我が家にはテレビドアホン用のワイヤレスモニター子機が2台あって、そのうち1台を2階に、もう1台を『たぬきおやじ』の趣味の部屋に設置しています。
以前は2階の子機1台のみでしたが、自宅をリフォームした時にモニター親機が遠くなり、もう1台をリビングから離れている寝室に追加していたものです。その後は『たぬきおやじ』の退職に伴い現在は設置場所を寝室の隣にある趣味の部屋に変更しています。

この追加した方のワイヤレスモニター子機は現在も元気に活躍しているのですが、今回は以前から使用していた2階の子機で不具合が発生しました。
この2階の子機は、テレビドアホン用としての利用だけでなく、孫達が2階から1階にあるリビングへの室内通話用として使っていることが多くなっている状況で、そのような中、先日のことになるのですが、孫がリビングに居る母親と会話をしている途中で通信が急に途絶えてしまいました。

当初はバッテリーの充電切れだろうと思っていたのですが、翌日の朝になっても充電ランプは赤く点灯したままで、液晶画面には何も表示されず、本体を手で持ってみたところ内蔵のバッテリーが破裂するのではないかと心配になるくらいに発熱していました。
カバーを外してバッテリーの状態を確認してみましたが、外観上は膨らみやひび割れなどの異常は見当たりませんでしたので、恐らく経年劣化によって内部抵抗が増加するなどして上手く充電されなくなってしまったのだと思います。

子機の液晶画面には何も表示されていない状態でしたので、バッテリーが完全にダメになってしまったのだと思いましたが、テスターで電圧を測ってみると正常なバッテリーと変わらない値を表示していました。やはり内部抵抗の増加が原因で、負荷が掛かると電圧が低下してしまうのだと思います。とにかく発火等の事故に至らなくて本当に良かったと思います。

ということで、取り急ぎAmazonで交換用のバッテリーを購入しました。この写真の中央がダメになった古いバッテリーで、型番はKX-FAN51になります。その左側にあるのは追加した子機の方に付属していたバッテリーで、型番がBK-T407というKX-FAN51の後継品です。
パナソニック純正品であるBK-T407のAmazonでの販売価格は1,364円だったのですが、使用頻度も高くありませんし、このテレビドアホンは親機を含めてかなり古い製品で、いつまで使用出来るかも分からないような状況でしたので、今回は安価な互換品を購入することにしました。
ロワジャパン(ROWA-JAPAN)の型番がHHR-T407という製品で、Amazonでの販売価格は786円になります。右側の写真のように形状は概ね同じでケースの色が異なっていました。

こちらが新しいバッテリーを装着してみた状況です。無事に液晶画面も表示されるようにはなりましたが、写真では分かり辛いものの画面に白い横縞が入ったような感じで、描画にも遅れが生じているようです。
とりあえず玄関子機からの呼び出しや親機との通話などは特に問題がないため、このままでも使用は可能なのですが、玄関のモニター映像などはかなり見辛い状況です。

不具合箇所が想定出来ている訳でもありませんし、問題の箇所が基板上にある場合は修理は不可能だと思いますが、とりあえず分解をして内部の状況を確認してみることにしました。
こういう機器は構造が良く分からないため分解するのも面倒な作業なのですが、どうやらこの写真の赤い丸印のところにあるネジ以外は見当たりませんので、とりあえずこの2本を外します。

使われているのは一般的なプラスやマイナスのドライバーが使用出来るネジではなく、トルクスのE型と呼ばれているものですので、特殊な6カ所に突起があるボックス型の工具が必要です。
使用する頻度も少ないため手元に無い方も多いとは思いますが、Amazonだとゲーム機の分解用といった商品名で販売されていますので購入されてみては如何でしょうか。ちなみにこの写真の商品はAmazonで530円で販売されていたものになります。

前面のパネルと後ろのカバーは左右にある爪で固定されていましたので、下部にある充電用端子の辺りから隙間に車用の内装剥がしを差し込んで分解しました。
こちらの写真は背面のスピーカーや基盤を取り外した状況になります。基板上にあるパーツを確認してみましたが、見た目で異常があるようなものは見当たりませんでした。

液晶画面の表示状態を良く確認してみると、単に接触不要などによって一部が表示されていないといった状態ではなく、設定画面のメニュー表示なども操作に追従出来ずに遅れて表示されていますので、画像出力回路の周辺に何らかの不具合が発生しているのではないでしょうか。
一応、液晶パネルに繋がるフラットケーブルは基板上にあるコネクタ部分で外すことが出来ましたので、引き抜いて接続部分の清掃などを行ったものの、残念ながら画面表示が復活することはありませんでした。尚、外す時は赤い丸印のところにあるロック用の黒いパーツをこの写真の左方向にスライドさせてからフラットケーブルを引き抜きます。

残念ながら液晶画面を復活させることは出来ませんでしたので、このまま完全に使用出来なくなるまで使い続けようかとも思ったのですが、ここまで作業を進めるとどうしても正常な状態に戻してみたくなり、修理用の部品として使用するために中古品をメルカリで購入してみました。
メルカリでこのワイヤレスモニター子機の型番であるVL-W605で検索してみると数多くの中古品が出品されているのですが、動作が確認されているものは最低でも7,000円程度の価格です。
いつまで使い続けられるか分からないこともあり、今回はジャンク品として2,500円で出品されていたものを購入してみました。充電器が無いため動作は未確認とのことですし、外装に傷や汚れがあるとのことで、上手く動作すれば儲けものという賭け事のような商品になります。

購入する時点で分かっていたことではありますが、決定ボタンの周囲のリングや通話ボタンに汚れが付着していますし、背面のバッテリーカバーにも傷がありますので、動作に問題が無ければ内部の基盤だけを使用したいと考えています。
バッテリーを入れても全く動作しなければ2,500円の無駄使いになってしまうのですが、恐る恐る動作を確認してみた結果、無事に液晶画面が表示されて、設定画面のメニュー操作などにも問題はありませんでした。賭け事が苦手な『たぬきおやじ』ですが、どうやら無駄使いにはならなかったようで一安心です。

今回の購入品も分解方法は同じですので、内部の基盤を取り出したら故障している基盤と入れ替えてやります。基板上に記載されていた製造時期も同じでしたので、サイズ的な問題なども全くありませんでしたが、スピーカーを固定する白い樹脂製のパーツだけ若干色が異なるようです。

基盤の入れ替え作業が終了したら、前面のパネルと後ろのカバーを元の状態に戻して修理は完了となります。今回購入した中古品の汚れもアルコールなどを使って拭き取ってみましたが、綺麗にはなりませんでしたので、故障した方の外装パーツの使用は良い方法だったと思います。
尚、この写真の左側が基盤が故障している子機になりますが、例えば液晶パネルやスピーカーなどのパーツは問題なく使用出来ますので、とりあえず組み立てて予備品として保管の予定です。

中身が正常な製品に変わったので当たり前ではありますが、こちらの写真のように液晶表示も無事に復活しました。新しい子機ということでモニター親機への登録作業が必要になりますが、こちらも問題なく終了し、玄関のモニター映像も綺麗に表示されるようになりました。
以前、固定電話の子機についても液晶表示に不具合が発生し、Yahoo!オークションにて落札した中古品と中身だけを入れ替えたことがあり、今回もその時と同様の修理方法になりましたが、これでまたしばらくの間は活躍を続けてくれそうな感じです。


