自宅をリフォームしたのは今から2年前、2020年のことになります。当時はやれる範囲のことは全てやったつもりでいたのですが、暮らし始めてみると気になる点が出てきました。
今回のリフォームの対象は寝室として使用することになった1階の和室にある縁側、この間取り図の赤い丸印の箇所になります。

この部屋は和室から洋室に変更した『たぬきおやじ』の趣味の部屋の隣にあり、間仕切りを襖から壁に変更した以外は砂壁からクロス張りへの変更や襖の張替え、エアコンの追加設置くらいで大きな間取り変更などは実施していませんでした。

先程の間取り図では広縁と記載されていますが、幅50センチ程度の狭い縁側があり、外側は掃き出しの窓、内側は和風の建具、障子になっています。
この縁側に実用性はなく和室らしく見せるための装飾的なもので、何か物を置いたりすると外からも良く見えるため、活用方法もなくこれまでは無駄なスペースでしかありませんでした。また古い掃き出し窓はペアガラスではないため断熱性が低いことや、寝室として利用するようになってからは暖房を使うため結露が酷く、朝になると縁側が水浸しという状況です。
今回のリフォームでは、この掃き出し窓をペアガラスの腰窓に変更し、窓の下にカウンターを設置することで縁側のスペースを収納として活用する計画です。
今週の火曜日から既に工事が始まっていますので、その状況はまた改めてご紹介したいと思いますが、コンセントを追加するための電気工事を自分で実施することにしましたので、先にそのご報告をしておきたいと思います。
工務店さんにリフォームをお願いしたのは昨年の秋頃で、見積書作成の時点ではコンセントの追加を想定していなかったため電気工事の費用は含まれていませんでした。
思い付いたのは先週の打ち合わせの時で、工事工程上も急な電気工事の追加は難しいため、自分でやっておくと言ってしまいました。

この写真の柱にマスキングテープが貼ってある位置にカンターが設置される予定で、そこから下は地袋、収納部分になります。カウンターから上の部分は幅の狭い壁になりますので、そこにコンセントを設置します。
この壁の向こう側が『たぬきおやじ』の趣味の部屋ですので、その部屋の壁面にあるコンセントから分岐をして電源を引き出すことにしました。
ドリルを使って柱のセンターから右側の壁に向かって穴を開け、そこから壁の中に電線を通す計画です。比較的簡単に穴は開いたものの、壁の中の構造は外から見えないため電線がなかなか上手く通ってくれませんでした。

最初からこの電線を通すのは難しいため、LANケーブルの工事などに使用している通線用ワイヤーを使ってこちらの写真のコンセントを目指すのですが、配管がある訳ではなく、穴の近くに通線用ワイヤーが降りてくるのは偶然でしかありません。
柱に開けた穴に通線用ワイヤーを入れたり抜いたりを何度も繰り返し、作業開始から2時間ほどが経過した時点でようやくこちらに先端が見えました。
ここまで来れば後は簡単です。通線用ワイヤーに電線を接続し、こちらのコンセント側に引き抜いてやれば作業終了です。
接続作業は和室側のクロス工事が終了してからにしたいと思いますが、やはりプロにお任せした方が良かったのかもしれません。