鉄道模型レイアウトの製作をはじめラジコン戦車や各種プラモデルの塗装時など、これまでに塗装用のスプレー缶を数多く使用してきました。
比較的安価ですし手軽に使用出来てとても便利なのですが、使い終わった後のスプレー缶の廃棄にいつも苦労させられます。
塗装が出来ない状態になっていても、缶の中は完全に空になっている訳ではなく、以前に数本だけ廃棄したことがありますが、缶に穴を開けた途端に塗料が勢いよく噴き出して持っていた手や周辺を汚してしまったという嫌な思い出が残っています。
それ以降、残量が少なくなったりノズルが詰まってしまったりして使えないスプレー缶を段ボールの空き箱に入れて保管していたのですが、年数の経過とともに本数が増えて保管場所にも困るようになってきましたので、昨日、廃棄するためのガス抜き処理を行いました。
スプレー缶の廃棄方法は自治体によってルールが違っているようですが、『たぬきおやじ』の自治体では、スプレー缶やカセットボンベ、ライターなど可燃性ガスを含むものは、ガスを抜いてから資源ごみとして出すようになっています。
ガスを抜く必要が無ければ何の苦労もありませんし、缶に穴を開けてもガスだけが抜けるのであれば問題は無いのですが、残った塗料が一緒に出てくるのでその処理が大変です。
まず初めに出来るだけ缶の中に残っている塗料を減らすために、段ボール箱の中に新聞紙を入れてそこにノズルから塗料を噴射してやります。もう使えないと思って保管していたものでも意外に多くの塗料が出てきます。
ノズルから塗料が出なくなったら専用の穴開け器具を使ってスプレー缶に穴を開けます。この器具は床などに置いて缶を押し当てるようにして穴を開けるようになっているのですが、穴が開くと同時に残圧によって残った塗料が噴き出しますので、スプレー缶を下にして穴開け器具を上から押しあてるようにして穴を開けてやります。
こうすることで上手くガスだけが抜けてくれますので、後は開いた穴を下にして新聞紙の上などに置いて缶の中に残っている塗料を抜き取ります。
ノズルから塗料が出なくなったものでもそれなりの残圧がありますし、また穴から出てくる塗料の量も少なくはありませんので、穴からの液だれには十分に注意が必要です。
今回は合計21本のスプレー缶のガス抜き作業を行いました。数日後に資源ごみの回収日がありますので、その時に出す予定にしています。
もっと簡単にガス抜きが出来る方法があれば良いのですが、どうしても缶の中に残った塗料の処理は必要になりますので、まずは多くのスプレー缶を溜め込まないようにすることが大切なのかもしれません。