階段にもセンサ付ナイトライトを設置しました

作業・修理

洗面室を兼ねた廊下にセンサ付のナイトライト(足元灯)を設置したのは今から4年ほど前、自宅のリフォームを終えてから1年後のことになります。

夜間に廊下を通る度に都度スイッチで照明を点灯、消灯するのが面倒に思えるようになり思い付きのような感じで設置したセンサ付のナイトライトですが、センサに反応して自動で足元を照らしてくれるのはなかなか便利なものです。僅かな明かりですが夜間の通行には十分です。

こちらの写真は階段に設置してある照明器具になります。この玄関ホールは吹き抜けになっていて天井にも照明器具があるのですが、日常的に使用することはなく壁面に設置したブラケットライトを使うようにしています。

写真の赤い丸印のところにブラケットライトのスイッチがあって、1階で点灯したら2階に上がったところにあるスイッチで消灯という使い方になります。

階段を上がった先には各部屋につながる廊下があり、先ほどのブラケットライトはこの赤い丸印のところにあるスイッチでも操作出来ますが、廊下にあるダウンライトも階段と同時に点灯するようにしてあるため、4路スイッチにすることで各部屋の中にあるスイッチで消灯が出来ます。

階段と廊下を個別に操作するようにスイッチを別けることも出来たのですが、2階に上がったところで階段を消灯して廊下を点灯、部屋の中に入ってまた廊下を消灯という操作の煩わしさを無くすためにこの配線方法を採用しています。

この写真の左手側に曲がったところには2階の洗面室やトイレがあり、1階からそちらに向かう場合は廊下の照明までは不要なのですが、当たり前のように廊下も同時に点灯してしまいます。

自宅をリフォームする以前からこの配線なのですが、孫達が寝た後に廊下の照明を点灯すると目を覚ましてしまうことがあるとのことで、その対策として数年前からは階段の途中に充電式のセンサライトを置くようになりました。

この写真の赤い丸印のところに置いてあるのがセンサライトで、Amazonで購入した1,000円程度の安価な製品ですが、人感センサで自動点灯しますし、周囲が明るい時は点灯しないようになっています。電池容量もそれなりにあって充電も2~3ヶ月に1回くらいだったと思います。

このセンサライトは2個入りで2,199円でしたので、もう1個は階段を上がったところ、写真の赤い丸印のところに置いています。

使い勝手が悪いという訳でもなく、充電の煩わしさも気になるレベルではないものの、床面に置いてあるだけですので、特にこの場所のセンサライトは孫達に蹴飛ばされるなどして別の場所に移動したり向きが変わってしまうという事象が度々発生していました。

ということで、この状態で数年間は使用しきたのですが、写真の青い丸印のところにコンセントがありますので、廊下の時と同じセンサ付ナイトライトをここに設置することで充電式センサライトの使用を止めることにしました。

使用するのはパナソニック製の埋込熱線センサ付ナイトライトという商品で品番はWTF4065Wにになります。今回は楽天市場に出店のショップで4,004円で購入しました。

東芝ライテック製のNDG9614という品番の製品だともう少し安価なのですが、既存のコンセントはパナソニック製でプレートの穴のサイズが合わないとのことですし、ここだけメーカーが異なると見た目も良くないかと思いますので、以前と同じパナソニック製にしています。

以前にも書いた通り設置作業には電気工事士の資格が必要ですが、作業自体はとても簡単で既設のコンセントと交換するだけです。あっという間に作業が終了しました。

尚、1階にあるスイッチやコンセントのプレートにはコスモシリーズワイド21のラウンドタイプが使用されていて色はホワイトですが、2階は全てこちらの写真のようにワイド21の新金属プレートと呼ばれるアルミ製のものが使われています。今でも販売されている商品ですが何となく懐かしい感じがしないでもありません。

廊下の照明を消したため暗い感じの写真になってしまいましたが、コンセント部分にACアダプターを差し込んでみた状態がこちらになります。

この写真に写っている掃除機の隣にもう1台置いてあり、この大きなACアダプターはその掃除機のものになります。コンセントだけだった時は気にならなかったものの、ACアダプターがLEDライトの部分に一部重なっており、照射範囲が狭くなっている感じです。

また、これまでは2台分のACアダプターが使えたのですが、コンセントが1口に減ったことでどちらか1台しか使えない状況になりました。そこで、その対応として近くにある洗面室入口のドア横に新たなコンセントを追加設置することにしました。

この写真は洗面室の照明用スイッチになります。以前は上半分がスイッチで下半分はコンセントになっていたのですが、この高さにコンセントがあっても使い辛いのと、ここにコンセントがあるのは見た目にも不自然な感じでしたので、コンセントを撤去してスイッチのみに変更しています。

通常のスイッチであればここからコンセント用の電源を分岐することは出来ないのですが、ここはコンセントがあった時の配線が内部に残してありますので、その配線を床面近くまで延長してやることでコンセントが簡単に設置出来そうです。

いつも活用しているファイバースコープカメラを使って壁の中を確認した結果、ケーブルを通すのに支障となるものは無さそうでしたので、今回もマスキングテープを貼ってコンセントの設置位置を確定させました。

尚、下地センサーを使って確認した結果、設置位置の上部(右側のマスキングテープの位置)には壁の内部に横桟が入っているようですので、ここだけは切断してやる必要がありそうです。

石膏ボードに比べると横桟部分の切断には少々手間を要しましたが、後付けはさみボックスを取り付けるための穴を開けることが出来ましたし、ケーブルもスイッチボックスから簡単に通すことが出来ました。

これで無事にコンセントの増設工事も終了しましたので、2台ある掃除機のうち1台をこちらの場所に移動させてやりました。

近年では電源コードが付いた掃除機を使用する機会がほとんどありませんので、廊下の途中に設置してあるようなコンセントは使用頻度が下がっているものの、逆に充電が必要な機器は年々増えてきていますので、空きスペースにあるコンセントは何かと便利ではないでしょうか。

続いては階段の途中に置いてあるこちらのセンサライトです。階段を上がったところに置いていたもののように蹴飛ばされることはほとんどありませんし、ここは既設のコンセントも無いため埋込熱線センサ付ナイトライトを設置しようと思うと電源の確保から必要で悩ましいところです。

これまでどおり充電式のセンサライトを使い続けても良かったのですが、途中で止められないのが『たぬきおやじ』の性格ですので、どうすれば電源を確保出来るのか検討してみました。

ここに設置する場合、青い丸印か赤い丸印の位置になると思いますが、青い方の壁は以前に階段下の収納に照明器具を取り付けた時に壁の内部の構造が複雑で配線作業に苦労しましたので、今回はこちら側への設置は避けることにしました。残るは赤い丸印の方の壁だけとなります。

先ほどの赤い丸印の方の壁の反対側はLDKのダイニングスペースになっており、この写真のように壁面には照明用スイッチがありますし、その下側にコンセントもありますので、これらを活用すれば何とかなりそうな感じです。

ここの壁もリーフォムの時に階段側の石膏ボードが二重に貼ってありますが、電源ケーブルを通せるだけの穴さえ開けられれば問題は無いと思います。念の為に壁の中の構造をファイバースコープカメラで確認してみましたが、特に支障になるものは無さそうです。ただし、ここのコンセントは送り端子が既に使用済のため、電源を分岐する場合はセンサ付ナイトライト側で行うか、別ルートからの引き込みを検討する必要がありそうです。

では、電源ケーブルの配線は何とかなるだろうという前提で壁に穴を開け、これまでに何度も使用している後付けはさみボックスを取り付けます。やることはこれまでと同じですので、マスキングテープを貼って位置を決めたら引廻し鋸を使って壁を切断します。やはり内部は石膏ボードが二重になっていてクロスが貼られたままの古い壁が穴の中に見えました。

想定外だったのはその壁までの距離が短かったことです。内側の古い壁に電源ケーブルを通すための穴さえ開けてやれば良いと考えていたのですが、ボックスを埋め込むだけの奥行きがありませんので、奥の壁にも同じサイズの穴を開けてやる必要があります。

こちらの写真が内側にある古い壁にもボックスと同じサイズの穴を開けた状況です。さすがに内側の壁の内部にある横桟までは下地センサーで見つけることが出来なかったため、穴の上部1/3程度が横桟の位置と重なってしまいましたが、何とか引廻し鋸で切断することが出来ました。

ラッキーだったのは、電源を確保するために使用する予定だったダイニング側にあるコンセントの電源ケーブルが開けた穴のすぐ奥に見えていたことです。残念ながら余長がそれほどないためこのケーブルをそのまま使ってセンサ付ナイトライトを割り込ませることは出来ませんが、コンセントまでのケーブルを追加してやるだけで作業は比較的簡単に済みそうです。

では、ダイニング側にあるコンセントに接続されているケーブルを一旦切り離して、ここにセンサ付ナイトライトとコンセントとの間に追加するケーブルを繋いで階段側に引き込んでやります。

その準備作業をしている時に気付いたことがあり、ここに使用されているケーブルは2.0ミリ✕2芯ですが、使う予定だったケーブルは1.6ミリ✕2芯だったということです。ダイニングスペースにはコンセントが4箇所あってその内1箇所はホットプレートなどを使うために別回路にしてあるのですが、それ以外はこの写真のコンセントから次のコンセントへと渡りケーブルで接続されていましたので、3箇所分のコンセントとなると1.6ミリのケーブルでは容量的に細過ぎてしまいます。

ケーブルが3本接続出来る差込型電線コネクタを使って分岐させることも考えたのですが、先ほども書いたとおりケーブルにはあまり余長が無いため、途中に分岐箇所を設けることも難しそうでしたので、素直に追加用として2.0ミリ✕2芯のケーブルを購入することになりました。

規模の大きなホームセンターであれば短いケーブルでも計り売りで購入が可能ですが、近隣の店舗には5メートルや10メートルといった一定の長さの商品しか無かったため、結局は楽天市場に出店のショップで2メートル分だけ購入することになり、調達に少々時間を要してしまいました。

新たに購入したケーブルをダイニング側のコンセントに接続されていたケーブルに繋いだら、階段側に開けた穴から引っ張り出してやります。繋いだ箇所が途中で外れたりすると作業がかなり面倒になりますので、テープを巻いてシッカリと接続しました。

こちらの写真のように無事にケーブル同士を繋いだ箇所が階段側に出てきましたので、後はここにセンサ付ナイトライトを接続して取り付けるだけです。

階段を上がったところに比べると少々手間を要しましたが、こちらの写真のように無事にセンサ付ナイトライトを取り付けることが出来ました。この後は新たに追加したケーブルをダイニング側のコンセントに接続して元の状態に戻してやれば全ての作業が終了です。

今回は必要な全ての資材が揃ってから作業を始めた訳ではなく、その都度必要になったものを調達しながら少しずつ進めて来ましたので、ゴールデンウィーク前に着手してから本日まで、かなりの期間を要してしまいましたが、何とか無事に最終日を迎えることが出来ました。

リフォームの時はやりたいことをいろいろと詰め込んでこれで完璧だと思っていても、いざ生活を始めてみると環境の変化もありますし、事前には気付かなかったことがどうしても出て来てしまいますので、これからも気になったところに手を加えならが改善して行きたいと思います。