ようやく間取りを確定させました

作業・修理

昨日、リフォーム再開についてご報告しましたが、ここに来てようやく間取りを確定させましたので、改修前と改修後について簡単にご紹介しておきます。

まずこちらが改修前、現状の間取り図になります。昨日ご紹介した作業状況は、この図面上の④の和室とその隣にある③のダイニングキッチンになります。

昭和の時代にこの地域で建てられた住宅は、どこも概ねこのような間取りになっており、玄関を入った右手側には和室が4部屋、田の字に並んでいます。
敷地の向きや形状によっては左右が反対の場合もありますが、和室の配置とダイニングキッチンの位置関係は大体こんな感じになっています。そして玄関やダイニングキッチンの左隣りにある空きスペースにトイレやお風呂が配置されています。

以前は冠婚葬祭の全てを自宅で行っており、地域や神社関係の集まりごとの多くが自宅ということで、田の字に配置された和室の障子や襖などを取り外せば32畳の大広間へと変身します。
近年はそういう使い方をする機会はないものの、田舎のことですので数年に一度の法事はありますので、④の和室のみ洋室に変更し、他の和室はそのまま残すことにしました。

改修後の間取りがこの図になります。改修前の②の部分にトイレやお風呂がありましたので、これらは全てダイニングキッチンだった場所に移します。こうして空いたスペースと現状の①の部屋をつないでワンルームにする計画です。ここが新しいLDKになります。

改修前の①の部屋は応接室となっていますが、そういう目的で使っていたのはこの家を建てた当初だけです。
現在はこの部屋に鉄道模型のレイアウトやホームページの更新に使っているパソコンなどを置いており、現状では『たぬきおやじ』の趣味の部屋になっています。

この機会に全て廃棄という厳しい提案も家族からあったのですが、それは何とか回避して洋室化した③の部屋に移る予定です。不用品もかなり多くなっていると思われますので、新しい部屋が完成するまでに断捨離を済ませたいと思います。

改修後の④の部分は吹き抜けのホールと玄関になっています。階段の架け替え工事は先月末の時点で既に終わっていますので、現在は玄関を2WAY化する工事が進んでいます。

改修前の玄関とホールを合わせると10帖程あって無駄に広い感じです。改修後も面積は同じままですが、この機会に来客用と家族用に分割するための壁を追加することにしました。
残念ながら自転車が置けるほどの土間収納にはなりませんが、改修前に比べるとスペースの有効活用が出来るのではないかと思っています。

キッチンについてはある程度独立した形で、最近では当たり前のようになっているアイランド型や対面スタイルは採用しませんでした。一応、システムキッチンの右側に妻が使用する小さなワークスペースを設けました。

お風呂は一般的な1616サイズですので決して広くはありません。脱衣スペースは2.5帖程度の縦長となっています。改修前のトイレは小便器が独立した部屋になっていました。最近は小便器を別に設けている住宅は少ないかもしれませんが、来客時などはあった方が良いと思いますので改修後は一部屋にまとめて少し広めのスペースにしてみました。

最後は洗面台の場所です。脱衣スペースに洗濯機と並んで設置されている間取り図をよく見掛けますが、どう頑張ってみてもそれだけ広い場所は確保出来ませんでした。また誰かが入浴中は洗面台が使えない状態になってしまいますので、トイレやお風呂への通路の途中に設置しています。
その結果、洗面台の幅は750ミリしか確保出来ませんでしたが、お風呂上りやトイレの後など動線としてはなかなか良い位置になったのではないかと思っています。