数日前のことだったと思いますが、玄関ホールの吹き抜け部分に設置している照明器具用のほたるスイッチだけLEDがゆっくりと点灯することに気付きました。
以前はそのような症状は無かったと思いますので、いつからなのかは不明だったのですが、配線やスイッチ、照明器具などに不具合が生じているのであれば何らかの対策が必要になります。

以前にもご紹介したことがあるかと思いますが、この吹き抜けの照明器具は点灯する機会があまりありませんし、消灯中にほたるスイッチのLEDが点灯しているのは見ていても、照明を消した直後の状況までは意識することがありませんでしたので、今回の発見は偶然という感じです。

写真でその状況を説明するのは難しいのですが、こちらは吹き抜けの照明器具を消灯してから数秒が経過したところで、緑色のLEDが少しずつ明るくなってきている感じです。
照明器具を消灯してからLEDが完全に点灯するまでの時間を測定してみたところ十数秒ほど要しており、何度試しても結果は同じでした。他の照明器具の場合は消灯と同時にLEDが点灯しますので不具合はこの吹き抜けの照明器具に限った事象のようです。

ほたるスイッチのLEDは夜間にスイッチの場所を示すことが目的ですので、LEDがゆっくりと点灯したからといって使用上の問題は全く無いのですが、もしその原因が配線や照明器具の不良の場合には漏電や短絡によって火災などにつながる恐れもあるため放置も出来ません。
まずはスイッチ内部のLED回路が原因で無いことを確認するために、新たにスイッチを購入して試してみることにしました。ここは2箇所から操作が出来るように3路スイッチになっていますので、使うのはパナソニックのWT50529という品番の製品になります。Amazonで440円でした。

まずは先ほどの写真の場所に設置されているスイッチを交換してみます。ここのスイッチには問題が無いようで、交換後もLEDの点灯状況に変化はありませんでした。
ここは元のスイッチに戻して、今度は洗面台のある廊下側に設置されたスイッチを交換してみたのですが、こちらも状況は同じでスイッチ自体に不具合がある訳ではないようです。

原因が配線にあるとなると作業内容もかなり大掛かりになるのですが、回路図を書いて落ち着いて考えてみると、配線のどこかに短絡や漏電が発生していてもLEDがゆっくりと点灯するという事象にはなりませんので、ネット上で見掛けたLED照明とほたるスイッチは相性が悪い時があるという情報を参考にして、使用しているLED電球を別のものに交換して試してみました。
この照明器具には6灯のLED電球が使用されていますが、全て並列に接続されているため1灯だけを以前に別の場所で使用していたものに交換したところ、他の照明器具と同様に消灯と同時にほたるスイッチのLEDが点灯するようになりました。原因は使用しているLED電球の特性のようです。

ここに使用しているLED電球は、Amazonで購入したスタイルド(STYLED)という会社の安価な製品で、交換作業を行ったのは2024年9月になりますので、その時から今回の事象が発生していたのに今まで気付かなかっただけのようです。
先ほどの原因調査に使用したLED電球はパナソニック製ですので、自社製品であるほたるスイッチの点灯を考慮した設計になっているのかと思いますが、この安価なスタイルドのLED電球は、消灯後しばらくしないとほたるスイッチのLEDが点灯するだけの電流が流れない特性のようです。
残念ながらLEDがゆっくりと点灯するという事象の解消には至りませんでしたが、原因さえ分かれば問題はありませんので、今後も安心して使って行きたいと思います。


