ネズミの駆除に苦戦中

作業・修理

先日、ネズミに天井裏の断熱材を荒らされてしまった話をご紹介しました。糞尿で汚れた断熱材の撤去によって悪臭の方は収まりつつあるものの、夜中に天井を走るネズミの足音は今も続いている状況です。

何とかネズミを天井裏から追い出すために、廊下や『たぬきおやじ』の趣味の部屋に設置してある点検口を活用し、ネズミが嫌がる天然ハーブの水蒸気を出す燻煙タイプの忌避剤を使ってみたのですが、点検口の位置との関係で寝室として使っている和室までは忌避剤が届かないようです。

和室には天井裏を確認するための点検口を設けていないため、どのような状況になっているのかも心配でしたので、この機会に点検口を追加することにしました。

残念ながら和室は竿縁天井(さおぶちてんじょう)と呼ばれる造りで、ここに点検口を設けることは出来ませんので、今回は押し入れの上にある天袋の天井部分に設置してみることにしました。

この赤いラインの位置あたりに点検口を追加してやれば何とか天井裏を見ることが出来そうです。ただし、天袋の中ですので限られたスペースでの作業は大変ですし、点検口を設けてからも天井裏を覗こうとするとかなり無理な姿勢を強いられそうな感じです。

他にも候補になりそうな場所が無いかと探してはみたものの、DIYで対応が可能な場所はここしか見当たりませんでしたので、何とかここで頑張ってみることにしました。

ゴムハンマーを使って天井を叩いてみたところ、支障になりそうな野縁(天井裏の骨組み)は無さそうですし、使われているベニヤ板も薄そうでしたので、今回は新たに購入したこちらの引廻し鋸を使って切断することにしました。

天袋は高さ方向が50センチくらいしかないため脚立を使って入り込むのも一苦労です。歳を取って身体が固くなっているため天袋の中で向きを変えるのにも時間を要してしまいます。

寝ながら上を向いてベニヤ板を切断する作業はなかなか大変でしたが、ご覧のように何とか無事に穴を開けることが出来ました。尚、この写真は天井裏に作業灯を入れて撮影したものです。

こちらはAmazonで購入したアルミ製の天井用点検口になります。価格は1,300円でした。安価な製品ですのでペラペラな感じではありますが、強度が必要なものではないため十分です。

天井から切り出したベニヤ板は点検口の蓋としてそのまま使用します。厚さは2~3ミリくらいしかありませんでしたので、カッターナイフを使って所定の大きさに切断しました。後は点検口の枠に取り付けてこちらの作業は終了です。

続いては点検口の開口部を補強するための野縁を追加します。近所のホームセンターで赤松の角材を購入してきました。サイズは30×40ミリ、長さが1,985ミリです。価格は308円でした。

天井裏で必要な長さを測定したら840ミリでしたので鋸を使って切断しました。中央にある黒い箱のようなものは木材を真っ直ぐに切るための治具なのですが、これを使っても綺麗に切れないのが残念なところです。

追加した野縁の両端は木ネジを使用して既設の木材に固定し、天井の板は薄いため木工用ボンドを使って接着しました。こちらの写真はシャコ万力を使って仮固定している状況です。

こちらが設置作業を終えた天井点検口になります。初めての経験ではありましたが素人でも何とか無事に取り付けることが出来ました。

点検口の設置を終えた後、和室の天井裏を確認してみましたが、ネズミの糞がところどころにある程度で、見える範囲に特に目立った被害はありませんでした。当初は糞だらけになっているのではないかと心配していたのですが、今のところネズミが走る通路になっているだけのようです。

今日の時点ではとりあえず点検口から手が届く範囲に粘着シートタイプの捕獲器を数カ所設置しましたので、このまましばらく様子を見ることにして、後日、ここでも燻煙タイプの忌避剤を使ってみたいと考えています。ネズミとの闘いはなかなか終わりそうにありません。