最近テレビなどで「有村架純の圏外ですが放送中!」というStarlink DirectのCMを良く見るようになりましたが、その映像中に登場するオンエアライト(ON AIR Light)が欲しくなりました。
数年前に100円ショップのセリアさんが発売したミニサイズのオンエアライトがアマチュア無線家の間で人気となり、無線室を演出するインテリアとして購入する人や送信中に自動で点灯するように改造する人も現れたようです。ちなみにこちらの商品名はミニチュアサインランプで名前の通りそのサイズは横幅が56ミリ、高さが24ミリと非常に小さなものだったようです。
楽天市場やAmazonなどでオンエアライトと入力して検索すると、数多くの商品がヒットするのですが、3,000円前後から10,000円を超える商品まであるようです。

今回はYahoo!フリマで同様に検索してみたところ、いくつかの商品がヒットし、その中で2,150円で販売されていた商品が目に留まりました。クレーンゲームで獲得出来るアミューズメント景品のようですが、クーポン利用で1,650円で購入可能と表示されていましたので、そのまま購入手続きに進んでしまいました。
商品説明欄にサイズの記載はなく、写真を確認しても文字が小さくて記載内容まで読み取ることが出来ませんでしたので、単3乾電池3本が縦に並んだパッケージの絵を見て横幅2~30センチくらいの商品だろうと勝手に思い込んでいたのですが、届いた商品が想像していたよりも大きくて驚いてしまいました。そのサイズは横幅が40センチ、高さが16センチとかなりの大きさです。
直流安定化電源の上にでも載せればインテリアとしても良いかと思っていたのですが、このサイズだとプリンターの上にも載らない大きさですので、壁への取り付けを考えたいと思います。

ということで、少々大き過ぎたオンエアライトですが、乾電池を使って点灯させるだけでは寂しいため、少し改造を加えて直流安定化電源で使用出来るようにした後、無線機を送信状態にした時に自動的に点灯する回路を追加してみることにしました。
このオンエアライトには単3乾電池を3本使用するようになっていますので、電源電圧は4.5ボルトになるのですが、直流安定化電源の出力電圧13.8ボルトでは高過ぎて使えないため、電圧を下げる回路が必要になります。

出力電圧4.5ボルトの3端子レギュレーターを見たことがありませんし、3.3ボルトや5ボルトの製品で代用することになるのかと思いますが、以前に鉄道模型用のパワーパックをPWM制御に改造した時にAmazonで購入したPWM制御モジュールが余っていることを思い出しました。照明器具のためPWM制御は必要無いのですが、出力側に抵抗や電解コンデンサを追加してパルス波形を平滑化してやれば4.5ボルトの電源として使用可能だと思われます。
この写真はオンエアライトの裏蓋を開けたところです。中央にあるのが電池ボックスで、その上下に貼られたLEDテープライトを点灯させるようになっています。内部にはこれ以外に電源スイッチがあるだけで他には何も無いため電源回路などを取り付けるスペースは十分にある感じです。

続いては無線機を送信状態にした時に自動で点灯させる回路の追加になります。最初にご紹介したセリアさんのオンエアライトでは、送信する電波を検出して点灯させる回路などを採用されているようですが、現在使用中のアイコムのIC-9700には、アクセサリーソケットに送信中の信号を出力する回路がありますので、これを活用することにしたいと思います。(取扱説明書より)

とりあえず作成してみたのがこちらの回路図です。当初はトランジスタを使ったスイッチング回路を考えていたのですが、回路構成にはそれなりにパーツも必要ですし、手持ちの材料だけでは作れそうにありませんので、単純に市販されているリレーを使って動作させることにしました。
送信状態を認識させるリレー回路はこれで良いとしても、オンエアライトを点灯させるためだけにこの電源回路は大げさ過ぎる感じがしないでもありません。

こちらの写真が先ほどの回路を構成するために集めたリード線類やコネクタ、リレーや抵抗、ダイオードになります。左上にあるのがリレーで、動作電圧は12ボルトです。Amazonで10個949円で販売されていた安価な製品ですが、他に使う予定も無いため2個439円で購入しました。
リレーの横にあるのが無線機に接続するための8ピンDINプラグです。Amazonや楽天市場などでも購入することが出来たのですが、送料を含めると高くなりますので、今回はYahoo!オークションにて即決価格で落札しました。2個で398円+送料180円です。

ということで、必要な材料を集めるところまで進めてみたものの、日常的に点灯させる必要があるものでもありませんし、オンエアライトに内蔵のLEDを点灯させるためにPWM制御モジュールまで加えて回路を構成する必要は無いのではないかという思いが強まり、こちらの回路図のように電源は本体に内蔵の電池ボックスをそのまま使用することにしました。追加するのは無線機の送信状態を認識させるためのリレー回路のみです。
尚、リレーのコイルに接続しているダイオードは逆起電力吸収用で、無線機の取扱説明書でも誤動作や故障を防ぐためにスイッチングダイオードの取り付けが推奨されていましたので、今回は汎用品のIN4148という型番のダイオードを使ってみました。

これで回路構成が決まりましたので、無線機とオンエアライトを接続するためのケーブルを準備します。最初に用意していた赤と黒の電源ケーブルや黄と緑のケーブルでは目立ち過ぎる感じがしましたので、今回は使わない白色のUSBケーブルを分解して流用することにしました。
尚、使用するのはデータ転送に対応していない2芯ケーブルの製品です。充電専用といった商品名で販売されているものですが、不用品が数多く余っていますのでそれを活用します。
コネクタの根元部分で切断しても良かったのですが、その分だけ短くなってしまいますので、今回はコネクタ部分を解体(破壊?)してケーブルを取り外しました。(写真右側)

こちらの写真の左側が先ほどのケーブルに8ピンDINプラグを取り付けた状態です。右側のリレーにはスイッチングダイオードをハンダ付けした後、接点部分にリード線を取り付けました。

先ほどご紹介した回路図では乾電池のプラス端子側にリレーの接点を追加しているのですが、オンエアライトの内部配線を確認したところマイナス端子側の方が配線作業が楽そうでしたので、電池ボックスのマイナス側の配線を外してリレーの接点を割り込ませました。
尚、リレーについては非常に小型で軽量なため裏蓋に両面テープで貼り付けてあるだけです。無線機へのケーブルについては、オンエアライトの底面にドリルで穴を開けて引き出しました。

こちらがオンエアライトを点灯させてみた状況になります。写真の上側が送信時(点灯)、下側が受信時(消灯)になります。無線機との連動も上手く動作してくれました。
内部の造りは配線がセロテープで固定してあるなど大陸製という感じではありますが、外観はそれなりにシッカリしていて見た目にも悪く無い印象です。

残念ながら当初想定していたサイズに比べてかなり大きかったため、直流安定化電源の上に載せてといった使い方は出来ませんので、壁面に石膏ボード用のピンを打ち付けて固定しました。
ケーブルも白色のものを使いましたのであまり目立たなくて良かったと思います。送信中のライト点灯についても雰囲気としてはなかなか良い感じなのですが、それなりの明るさがあって交信中に常に点いたり消えたりしていると気になってしまう面もありますので、時々スイッチを入れてみる程度の使い方にしておきたいと思っています。
このオンエアライトについては、どうしても必要なものではありませんし、ライトの点灯によって何かが改善された訳でも無いのですが、とりあえずこれで2~3日は工作を楽しむことが出来ましたので、また何か思いつくことがあればやってみたいと思っています。


