天井裏のネズミとの闘い(閲覧注意)

作業・修理

昨年の秋頃、11月中旬くらいだったと思いますが、夜中に1階の天井裏を走り回るネズミの足音が気になりはじめました。数年前に自宅をリフォームした時に天井の張り替えなども行っており以降はネズミの侵入も無かったのですが、寒くなり始めた頃でもあり入り込まれてしまったようです。

被害が拡大するまでに何らかの対策が必要ということで廊下にある点検口から天井裏の状況を確認してみました。ここから見える範囲では気になるような被害はありませんでしたが点検口周辺にはネズミの糞が見つかりました。生息していることは間違いないようです。

まず初めに試してみたのがAmazonで購入したこちらの写真のネズミ駆除器になります。電磁波や5種類の超音波、圧力波を出してネズミが逃げ出すようにするというものです。

カスタマーレビューにはネズミが居なくなったというコメントも多くありましたので天井裏に専用のコンセントまで追加して設置してみたものの、天井裏を走り回るネズミの足音が聞こえなくなることはありませんでした。尚、この先はかなり見苦しい写真が出てきますので見たくないという方は以降の閲覧をお控えください。

自宅をリフォームした時に平屋部分の屋根裏に収納を追加しており、日頃は使用しない調理器具や食器類などを保管しているのですが、妻が年末年始に向けて必要なものの取り出しに行ったところ収納の中から異臭がすると言い出しました。

ネズミの糞尿の臭いがどのようなものなのかは知りませんでしたが、収納に入ってみると明らかに異様な臭いが漂っていました。この収納の壁面は屋根裏の点検口を兼ねて一部が取り外せるようになっていますので開けて天井裏を確認してみたところ、こちらの写真のようにグラスウールを覆っていたポリエチレンフィルムが破かれており、電線の周囲にもネズミの糞が散乱していました。

天井裏を照らしていた照明器具を先程の写真から右側に動かしてみたところ断熱材が無残な状態になっており、ここから何とも言えない臭いが漂ってきます。ネズミの糞も大量にありますし黄色いシミも出来ています。ここにネズミが入り込んで悪さをしているようです。

既に被害が広がり始めていることが分かりましたので、Amazonや近所のホームセンターでネズミを駆除するための薬剤などをいろいろ仕入れてみました。

今回の購入品は全てネズミを捕獲したり屋外に追い出すためのものばかりで、毒素の入った殺鼠剤は含んでいません。殺鼠剤を使えば被害の拡大は早く止めることが出来るかもしれませんが、広い天井裏のどこでネズミが死ぬかは分かりませんし、そこから腐敗臭が出る可能性もあるためです。

とりあえずネズミの糞が多く落ちていた場所を中心に昔からあるタイプのネズミ捕りや粘着シートタイプの捕獲器を設置して様子を見てみることにしました。

こちらの写真はネズミ捕りや粘着シートタイプの捕獲器を設置して数日が経過した時のものです。そのままでは生々しいためこの写真は加工してありますが、それなりに大きいネズミが粘着シートに貼り付いていました。

ネズミがこの一匹だけであればこれで問題解決なのですが、残念ながらこの日の夜も天井裏を走るネズミの足音が聞こえてきましたので、この他にもまだ仲間がいるようです。

捕獲器の設置についてはネズミの足音が聞こえなくなる日まで継続する予定ですが、断熱材がこのままではグラスウールに染み込んだネズミの糞尿の臭いが消えませんので、今日は朝から汚されてしまった断熱材の撤去と散乱した糞の掃除を行いました。

使い捨ての手袋とN95マスクを着用し、天井裏に入り込んでの撤去作業はかなりの重労働でした。散乱していたネズミの糞はハンディタイプの掃除機を使って吸い取ったものの、使った後の掃除機の清掃や消毒にも時間を要してしまいました。

ネズミの糞は細かい隙間にも入り込んでいるため完全には取り切れていませんが、とりあえず異臭を放っていた断熱材については無事に取り除くことができました。

今日の時点ではまだ天井裏に臭いが溜まっていますので数日後に改めて確認を行い、臭いが残っているようであれば必要に応じて消臭作業の実施も検討したいと思います。

残るは新しい断熱材の設置作業になります。交換用として既設品と同じものをネット通販で購入しようと思ったのですが、価格は7千円~1万円程度とそれほど高価ではないものの1セット14枚入りとなっており少量の販売はありませんでした。

必要なのは3枚だけで14枚は多過ぎますし、残った断熱材を保管する場所もありませんので、今回はリフォームでお世話になった工務店さんに相談をしてみたところ、余っていたものを分けて頂けることになりました。

既に自宅に届けて頂いているものの、ネズミが居なくなるまでは再び被害にあう可能性がありますので、設置作業についてはネズミの足音が聞こえなくなってからにしたいと思います。寒い冬こそ断熱材が必要な時期ではありますが、今年は我慢するしか無さそうです。