今年の春にリフォーム第三弾として縁側の掃き出し窓やリビングの出窓を交換したばかりではあるのですが、その時点では予定になかった第四弾を実施することになってしまいました。
今回は2階にあるトイレの改修になります。この自宅を建て替えたのは40年近く前の1985年(昭和60年)のことになります。
その当時はまだ独身でしたので、とりあえず1階部分の施工を優先し、2階の間仕切りや内装工事は家族構成などが定まってから改めて施工することにしていました。
結局、建て替えを終えた3年後には結婚したものの、その後すぐに転勤により自宅を離れることになってしまい、2階の間仕切りや内装工事を実施したのは18年後の2004年のことになります。
ここに新たにトイレを設置したのもその時点ですが、以前のリフォーム時に2階の便器よりも少し新しかった1階の便器をここへ移設して使用していましたので、当初のものは既に廃棄済です。
少し新しかったと言っても2007年頃のかなり古いモデルでしたので、移設した当初は特に問題は無かったものの、今年の夏頃から洗浄後の水が完全には止まらなくなってきました。
タンク内にあるフロート弁のゴム玉が劣化しているものですので、何とか自分で取替えようと考えたのですが、交換用パーツが既に廃番になっていて入手が難しいことが分かりました。また、類似のパーツで代用しようとしてもタンク部分を一旦取り外すなどのかなり大掛かりな分解作業が必要になってきますので、この機会に新しい便器に交換する決断をしました。
この便器を1階のトイレに設置したのは2007年頃のことですが、この時は便器をネット通販で購入し、自力で床の張替えや便器の交換を実施しましたので、今回も自分で頑張ってみようかと考えたのですが、家族からは天井の汚れの修復や壁紙の張替え、壁面にある収納の交換など多くの要望が出ましたので、自力での対応は諦めて、これまでからお世話になっている工務店さんにお願いすることになりました。
尚、この天井が汚れているのは雪の影響によるもので、かなり以前の猛吹雪の日に屋根裏に小雪が舞い込んでしまい、溶けた雪が雨漏れのようになって天井にシミを作ってしまいました。雪が入り込んだ箇所は既に修復済なのですが、この天井だけは汚れたままになっています。
自分で修復する場合は、この上から白いペンキを塗って汚れが見えないようにしようと思っていたのですが、今回のリフォームではボードを貼ってクロス仕上げにする予定です。
床については目立った傷や汚れなどもありませんのでこのままでも大丈夫なのですが、妻や娘からはフローリングのこの暗い感じの色が嫌だという意見があり、今回のリフォームでは明るい白系の床板を重ね張りしてもらうことになりました。
こちらは壁面に半分だけ埋め込まれた紙巻器付きの収納になります。下段は掃除用具入れと小物を収納する引き出しが付いています。また、上段のガラス扉の中にはトイレットペーパーなどが収納出来るようになっています。
近年では見かけなくなった古い仕様の製品ですし、紙巻器の部分も劣化により破損した箇所をDIYで修理してあるため使い勝手も悪くなっていますので、こちらも新しい収納に交換してもらうことになりました。
こちらは天井付近にある換気扇になります。こちらもこのトイレを設置した時のままですので既に20年ほど経過している古い製品なのですが、取り外して内部を確認してみたところモーターや人感センサー部分なども今のところ問題は無さそうでしたので、とりあえず内部に溜まっていた埃などの清掃を行い、もうしばらく頑張ってもらうことになりました。
この換気扇については、リフォーム後でも簡単に交換が出来ますので、動かなくなってからの対応でも問題は無いと思います。
この壁面には今は使っていないタオル掛けが設置されています。現在の便器に手洗器は付いていないのですが、以前は手洗器付きのものが設置されていたため、その時の古いタオル掛けがそのまま残っている状況です。
家族とも相談の結果、このトイレの出入口のすぐ前には洗面台があり、手はそこで洗うため今後もトイレ内に手洗器は不要とのことでしたので、クロスの張り替えに合わせてこのタオル掛けも撤去したいと思っています。写真のように今は掃除用具を掛ける目的で使われているようです。
続いてはトイレ入口の引き戸になります。この写真は20年前の工事中に撮影したもので、扉の横にある照明用のスイッチもまだ電気工事が終わっていない段階のものです。
こちらの写真があれから20年経過した現在の状況です。こうして見ると汚れなどもなく特に問題はないように思えるのですが、一部では表面に貼られた木目のシートに劣化や汚れが見られます。
特に劣化が酷いのがこの部分で、白く変色したようになった箇所は汚れが付着しているのではなく木目の模様が剥げて無くなってしまっている感じです。
塗装による修復やカッティングシートを上から貼る方法なども検討してみたのですが、これ以外にも車輪の劣化による異音の発生や鍵の部分でも劣化が進んでいますので、今回のリフォームでこの引き戸も交換することになりました。もう20年も前の製品ですので同じものを調達することは困難なため、建具屋さんに同じような感じのフラッシュドアを新たに製作してもらうことになっているのですが、どのような仕上がりになるのかが心配なところでもあります。
昨日の工務店さんとの最終打ち合わせで壁面に設置する収納の他、床材やクロスの選定なども終わりましたので、工事後の状況につきましては後日改めてご紹介出来ればと思います。
今のところ3日後の13日に着工の予定ですが、引き戸については着工後に仕様を決定することになりますし、製作期間も必要になりますので、完成はしばらく先になりそうな感じです。