長浜八幡宮の茅の輪くぐりに行ってきました

旅・電車

昨日のことになりますが、お昼前には雨も上がって天候も回復してきましたので、妻と二人で長浜八幡宮の茅の輪くぐりに行ってきました。

朝から晴れていれば先に長浜八幡宮に行くつもりをしていたのですが、雨が上がるのを待って自宅を出発しましたので、まずは昼食を済ませることにしました。今回は以前から行きたいと思っていたうどん屋の山石土平(やまいしどへい)さんになります。

以前、コロナ禍の時にテイクアウトを利用したことがあるのと、ネットショップで冷凍生うどんを購入したことはあったのですが、お店に行って食べるのは今回が初めての経験です。

この店はテレビ番組の「人生の楽園」でも紹介されたこともあって人気が高く、特に休日には行列の出来るうどん店となっています。店主は勤めていた市役所を退職、脱サラをしてうどん屋を始められたそうで、この山石土平という店名は店主の苗字である岩坪を分解したものとのことです。

昨日は開店時間の15分前くらいに到着、入口のボードに名前を書いて店の前で待機です。既に3組の方が駐車場で待っておられました。ナンバーを書いておくと車まで呼びに来てもらえます。

入店した直後はまだ空席がありましたが、すぐに満席になってしまいましたので、やはり平日でも来店される方は多いようです。

何を注文するかは大いに悩むところではありますが、こちらの写真にあるように毎週金曜はカレーうどんの日ということでしたので、二人ともカレーうどんを注文することにしました。

妻は鶏玉カレーうどん、『たぬきおやじ』は竹玉カレーうどんの大盛りです。ちなみに普通の場合が300グラム、大盛りは450グラムで、特盛りは600グラムのうどんになるそうです。

柔らかいのにコシがあるモチモチの麺に出汁の効いた和風のカレーがとても美味しくて、サクサクのちくわ天との相性もバッチリです。あっという間に完食してしまいました。

食事を終えて店を出たのは11時50分頃だったと思いますが、この時も4名の方がお店の前に並んで待っておられました。これが休日になると更に長い行列になるそうです。

お腹も満たされたところで店から車で数分のところにある豊公園(ほうこうえん)の駐車場に移動しました。平成29年以降は有料になっているようですが、3時間までは無料ですので公園内は勿論のこと、市内をのんびり観光していてもなかなか有料にはなりません。尚、3時間から4時間までの料金は400円で、以降は1時間毎に100円が加算されます。

最初に向かったのは陶器専門店のかわ重(かわじゅう)さんです。今年の初めに黒壁スクエア周辺をウロウロした時にも立ち寄ったお店です。今回は割れてしまった孫のお茶碗と前回と同じお皿の補充が目的とのことでした。

店内には数多くの陶器が並んでおり、手軽に購入が出来るものからそれなりの価格の高級品も沢山あって、こうして眺めているとついつい欲しくなってしまいます。

かわ重さんを出てから歩くこと約15分、ようやく今回の目的地である長浜八幡宮に到着しました。今回は途中で寄り道をしていますが、豊公園の駐車場からだと徒歩約20分、距離は1.5キロくらいですのでウオーキングにも最適だと思います。

この長浜八幡宮が創建されたのは平安時代後期だそうですが、戦国時代に兵火により衰退し、その後、長浜城城主となった羽柴秀吉によって復興された神社とのことで、毎年春に執り行われる日本三大山車祭の長浜曳山祭が有名です。と、ウィキペディア(Wikipedia)に書かれていました。

先ほどの写真が一の鳥居で、こちらは二の鳥居の手前にあるアジサイの花手水になります。コロナ禍に手水舎の柄杓(ひしゃく)を撤去して以降、この時季に境内に咲くアジサイを浮かべた花手水を始めたそうです。下手な写真で申し訳ありませんが実際のアジサイはとても綺麗でした。

こちらが二の鳥居に設置された茅の輪(ちのわ)になります。長浜八幡宮では夏の大祓式に合わせてこの茅の輪が毎年設置されており、今年は今月13日からだそうです。

大祓式(おおはらえしき)は罪や過ちを祓い除くために執り行われる神事で、無病息災や疫病退散などを祈念するものとのことで、月末の30日に予定されています。

この茅の輪をくぐり、最初は左回り、続いては右回り、そしてもう一度左回りと8の字を描くように3度くぐって祈願すると、災難や病難を免れ、健康で夏を越せると伝えられています。

難しいことは良く分かりませんが、鳥居の横には茅の輪神事の説明もありました。「母の分 も一つくぐる 茅の輪かな」という小林一茶の句も添えられていました。

今回は、妻がこの茅の輪くぐりの記事を新聞で読んだとのことで来てみましたが、ここ長浜八幡宮は初詣や厄除開運祈願などで参拝される方も多い神社のようです。

長浜八幡宮を参拝した後は、すぐ隣にある舎那院にも立ち寄ってみました。八幡宮の東側にあって境内にある通路からそのまま入ることも可能です。

この舎那院(しゃないん)が創建されたのは平安時代の初期だそうです。ご本尊は愛染明王(あいぜんみょうおう)坐像で、国の重要文化財にも指定されています。ここは芙蓉(ふよう)の名所としても知られており、毎年7月下旬から10月頃にかけて境内一面に芙蓉の花が咲き揃うとのことですので、機会があればその頃にまた訪れてみたいものです。

舎那院を出た後は、途中にある和菓子屋さんに立ち寄ってから豊公園の駐車場に戻りました。歩いた距離は3.95キロ、歩数は5,500歩という結果になりました。自宅周辺のウォーキングだと見慣れた景色ばかりですので、今後も月1回程度はこうしてどこかに出掛けてみたいと思います。