アマチュア無線を始めたのはもう半世紀も前のことになりますが、運転免許を取得してからは車載用の無線機も購入し、車(モービル)で移動中にも交信を楽しむようになりました。
当時は父親もアマチュア無線を楽しんでいたこともあり、まだ携帯電話が普及していなかった昭和の時代でしたので、自宅との連絡手段としても活用していた記憶が残っています。

今月上旬にアマチュア無線局の免許状を再度取得したものの、もう車に無線機を取り付けるようなことは無いと思っていたのですが、数十年も前にアマチュア無線を通じて知り合った方と交信する機会があり、昔話で盛り上がっている中で車載用無線機の設置をお薦め頂きました。
その方も『たぬきおやじ』と同じ数十年振りの再開組ですが、通勤に利用している車や軽トラックにまで無線機を取り付けておられるそうです。
ということで、本格的に車載用無線機を購入する予定は無いのですが、とりあえずハンディトランシーバーを車内に持ち込んで使用することが出来るように簡単なアンテナを購入してみました。

新たに購入したのはダイヤモンドアンテナのMR-77Sという型番の製品で、車に磁石で固定出来るマグネット基台に同軸ケーブルやアンテナ本体がセットになったものになります。
今回は楽天市場に出店のショップから送料込み4,945円で購入しました。50円割引きのクーポンが使えましたので購入価格は4,895円です。

アンテナ本体にマグネット基台や同軸ケーブルまで付いて定価が6,600円という安価な製品になりますので、性能面はあまり期待出来ないと思いますが、ハンディトランシーバーを車に持ち込んだ時に一寸使いたいというニーズにはピッタリの商品ではないかと思います。
尚、マグネット基台と同軸ケーブルは一体ですのでケーブルの交換は出来ませんし、アンテナ本体もこの基台の専用品のため別のアンテナに交換することも出来ない仕様となっています。
購入時に注意が必要なのが同軸ケーブルに取り付けられたコネクタで、ノーマルのM型コネクタの製品はMR-77、BNCコネクタはMR-77Bで、SMAコネクタはMR-77Sになります。今回はハンディトランシーバーへの接続のためSMAコネクタの製品を選択しました。

アンテナの設置位置は少しでも高い方が良いためルーフ上がベストなのかも知れませんが、見た目の問題もありますし、同軸ケーブルを車内に引き込む場所も考える必要がありますので、この赤い丸印の付近、トランクの上に固定することにしました。
この位置であればリアガラスとトランクの隙間を使って同軸ケーブルが引き込めますし、アンテナを使用しない時はトランクルーム内に収納しておくことも可能です。

アンテナの設置位置は決まりましたので、後はトランクルームの中から運転席までどうやって同軸ケーブルを引き込むかを調査して行きたいと思います。
車にアンテナを取り付けるのは昭和の時代や平成初期の頃以来のことになります。当時の車はトランクから車内までケーブルを通すような場所は沢山あったように思いますが、最近の車は防音対策が徹底されていたりして、以前のように簡単では無さそうな感じです。
とりあえず何とかなるだろうという思いで先にアンテナを購入してしまいましたので、まずは調査のためにトランクルーム内の内装材を取り外す作業からスタートしました。

先ほどの写真のカバーを外すとこちらの工具入れが見えます。最近の車は付属品が減っていて牽引フックとドライバーが入っているだけです。三角停止板はオプションでしたので後から買ったものになります。
この工具入れは左右の赤い丸印のところにある樹脂製のネジを回してやると外れます。取り付ける時は上から押し付けるだけになっていて、自重だけですぐに固定されてしまいますので、手で持ち上げながら取り外す必要があります。

工具入れを外すとこんな感じです。以前の車であればここにスペアタイヤが入っていたかと思いますが、この車にはヒューズやリレーなどが入ったボックスの他、良く分からない電子部品のようなものがいくつか取り付けられていました。
その奥の膨らんでいる部分には下に水素タンクがありますので、車のサイズから考えるとトランク容量はかなり小さいと思います。
残念ながらこの段階ではまだ同軸ケーブルが通せそうなところが見当たりませんので、更に内装材の取り外し作業を進めます。

続いて外すのはトランクと室内の仕切り部分にあるカバーになります。上部の赤い丸印のところは樹脂製のネジで、下側の赤い丸印のところは樹脂製のピンで固定されています。ネジの方は回せば外れますし、ピンの方はいつも使っている内装剥がしを使って引き抜きました。

こちらが先ほどのカバーを取り外した状態になります。正面に見えているのは駆動用のバッテリーで、燃料電池で発生した電気が一時的にここに蓄えられて走行用のモーターを駆動します。
このバッテリーの周囲は金属製のカバーで覆われていて同軸ケーブルを通せそうな場所は見当たらなかったのですが、この写真の左上のあたりにゴム製のグロメットらしきものを発見しました。

見つかったグロメットがこちらの写真の赤い丸印のところになります。この後の写真を撮り忘れていますが、取り外して内部にファイバースコープカメラを入れて確認してみたところ、リアシートの背もたれ内部に使用されていると思われる黄色いウレタンフォームが見えましたので、ここから同軸ケーブルが通せそうだということが分かりました。
トランクルーム内を良く確認してみたところ、反対側の同じ位置にも同様のグロメットがありますので、車内側から改めて確認した上でどちらを使用するのか決めたいと思います。
この先の作業は車内側がメインになってきますし、かなり長文になってきましたので、この続きは改めてミライへのモービルアンテナの取り付け(作業編)としてご紹介することにします。


