先日、2階のトイレの改修工事についてご紹介しましたが、昨日、残っていた引き戸の交換作業も無事に終了しましたので簡単にご紹介します。
こちらの写真は以前にもご紹介した既存の引き戸になります。この距離からだとあまり目立たないのですが、表面の木目シートに劣化や汚れがあり、白く変色したようになった箇所は木目の模様が剥げて無くなっている感じです。他にも戸車の劣化や鍵の不具合などがありましたのでリフォームに合わせて交換することにしたものです。
古い製品のため同じ仕様のものは調達出来ませんので、今回は同じサイズのフラッシュドアを建具屋さんに製作してもらうことになりました。既設の引き戸に合わせて枠の部分と同じような木目の色にすることも出来たのですが、家族からは色が違っても良いのでもっと明るい感じのものにして欲しいという要望があり、選んだ木目の色がこちらになります。
同じような色にした方が良かったかもしれませんが、見慣れてしまえば気になるものでもないかと思いますし、このトイレを来客が使用する機会も無いため家族が納得していれば問題なしです。
尚、引き戸の表面は以前のものと違って凹凸のないフラットなデザインにしてもらいました。上部にある窓はもっと縦方向を短くしてスリット状にして欲しいとお願いしていたのですが、製作工程の都合上これ以上は細くすることが出来ないとのことでした。
こちらはトイレの前にある洗面台になります。家族からのもっと明るい感じのものという要望に対しては白い色の引き戸も検討してみたのですが、かなり違和感がある印象でしたので、この洗面台の引き出しの色に合わせることになりました。
引き戸を枠ごと交換していれば色の違いに悩むこともないのですが、すべて交換となるとこの洗面台の横にある壁を含めて工事が必要になりますので、今回は作業性やコスト面を優先してこの方法を選択しています。リフォームというのは難しいものです。
この写真は枠側に取り付けられた引き戸のラッチ受け(鍵受け)になります。今回のリフォームで気になっていたのがこのラッチ受けが上手く交換出来るのかという問題です。
引き戸が新しくなると当然のことながら鍵も交換になりますので、構造の違いからこのラッチ受けも新しい仕様のものに取り替えなければなりません。見た目を気にしなければ既設のラッチ受けを外して新しいものを付けるだけなのですが、この形の穴が枠に開いていますのでラッチ受けが既設よりも小さい場合は周囲に隙間が生じてしまいます。
ということで、気になっていた見た目の問題が生じないように、引き戸の鍵付き取っ手を選ぶ際にラッチ受けのサイズを優先して確認してもらうことにしました。同様の製品はいろいろなメーカーから発売されていますが、このラッチ受けのサイズが小さいものもあるとのことでしたので、今回は上手く収まってくれて良かったと思います。
これで2階のトイレの改修作業はすべて終了となりました。引き戸も見た目は勿論のこと、開閉もスムーズになりましたし、掛かりづらかった鍵も改善されて快適になりました。
作業終了に合わせて工事代金の請求書を受け取りましたので、その日のうちに振込処理も済ませてきました。これで気持ち良く年末年始が迎えられそうです。