皆さんは玄関サッシのレール部分に溜まった土や砂の掃除に困ったことはありませんか。玄関から出入りする時は靴底がこのレール部分に触れないように注意してはいるのですが、いつの間にやら小さな砂や土などがレールの溝部分に入り込んでしまいます。
玄関ドア(開き戸)であればこんな問題も無いのでしょうが、引き戸の場合はどうしてもレールが必要になりますので、避けられない状況となっています。

数年前に自宅をリフォームした時にこの玄関サッシは新しいものに取り替えをしたのですが、その時に出入口の段差を少しでも減らすためにサッシの下にあった敷石を撤去しており、そのためこれまでの敷居を跨ぐスタイルからそののまレールの上を歩いて通る状況に変わりました。
その結果、靴の裏に付いた土や砂がサッシのレール部分に溜まるようになり、箒(ほうき)などを使って掃き出そうとしても簡単には綺麗になってくれません。その対応として新たに購入したのがマキタのブロアです。レールの溝部分に溜まっている土や砂に向かって空気を吹き付けてやることで吹き飛ばそうという作戦です。
ブロアでひと吹きすれば溝の中の砂や土は一気にレールの外に出てくれますので、箒などを使って掃き出すよりも随分楽になったと思っていたのですが、吹き付ける向きには少々コツが必要で必ず玄関の外側に吹き飛ぶとは限らないのが難点でした。

また、風量が強過ぎると砂埃が舞い上がってしまい、レール部分は綺麗になっても吹き飛ばされた砂埃が玄関ホールの床面にまで入り込んでしまうことがありましたので、何か別の良い方法を考えようということになりました。
新たに導入することになった秘密兵器はこちらの写真のハンディクリーナーです。吹き飛ばすのがダメなら吸い込もうということですので、秘密兵器と呼べるほどのものではないのですが、妻からAmazonで販売されている小さな掃除機を買ってみたらどうだろうという提案があり、いろいろと探してみた結果、こちらのドライヤー型ハンディクリーナーを見つけました。
何と読むのかは分かりませんが、Mitea Labというブランド名で販売されているMyStick Airという商品で、取扱説明書を見ると、型番はJK-2300で、販売元は(株)ムサシバワークス、製造は中国と記載されていました。

こちらが箱から取り出したハンディクリーナー本体と付属品です。吸い込み口に取り付けるワイドノズルやすき間ノズル、エアダスターとして使用する場合のノズルやそれぞれの先端ブラシ、充電用のUSBケーブルに交換用のHEPAフィルターも付いていました。
内蔵のバッテリーは7.4ボルト、1,800mAhのリチウムイオン電池が2本とのことで、USBケーブルの接続端子はType-Cが採用されています。
Amazonでの購入価格は2,980円とかなり安価な製品ですので、一応、日本ブランドという記載はありますが、耐久性に関しては使ってみないと分からないという感じです。

こちらの写真がハンディクリーナーとして使用する場合で、透明のダストボックスの先端にワイドノズルやすき間ノズルを差し込んで使用します。
先ほどの写真のマウスの大きさと比べて頂くと分かり易いと思いますが、サイズとしては一般的なドライヤーよりも小さいくらいですので、重量も370グラムとかなり軽量ですし、吸引力についてもまずまずではないでしょうか。

こちらがエアダスターとして使用する場合になります。最初は取扱説明書の説明文を読んでもどうしたら吸い込みから吹き出しに変わるのかが分からなかったのですが、『たぬきおやじ』の理解力が不足していただけで、吸い込み口の反対側(背面)にエアノズルを差し込むだけでした。
先端ブラシも取り付けてパソコンのキーボードを掃除してみましたが、中に入り込んでいたホコリも出てきましたので、家電製品の内部の清掃などにも使えそうな感じです。
Amazonのカスタマーレビューを見ていると、車用掃除機として紹介されていることもありパワー不足や吸引力が弱いといった評価がいくつかありました。また、それ以外にも電源が入らなくなった、すぐに壊れた、充電が出来なくなったといった評価もありましたので、耐久性に関してはあまり期待しない方が良いのかもしれません。

ということで、早速ではありますが玄関サッシのレール掃除に使ってみました。確かに大きめの石になると吸引力が不足なのかもしれませんが、レールの溝に溜まっていた砂や土くらいには十分なパワーで、今回の使用目的にはピッタリの製品ではないかと思います。ちなみにバッテリーの充電時間は3.5時間で、連続稼働時間が20分間とのことですので、車用掃除機としては容量不足ということかもしれませんが、レール掃除のような短時間で済む作業では全く問題ないでしょう。
これまでから室内で使用している掃除機を使うことは勿論可能ではあるのですが、使用後に室内で再度使う場合には清掃も必要になってきますし、こういう安価なハンディクリーナーを玄関専用で使用するのは良い選択だったのではないでしょうか。
製造が中国ということで内部配線の不良による動作不具合なども十分想定されますが、とりあえず内蔵バッテリーが発火しないことを祈りながら活用して行きたいと思います。尚、充電が完了しない、全く出来ないといった評価もいくつか見掛けましたが、使用する充電器によって充電ランプが点灯しないことが確かにありましたので、上手く充電が出来ないという場合は、充電器を変更してみるのも良いかもしれません。