穴が開いた洗濯機内部排水ホースの交換作業

作業・修理

この夏の猛暑が過ぎてから家電品などの故障が多くなっていて、先日のドアホン子機の修理に続いて今回は洗濯機の修理ネタになります。それ以外にも数年前に冷却ファンの取り換え作業を行ったシャープ製HDD/BDレコーダーの内蔵HDDが故障して起動出来なくなりましたし、2階で使用していた無線LANの子機も親機との通信が出来なくなって交換作業を行っています。

今年は本当に暑い日が多かったため室内も高温の状態が続いたことで家電製品などにも悪い影響を与えて寿命を縮めてしまったのかもしれません。今回の洗濯機の修理については特に暑さとは関係がないのですが、数日前のこと妻から洗濯機の防水パンの中に水が漏れ出しているようなので都合の良い時に見て欲しいという依頼がありました。

我が家では1階と2階にそれぞれ洗濯機を設置していて、今回の不具合は2階に置いている洗濯機で発生したものになります。

この話を最初に聞いた時は防水パンの排水管が詰まってしまってパンの中に水が溢れているのかと思い、洗濯機を移動させた後、防水パンの中や排水管の内部の清掃作業を行ってみました。

あまりに汚過ぎて写真をお見せ出来るような状況ではありませんが、とりあえずヘドロ状になって溜まっていた相当量の埃やゴミを取り除き綺麗な状態になりましたので、洗濯機を元の位置に戻して試運転を行い、排水状況を確認してみました。

防水パンの詰まりだと思い込んで作業を始めたため確認不足だったのですが、本来は洗濯機の排水ホースを通って流れるはずの排水が洗濯機の底面辺りから防水パンの中に直接流れ出しているのが確認出来ました。防水パンと洗濯機との隙間からでは良く見えませんが、どうやら洗濯機内の排水ホースに穴が開いてしまっているようです。

この洗濯機を購入したのは2017年春ですので既に8年以上が経過しており、排水ホースも劣化しているのかとは思いますが、どうやら風化によりひび割れが発生したのではなく、洗濯機内のパーツに接触していた箇所が脱水時の振動等によってすり減ってしまったようです。

大きな防水パンであれば排水ホースを洗濯機の側面や背面に引き出せるのですが、ここはサイズ的に余裕が無いため洗濯機の底面と防水パンとの隙間で接続しており、洗濯機内のパーツに接触する箇所が出来てしまったようです。

ドラム式の洗濯機に比べれば軽いものの、やはりそれなりの重量があるため防水パンの上から移動させるだけでもかなり大変です。防水パンの清掃作業時に気付いていればその時に合わせて確認が出来たのですが、とりあえず向きだけ変えて背面のカバーを外して内部を見てみました。

洗濯機の向きが変わったため、内部の排水ホースがどこと接触していたのかまでは良く分からないものの、赤い丸印の辺りに穴が開いているのが確認出来ました。漏れ出して当然の状況です。

長期に亘って漏れていたものですので交換用パーツの準備が出来るまではそのままの状態でも良かったのですが、背面のカバーまで取り外しましたので、とりあえず穴が開いた部分に止水テープとビニルテープを巻いて応急処置を行いました。

交換用として調達したパーツがこちらの写真です。洗濯機の型番はパナソニックのNA-FA90H3になりますので、調べたところ使用するパーツの品名はサービスホースAで、品番はAXW2DC7WF0になるそうです。

今回はAmazonで検索してみても見つかりませんでしたので、楽天市場に出店の「でん吉」というショップから購入しました。販売価格は1,210円、送料が500円です。以前は業者の方やメーカーに修理を依頼するしか方法がありませんでしたが、個人でもパーツが調達出来るようになって本当に便利な時代です。

こちらの写真が交換作業に伴って取り外した古い排水ホースになります。穴の状況から判断すると数日から数週間のレベルで開いた穴ではなく、半年以上前から水漏れが発生していたものと思われるかなり大きな穴で、単にこれまで水漏れに気付いていなかっただけのようです。

洗濯槽の下部はかなり狭いため交換作業も少々面倒ではありますが、古い排水ホースを取り外した後、新しいパーツを取り付けました。交換した排水ホースがどこかに接触していると脱水時の振動などによってまた穴が開いてしまいますので、取り付け後は向きなどを調節して出来るだけ周辺のパーツなどに接触しないように注意を払いました。

現状と同じ洗濯容量が9キロの製品の場合、縦型洗濯機でも価格は10万円を超えてくるため、買い替えとなるとそれなりの出費を覚悟する必要がありますが、とりあえずこれでまだ数年は大丈夫だと思いますので、完全に動かなくなるまでは何とか頑張ってもらいたいと思います。