昨日の朝、妻から紫陽花を見に行こうと誘われ、余呉湖あじさい園に行ってみました。ここ余呉湖には高校生の時に電車を使った遠足で訪れたことがあるのと、社会人になってからも車で一周したような記憶が残っているのですが、もう何十年も前のことですので定かではありません。
余呉湖は滋賀県の北部、琵琶湖よりも更に北側にある湖で、周囲長は6.4キロです。水面の標高は約133メートルで、琵琶湖よりも約50メートル高い位置にあるそうです。

紫陽花の名所としては宇治市にある三室戸寺や今年は大河ドラマで人気の場所となっている大津市の石山寺などの名前を良く耳にしますが、余呉湖の紫陽花は今回が初めてです。
先日の長浜八幡宮の茅の輪くぐりと同様に新聞で紹介されていたとのことで、ネット検索で調べてみると滋賀の紫陽花名所5選と言った記事にも登場しますのでそれなりに有名な場所のようです。
ネット上にあった情報ですが、ここ余呉湖あじさい園には約1万株の紫陽花が湖畔600メートルに亘って植えられているとのことです。

久し振りの余呉湖ということで、地図で余呉湖あじさい園の場所を確認し、カーナビの案内を無視して北西側から反時計回りに向かったのですが、途中にある集落の中は特に道幅が狭く、対向の車に何度も迷惑を掛ける結果になってしまいました。
案内を読むと道幅が広い南東側から時計回りで入るように書かれており、カーナビもそちらを案内してくれていたようです。広いと言っても1車線ですので対向車には十分注意が必要です。
余呉湖あじさい園に専用の駐車場はありませんが、道路が広くなっている場所などがあって一時的に車を停めることは可能です。昨日も他府県ナンバーの車もありましたし、ここでお弁当を食べておられる方も見掛けましたが、周辺にはトイレが無いためその点もご注意ください。

残念ながら昨日は快晴ではありませんでしたし、上手く撮影する腕もありませんので綺麗な写真は撮れていませんが、本当に沢山の紫陽花が咲いていて心も癒やされました。

紫陽花は雨の日にも似合う花ではないかと思いますので、滋賀県の北部に訪れる機会があるようでしたら余呉湖にも立ち寄ってみて頂ければと思います。高速道路を利用する場合、北陸自動車道の木之本インターから車で15分程度のところです。

紫陽花の原産国は日本だそうですが、18世紀後半に欧州に渡り、品種改良を経て日本へ逆輸入されたものも多くあり、その品種はかなりの数になるようです。
紫陽花の花は酸性の土では青みが強くなり、アルカリ性の土では赤みが強くなるそうです。この色のベースになるのがアントシアニンという色素で、通常赤色ですが土壌から溶け出してきたアルミニウムと反応すると青色に変化します。そのため土中からアルミニウムを沢山吸収した紫陽花は青色に、しなかったものは赤色に、そしてその中間が紫色になるそうです。

余呉湖あじさい園周辺でのウォーキングを楽しんだ後は、車で15分程度のところにある木之本地蔵院にお参りをしてきました。ここは昨年の秋にも訪れた場所になります。
この写真はその時に撮影したもので、木之本地蔵院の山門前、交差点の角にある菓子乃蔵角屋さんになります。昨日もここに立ち寄り、妻と二人でソフトクリームを食べた後、前回と同様に醤油味のリーフパイである甘じょっパイや地蔵せんべいをお土産に買って帰路につきました。
昨年の6月末に退職して以降、信楽町を11月下旬に訪れた以外は滋賀県の北東部に出掛けることが多くなっていますので、また機会があれば南東部や湖西方面などにも行ってみたいと思います。