昭和60年にこの家を新築して以来、40年近く使用を続けてきたリビングの照明器具をついに交換する時がやってきました。
当時、それなりに高価だったということもあるのですが、このデザインが気に入って採用したものでしたので、4年ほど前のリフォーム時にも捨てることが出来なかったものです。
一応、内部の配線類に絶縁不良等が無いことは確認してあったのですが、来年で40年目を迎えるということもあって不安もありますので、この昭和感が高めの器具ともお別れしたいと思います。
いろいろなメーカーのカタログやネット上の情報などを確認しながら、どのような照明器具に取り替えるかをかなり悩んだのですが、動画配信サイトでお勧めのリビング照明として紹介されていたものの中にこういうデザインも良いかもと思えるものがあり、調べてみたところ価格も手頃でしたので、今回はそちらを採用してみることにしました。
これまではパナソニックやオーデリックの他、アイリスオーヤマやホタルクス、東芝などの照明器具を採用してきましたが、今回はINTERFORM(インターフォルム)という照明や時計などのインテリア雑貨を扱う会社の製品を始めて購入してみました。
この会社は神戸市内にあり、商品の種類はさほど多くは無いものの、照明器具メーカーではあまり見掛けないようなデザインのものが販売されている感じです。
同社が運営するオンラインショップでも購入出来たのですが、今回は楽天市場の中で割引クーポンを利用することが出来たショップでの購入です。商品名はAstre-baum(アストル バウム)、品番はLT-3526になります。価格は35,200円でしたが、8%オフで32,384円で購入しました。
外出先から自宅に戻ったら思っていた以上に大きな箱の商品が届いていたので驚きましたが、社名のロゴが書かれた外箱の中に更に商品の箱が入っており、梱包もシッカリとした印象です。
この商品には色のバリエーションがあり、今回購入したこちらのホワイトともう一色がブラックになります。この写真では良く分かりませんがブラックの場合は木製のバーの部分がダークブラウンに変わります。ブラックの方がシックな感じで良かったのですが、リビングに置いている家具の色なども考慮してナチュラルな感じのホワイトを選択しました。
では取り付け作業を進めて行きます。まず初めにプラグ本体と器具固定用のシーリングプレートを天井に取り付けます。中央のプラグは天井にある引掛シーリングに差し込んで固定するだけですので電気工事は不要です。
古い照明器具を取り外した状態がこちらになります。天井には丸型引掛シーリングが取り付けられていました。尚、古い器具を固定していたネジ穴が天井部分に開いていますが、新しい器具を取り付ければ見えなくなるため問題はありません。
プラグ本体とシーリングプレートを取り付けました。プラグは丸型引掛シーリングに差し込んだ後にロックが掛かるまで回転させます。その後、このプラグにシーリングプレートを押し込んで左右の爪がプレートに掛かれば取り付け終了です。
補強用としてシーリングプレートを天井に固定するためのネジも付属しており、強度的には無くても問題はないと書かれていたのでこの段階では使用しなかったのですが、器具を取り付けてみるとそれなりの重量があって不安でしたので、後ほど改めてネジで固定する作業を行いました。
器具本体を取り付けた状態がこちらになります。木製のバーの長さはそれぞれ異なっていて、この段階ではすべて同じ向きになっていますが、電球を取り付けた後に好みの向きに調整します。
この器具を購入する時は使用する電球の種類を選ぶことが出来ます。選択出来るのはクリアボール電球、ホワイトボール電球、レトロ電球(エジソン球)、そしてLED電球の4種類です。
この中でLED電球以外は普通の白熱電球ですし、LED電球を選択すると価格が53,680円とかなりの額になりますので、今回は電球なしを選択して器具本体のみを購入しました。
そこで登場するのが先日の玄関ホールの電球交換で取り外して保管してあったこのクリアボール形LED電球になります。
リビングの照明器具を交換するための費用を少しでも抑えるために玄関ホールに安価なLED電球を使用しましたので、今回は保管していたこちらのLED電球を使用します。
電球を取り付けた状態がこちらになります。取扱説明書に記載された手順では電球を取り付けた後に器具本体を天井に取り付けるようになっていますが、器具だけでもかなりの重量があり、一人で作業するのはなかなか大変でしたので、電球は後から取り付けた方が安全だと思います。
尚、木製のバーの向きは適当に変更してみたのですが、構造的に一番上のバーは天井への取り付け部分と一体化されていて動かない感じでしたので、天井に固定する向きで調整したいと思います。
改めてこちらが交換前の古い器具になります。これはこれでレトロな雰囲気もあって良かったのですが、40年近く前の古い器具で電気火災などのトラブルがあっても困りますし、新しい器具に交換したことで部屋の雰囲気も変わって良かったのではないかと思います。
続いての作業は壁面に取り付けてあるこちらのブラケットライトの交換です。こちらの器具も天井に設置されていた器具と同じ時期に取り付けたもので、40年近く前の製品になります。
こちらも念のために内部配線の状態などは点検してあったのですが、天井にあるペンダントライトが新しい器具に変わったのに、ここだけ古い器具と同じデザインのものが残っているのは見た目にも変ですので、この機会にここも新しい器具に交換することにしました。
残念ながら天井に使った照明器具と同じ会社ではブラケットライトの取り扱いがありませんでしたので、ネット上にある写真を参考に何となく雰囲気が合いそうなこちらの器具を選択しました。
パナソニックのLGB81439という型番の製品で、雰囲気が似ているのは電球のソケット部分だけなのですが、ネット上では見た目の評価も高かったため、こちらも楽天市場で購入しました。
今回の購入価格は7,900円で、送料を含めた価格が最も安かったショップでの購入です。尚、この付属のLED電球は少し特殊なもののようで、パナソニックがLED電球として販売している製品の中には該当するものがなく、交換用を購入しようとするとそれなりに高額になるようです。
では、こちらも取り付け作業を進めて行きます。古い器具を取り外した状態がこちらになります。ここにも古い器具を固定していたネジ穴が開いていますが、寸法的に新しい器具で見えなくなることは確認済です。
尚、この写真を見て頂くと分かるとおり、この器具の取り付けには配線の接続作業が必要になってきますので、電気工事士の資格をお持ちでない方は作業が出来ません。
取り付け方法は簡単で、取り付け板を壁面にネジで固定し、器具のフランジ部分を付属の袋ナットで取り付け板に固定したら作業終了です。
天井に取り付けた器具の電球は直径が95ミリでしたが、こちらは少しサイズが小さくて80ミリになっています。古い器具に比べるとコンパクトになってスッキリとした印象です。
交換前の古い器具にはガラス製の重いシェードが付いていましたのでかなりの重量でしたが、今回のものは電球しかなく、フランジ側も薄い真鍮製ですので軽くて地震時などに落下する危険も少ないと思います。
こちらが天井のシーリングライトを点灯させてみた状況です。60ワット相当のクリア電球が6灯もあるため少々明る過ぎる印象もありますが、クリア電球の雰囲気は華やかな感じです。
同じくこちらは壁面のブラケットライトを点灯させてみた状況です。天井と同様にクリアボール形のLED電球ではありますが、25ワット相当の電球色ですので柔らかい感じの光です。
こちらの照明器具は実用性を期待したものではなく装飾の一部のようなものですので、部屋の片隅でホンノリと点灯しているくらいが良いのではないでしょうか。
といことで、これで今回の作業は全て終了のつもりでいたのですが、照明器具を交換してから数日が過ぎたところで家族から不満の声がありました。天井の照明が眩し過ぎるというのです。
特に妻や娘は明る過ぎるのが苦手なタイプで、リビングでテレビを視ていても天井にある電球の光が気になってしまうそうです。交換前の照明器具では電球が磨りガラスのシェードで覆われていましたし、使用していたのもクリア電球ではありませんでしたので、それに比べるとかなり眩しいと感じてしまうようです。
今となってはシェードのあるタイプの照明器具にすることも出来ませんし、ここで使用するために交換した玄関ホールのLED電球ではありますが、眩しさを抑えるためにクリアタイプではない電球に交換することになりました。
事前の検討不足のために追加の出費となりましたが、価格を抑えるために今回も玄関ホールの時と同様にスタイルド(STYLED)の電球を購入です。Amazonでの購入価格は2灯で1,185円、6灯での合計は3,555円です。尚、明る過ぎないよう60ワット相当から40ワット相当に変更しました。
こちらが電球の交換を終えた状況になります。クリア電球の時に比べると全体的に柔らかい感じの印象になり、リビングとしてはこちらの方が良い雰囲気になったようにも思います。
また、電球の交換作業に合わせて木製のバーの向きも変更してみました。どこを向いていても照明器具としての性能に違いは無いのですが、見た時の印象はかなり違う感じです。
古い器具から取り外したLED電球や今回の交換作業で使わなくなったものなど、今のところ使い道のないLED電球を数多く抱えることになってしまいましたが、またどこかで活躍の場があることを祈って倉庫の中で保管したいと思います。