査があるようです。内容は給電機能の利用頻度等の調査のようですので、今回は補助金が増額された新しい制度の方を利用することにしました。
ここまでご紹介したものは経済産業省の制度で、新しい制度には環境省が実施する「再エネ電力と電気自動車や燃料電池自動車等を活用したゼロカーボンライフ・ワークスタイル先行導入モデル事業」もあります。こちらは「再エネ100%電力調達」が条件になってきます。既にご自宅がそういう環境だという方は問題ありませんが、そうでない場合に利用するのはハードルが高そうです。

補助金に関することは経済産業省や環境省のホームページに詳しい内容が掲載されていますので、興味のある方はそちらをご確認頂ければと思います。

以前にもご紹介していますが、燃料電池自動車の購入時には税制面での優遇措置もあります。

  • エコカー減税    約30,000円 自動車重量税が免税(次回車検時にも免税)
  • 環境性能割     約193,800円(Zグレードの場合) 従来の自動車取得税が免税
  • グリーン化特例   約18,500円 翌年度の自動車税が約1/4に減税

  ※ これらはすべて今回の購入時点(2021年2月26日)での制度に基づくものです。

ここで注意が必要なことは、これらの金額は車両を購入した時に支払う必要がないというだけで車両代金自体が安くなる訳ではありません。また、CEV補助金については納車後に手続きをすることで交付されるものですので、購入時には全額を支払う必要があるということです。
ネット上の情報では、実質500万円台から購入出来るといった記事を多く見掛けますが、制度面のことを十分に理解した上での判断が必要になるかと思います。
尚、これらは全て国民の皆さまの税金によるものですので、この制度を利用する者として、水素エネルギーの普及に少しでも貢献して行きたいと思っております。