久し振りに彦根城周辺をウォーキング

旅・電車

数日前の金曜日のことになりますが、妻と二人で今回は彦根城周辺にウォーキングに出掛けてきました。まず初めにJR南彦根駅の近くにあるビバシティ彦根(平和堂)に立ち寄って買い物を楽しんだ後、途中、もち吉彦根店さんでお煎餅などを買って彦根城の駐車場に向かいました。

表門橋の近くにある駐車場に車を停めたら表門山道の手前にある運営管理センターで入城券を購入します。駐車料金は1,000円、入城券は大人1人800円でした。現在は工事のため臨時休館となっている彦根城博物館とのセット料金は1,200円だそうです。

入城券を手にしたら長い表門山道の石段を上って行きます。何段あるのかは知りませんが、平地を歩くのに比べると十分に足腰が鍛えられそうな感じです。心拍数もどんどん上昇して行きます。

鐘の丸を抜けて廊下橋を渡ると天秤櫓です。この廊下橋は戦時には落とすと言われており、敵兵は高い石垣を昇らなくては本丸へ侵入出来なくなるそうです。天秤櫓は櫓門部分を中央にして左右が対称の造りになっており、天秤という名前の由来になっているとのことでした。

更に石段を上ると見えてくるのが太鼓門櫓です。この櫓門には城内合図のための太鼓が置かれていたことからこう呼ばれているようです。この太鼓門櫓を過ぎるといよいよ彦根城天守です。

彦根城の天守は姫路城のような立派なものではありませんが、三重三階建の屋根は切妻破風や入母屋破風、唐破風があって美しい姿を見せてくれます。昭和27年(1952年)には国宝に指定されていて、国宝の天守は姫路城、松本城、犬山城、松江城、そしてこの彦根城だけとなります。

天守の前には人だかりが出来ており、ゆるキャラの代表的存在でもあるひこにゃんが○×クイズをやっていました。間近で見るのは初めてでしたが、やはり可愛いです。

ひこにゃんを見た後は天守に昇ります。平日ではありましたが、城内では外国人観光客の方も多く見掛けました。階段がとても急ですので手摺にシッカリ掴まって落ちないように注意が必要です。

こちらは天守内に置かれていた井伊直弼公の木像になります。井伊直弼は幕末の藩主であり、大老時代に起こった暗殺事件「桜田門外の変」は有名ですので、ご存じの方も多いかと思います。

天守の最上階からは彦根の街や琵琶湖を望むことが出来ます。天気は良かったものの対岸付近には雲が掛かっていて遠くまで見渡すことは出来ませんでした。

こちらからは眼下に玄宮園が見えます。その先にあるのは昨年完成したばかりの平和堂HATOスタジアムになります。彦根総合スポーツ公園内にある陸上競技場で、令和7年(2025年)に滋賀県で開催される国民スポーツ大会の会場にもなるようです。

今回はウォーキングが目的でもありますので、帰りは大手山道側から梅林を抜けて内堀の中を一周した後、楽々園や玄宮園を通って駐車場まで戻ることにしました。

こちらの写真は玄宮園の中央にある池泉になります。江戸時代の前期に作庭された池泉回遊式庭園だそうです。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: photo1970.jpg

逆光のため上手く撮影出来ていませんが、前方には鳳翔台(茶席)と彦根城天守が見えています。

『たぬきおやじ』がまだ若かった頃、彦根市内で勤務していたことがあり、当時はこの鳳翔台がある建物一帯を八景亭という料理旅館として活用されていました。一度だけですが八景亭を利用した経験があり、大名気分で美味しい料理を食べた記憶が残っています。

残念ながら建物の老朽化などもあって2017年に料理旅館は廃業になっているようですが、現在は甘味処として抹茶と和菓子を頂くことが出来るようです。

彦根城を訪れたのは8~9年振りのことになると思いますが、今回は時間の関係などもあり江戸時代の建造物を再現したショップなどが立ち並ぶ「夢京橋 キャッスルロード」には行けませんでしたので、次の機会にはこの辺りもぶらぶらしてみたいと思っています。