我が家には2台の洗濯機があり、その内の1台は1階の脱衣室内に、もう1台は2階のトイレや洗面台がある場所に設置してあります。
こちらの写真は脱衣室内になります。ここの洗濯機の上部には短いランドリーパイプが取り付けてあるのですが、洗濯物を干すことが目的ではなく、洗濯が終わった衣類をハンガーに掛けて、屋外に持ち出すまでの間ここに仮置き出来るように設置したものです。
今回の作業の目的はこれとは違うのですが、2階の洗濯機がある部屋にも雨の日に洗濯物が干せるように、これと同様のランドリーパイプを付けて欲しいという要望が妻や娘からありました。
ここが今回の作業場所になります。先日ご紹介した2階のトイレがある部屋で、この写真の反対側にトイレの出入口があります。
今回の要望はこの赤いラインのあたりにランドリーパイプが欲しいというものです。写真の右側にあるのはここへの出入口ですので、あまり手前側に設置すると出入りに支障がありますし、壁側に近過ぎてもハンガーが掛けられませんので、下地の場所を確認して位置を確定します。
これまではコンセントの増設作業の時なども壁をハンマーで叩きながら下地がある場所を確認していたのですが、ここの壁は叩いてみても位置が良く分かりませんでしたので、こちらの写真の下地センサーを新たに購入してみました。
シンワ測定の下地センサーで品番は79151です。最もシンプルなHomeという製品でAmazonでの購入価格は1,520円です。電線探知機能があるHome+や探知物の検出深度が深いBasicという製品もあったのですが、DIYには安価なこちらの製品で十分だと思います。
使い方はとても簡単で左側面にあるボタンを押しながら壁の表面を左右に動かすだけです。下地がある箇所ではブザーが鳴って矢印の部分が光ります。
『たぬきおやじ』の指先が写ってしまうためモザイク処理でもしようかと思ったのですが、個人が特定出来る訳ではありませんので、このままでご容赦を頂きたいと思います。
残念ながら自信を持ってここだと言える箇所は特定出来なかったのですが、何度か探査を行い下地がありそうな箇所にマスキングテープを貼って位置を決めました。
壁面にランドリーパイプが取り付けられそうだということが分かりましたので、RELIANCE(リラインス)のランドリーパイプセット(クロムメッキ仕様)を購入しました。
最も長い1.8メートルのもので、モノタロウで3,500円+送料350円にて購入です。9日以内出荷の商品でしたので到着までにしばらく期間を要したものの、数日前にようやく届きました。
この商品は直径19ミリのステンレスパイプとブラケットのセット品になっています。樹脂製のブラケットの商品はもう少し安かったのですが、今回はクロムメッキ仕様を選択しました。
ブラケットを固定するための木ネジやパイプの両端に付ける樹脂製のキャップも付属しています。
下地センサーによる探査で取り付け位置は決まっていますので、後はその位置にブラケットをネジで固定するだけです。
ネジを締め込んで行くと石膏ボードから木材に変わる感触がありましたので、位置については問題が無かったようです。反対側の壁も同様の作業を行いました。
続いてはステンレスパイプを壁間の長さに合わせてカットします。メジャーで測ってからディスクグラインダーを使って切断したのですが、両端に取り付けるキャップの厚みを考慮していませんでしたので、実際にブラケットにはめ込んでから改めて長さを調整しました。
後は切断した箇所をヤスリなどで整えてキャップを取り付ければパイプ側の作業も終了です。太さが19ミリということで、もう少し太い方が良いようにも思いますが、大量の洗濯物を干すこともありませんので、これで十分なのかもしれません。
壁に取り付けたブラケットにランドリーパイプをはめ込んだら全作業終了です。パイプのカットとブラケットの位置決めに少々時間を要しましたが、1時間30分程度で終わったと思います。
こちらが作業終了後の状況になります。最初にご紹介した写真とほぼ同じようなイメージで設置が出来たのではないかと思います。
今回は使用するハンガーの横幅を測って壁からの距離を34センチにしたのですが、下地のある位置と上手く重なって良かったと思いますし、妻や娘からも合格の判定を受けましたので、今回の要望への対応はこれにて終了とします。後は洗濯物を干した時に落ちないことを祈るだけです。