言い訳のような話から入りますが、オーディオラックに音質面での効果を期待して購入した訳ではなく、アンプやCDプレーヤーの上部空間の活用が目的です。
レコードプレーヤーや真空管アンプの場合は振動による影響も大きく、オーディオラックによる制振効果も期待できると思うのですが、CDプレーヤーへの振動による影響を聴き分けるには相当に良い耳を持たないと難しいのではないかと思っています。
ネット上の情報でも評価は分かれており、何十万円もするようなオーディオラックを購入してみても気分的なものが大半なのではないでしょうか。
今回購入したのは、Sound Magicというブランド名でネットワークジャパンという会社が販売しているもので、HS03BSという製品になります。
棚板がつや消しの黒で、支柱部分がシルバーになっており、足元には真鍮削り出しのスパイクとスパイク受けも付いています。
標準価格は40,762円となっていますが、実売価格は25,000円から30,000円程度で、オーディオラックとしては安価な部類の製品ではないかと思います。
今回はCDプレーヤーと同様に、ネットオークションのヤフオク!で即決価格10,000円にて落札しました。
こちらの写真はオーディオラックを使用する前の状態になりますが、本来はこのようにアンプなどを重ねて設置するのは良くないそうです。
その理由は勿論、アンプの振動がCDプレーヤーに影響してしまうからです。
残念がら横に並べて設置するだけのスペースはありませんでしたので縦に積み重ねていましたが、一応、排熱だけは意識しており、発熱が多いアンプを上に置いています。
見た目や使い勝手の面ではアンプが下の方が良かったのですが、アンプを下に設置してしまうと上部にある放熱用スリットをCDプレーヤーで塞ぐことになってしまいますので、音質面への影響以上に大きな問題につながると思います。この点だけはオーディオマニアでなくても納得できる部分ではないでしょうか。
このオーディオラックは中古品になるのですが、目立つような大きな傷や錆などはなく比較的綺麗な状態ではあるものの、棚板の1枚に小さな傷が3箇所ほどあります。
入札の時点から分かっていたことであり、それを承知で入手したのですが、一応、設置する前に簡単な手直しを済ませておきたいと思います。
この写真は手直し後の状態になっています。深い傷ではありませんでしたのでプラモデル用の塗料を使って筆塗りしただけですが、良く見ないと分からない状態になったのではないかと思います。
最後の写真がオーディオラックの設置状況になります。棚と棚との間隔ですが、下段の方は228ミリあり、上段は少し狭く178ミリとなっていますので、一番下の棚にアンプを置いて、その上の棚にCDプレーヤーを設置してみました。
設置にあたっては、アンプなどの配線を一旦取り外した後に、オーディオラックを所定の位置に置き、アンプやCDプレーヤーを元に戻してから再度配線の接続と、かなり手間を要する作業になってしまいました。
これで一番上の棚の上やラックの下の空間も活用できるようになりましたので、音質面での効果の方は全く分かりませんが、当初の目的である空間活用という面では十分に効果があったのではないかと思います。