涼を求めて関ヶ原の鍾乳洞に行ってみました

旅・電車

梅雨明け直後は急な雨の日も多かったものの、それ以降は連日の猛暑日となっており、どうしても日中はエアコンの効いた部屋の中で過ごす時間が多くなってしまいます。妻と二人で行なっているウォーキングも気温が上昇する前の早朝に時間を変更しており、毎朝5時20分頃の出発です。

夏休み中の孫達も部屋の中でゲームばかりでは時間を持て余してしまいますので、今回は涼を求めて一緒に関ヶ原の鍾乳洞に行ってみることにしました。

関ヶ原と言えば徳川家康を総大将とする東軍と毛利輝元を総大将に石田三成らを中心とした西軍の両陣営が戦闘を繰り広げた地として有名ですので知らない方は無いかと思いますが、この鍾乳洞は岐阜県と滋賀県の県境辺りに位置しており、名神高速の関ヶ原インターから車で10分程度です。

こちらの写真が鍾乳洞への入口になります。入口の上部に書かれた漢字三文字、右から読むのだと思いますが、二文字目が原で三文字目が洞だと分かるものの、どう頑張っても一文字目の文字だけは読むことが出来ませんでした。ご存知の方がありましたら情報をお願いします。

鍾乳洞の中は天井が低くて幅も狭いですが、全て舗装路になっていて車椅子やベビーカーも通行が可能だそうです。案内では全長が518メートルで見学時間は約20分となっています。立ち止まらずに通り抜けるだけであれば5分程度ではないかと思います。

入口と出口はすぐ近くにあって、山の中にある洞窟を一周して戻って来る感じです。特に前半部分はコンクリートで固められたトンネルのような箇所が続きますが、我慢をして前に進むとこちらの写真のような鍾乳洞らしい雰囲気を味わうことが出来ます。

洞内の温度は年間を通して15℃くらいだそうですので、暑い季節にはピッタリの場所です。鍾乳洞から出た時の孫達の第一声は「エアコンが効き過ぎていて寒かった!」でした。

平日ということもあってか駐車場に止まっていた車は3~4台で、鍾乳洞の中が混み合うということもありませんので、こちら方面に出掛ける、または周辺を通過する予定がある方は立ち寄ってみられては如何でしょうか。料金は大人が700円、小学生300円、幼児は200円と少々高めです。

こちらは鍾乳洞の入口と出口の間に鎮座する玉倉部(たまくらべ)神社です。社殿のようなものはなく石で囲われた祠がありました。

この鍾乳洞の近くには旧陸軍の玉の火薬庫跡もあります。正式名は「名古屋陸軍兵器補給廠関ケ原分廠(なごやりくぐんへいきほきゅうしょうせきがはらぶんしょう)」という長い名称で、明治の末期から大正初期にかけて建設されたものだそうです。今回は孫達が怖いと言うので立ち寄りませんでしたが、また機会があれば中にも入ってみたいと思います。

鍾乳洞の駐車場には売店や玉倉部そばという蕎麦屋さんもあります。蕎麦は休日のみの営業とのことですが、売店の方は昭和の時代のドライブインのような雰囲気でした。孫達もお土産を何か購入したいとのことだったのですが、残念ながら気に入ったものはなく、帰り道の途中で以前から欲しかったウツボカズラを購入することになりました。

食虫植物に興味を持ち始めたのは数ヶ月くらい前のことになりますが、図鑑などで得た知識を元に京都の植物園や地元の園芸店などに行ったりして欲しい植物を集めています。既にハエトリソウやモウセンゴケ、サラセニアといった食虫植物は持っているそうで、新たにウツボカズラが欲しいとのことでしたので、ホームセンターなどを数軒廻ってこちらの写真のウツボカズラを購入です。

詳しいことは『たぬきおやじ』も知りませんが、葉の先にある細いヒゲのような部分が手前にあるような壺型の捕虫袋に成長するそうです。自宅内に適当な保管場所がなく、妻の反対を受けながらダイニングテーブルの上にある照明用のダクトレールに吊り下げました。『たぬきおやじ』としてはインテリアグリーンとしても良いと思うのですが、数日後には移動しているかもしれません。