今日は、新しくなったリビングのテレビを壁掛けに変更しました。この部屋をリフォームした時点から次にテレビを購入したら壁掛けにしようと考えていましたので、壁の中は既に補強済みとなっています。
テレビを壁掛けにするための金具はいろいろな種類のものが販売されています。メーカー純正品になると数万円と高価なものの、汎用品の安価なものであればAmazonで3,000円以下で購入することが可能です。
構造的には大きく分けて3種類になります。
角度が上下に調節できるタイプ、もう一つが上下に加えて左右にも可動するアーム型、そして最もシンプルな角度固定型になります。今回はこの角度固定型にしました。
こちらの写真はテレビの裏側に金具を取り付けた状態になります。パソコンのディスプレイも同じですが、裏面に取り付け用の穴が開いており、VESA規格により寸法も決まっています。
このテレビの場合は300×300ミリです。
この状態でテレビ画面の上下の中心が金具のどの位置にくるのかを確認します。そしてその位置を基準にして壁側に取り付ける金具の高さと位置を決定します。
この写真は壁面に養生テープを貼って取り付け高さなどを確認している状況です。壁に金具を取り付けてしまうと簡単には高さが変えられませんので、テレビの裏側の金具と壁側に取り付ける金具を組み合わせた時の位置を十分に確認しながら高さを決めてやります。
高さをどの程度にするのか難しい判断が必要になるのですが、ネット上の情報では65インチの場合は115センチというのが推奨値でした。
この写真を見て頂くと分かるのですが、壁には電源コンセントとアンテナ線やHDMIケーブルなどを通すためのボックスが既に取り付けられており、これと金具が干渉してしまうため、これより下に取り付けることは出来ませんでした。
実は偶然にもこの高さが115センチです。もう少し横幅の小さい金具を購入していれば更に下げることも出来たのですが、今となってはもうどうにもなりませんので、このまま作業を続けました。
全てのネジを取り付ける前に水準器を使って水平を確認します。この金具は中央の上部に穴があるため、ここにネジを先に取り付けることで左右の傾きを楽に調整することが出来ます。
こちらの写真は壁側に金具の取り付けを終えた後の状態になります。壁に取り付けるためのネジは付属していませんので、壁の構造や材質に合わせて必要なものを別途購入する必要があります。
今回はM5×50ミリのトラスタッピングネジを7本使って固定することにしました。強度的には4本あれば十分だと思います。
使用した壁掛け金具は、ハヤミ工産のMH-851Bという型番の製品になります。国内メーカー製ということもあり購入価格は少々高く、Amazonで13,527円でした。
これで壁掛けにする準備は整いましたので、後はここにテレビの裏側の金具を引掛けて固定するだけです。
この大きさのテレビを一人で持ち上げることは容易ではないため、作業中に通りかかった娘に支援を要請して何とか無事に壁に掛けることが出来ました。テレビを二人で支えながら付いていた脚を取り外すのに苦労しましたので、三人での作業をお勧めします。
ご覧のようにテレビボードの上に置いていた時に比べるとかなり高くなりました。
ネットで見つけた推奨値にしてはみたものの、何となく高くなり過ぎてしまったというのが正直な感想です。テレビの裏側に取り付けた金具の位置を変更してやることで数センチだけは低くすることが出来ますが、慣れの問題もあると思いますし、もう一度このテレビを降ろして作業を行うのは面倒ですので、しばらくはこのまま様子を見ることにしたいと思います。
このテレビボードはリフォーム前の和室で使用していたものですので、畳の上に座って視るために高さが低めになっています。このボードの高さとのバランスの問題もあるかもしれませんので新しくする時にはテレビボードの高さについても十分に検討する必要がありそうです。