和室の壁面にコンセントを増設

作業・修理

一昨年のリフォーム時に隣接する部屋を和室から洋室に改修した際に、間仕切り用の襖を取り外した後、そこを固定の壁に変更しました。

テレビアンテナとLAN端子を一旦取り外した状態

その壁がこちらになりますが、リフォーム時点ではここにテレビを置くことしか考えていなかったため、壁面にテレビアンテナ用の端子のみ設けてもらい電源は元々敷居だった部分にあるコンセントを使用すれば十分だと思っていました。
しかし、この部屋を使い始めてみると、テレビ以外にもパソコンや固定電話の子機、テレビに接続しているFire TV Stickの電源など、想定以上に接続する機器が増えてしまい今ではタコ足配線状態になっています。
テレビの裏側になることもあって埃が溜まりやすい状況でもありますので、火災等のトラブルに発展しないように壁面にコンセントを増設することにしました。リフォーム時に実施していれば簡単だったのに、後から追加しようと思うとなかなか大変です。
最初の写真は、現状のテレビアンテナとLAN端子を一旦取り外した状態になります。このLAN端子もリフォーム後に自分で追加したものです。
壁の中のボックスを取替えることは難しいため、今回の作業では赤い線で囲った部分の壁を切り落とし、そこにボード用の金具を使ってコンセントを追加します。

新たにコンセントを増設した状態

石膏ボードだと穴開け作業も比較的楽なのですが、ここの壁は構造用合板が使用されていましたので、切断箇所のラインに沿って電動ドリルで複数の穴を開け、カッターナイフを使って最後の仕上げを行いました。
コンセントを取り付ける前の写真を撮り忘れてしまいましたが、狭い場所での作業になりますので壁を切断するのにかなりの時間を費やしてしまいました。
壁に穴さえ開いてしまえば後の配線作業やコンセントの取り付けは簡単です。隣の部屋のコンセントから配線を分岐してこちらのコンセントに接続するだけです。

プレートの取り付けて作業終了

最後の写真がプレートの取り付けまで終えた状態になります。リフォームの時点でこの状態になっていれば何の問題も無かったのですが、設計段階や施工中には家具類の配置や主な家電製品のことは意識するものの、日常生活の中で使用する細々とした家電製品のことまではなかなか気が回らないものです。
リフォームを経験してみて難しいと思ったのはやはりコンセントの場所と数ではないでしょうか。これから新築やリフォームをお考えの方は、ぜひそこで生活を始めてからのことをシミュレーションしながら、十分にご検討を頂ければと思います。