1/48ガンダムAGE-1の組み立て(その1)

模型・ラジコン

ガンプラの教科書まで買ってしまった

ガンダムのプラモデル、通称「ガンプラ」が初めて販売されたのは1980年7月、機動戦士ガンダムのテレビ放映が終了してから半年後のことになるそうです。2010年には全国各地で30周年の記念イベントが行われています。

ガンプラとは、株式会社バンダイから発売されている機動戦士ガンダムのプラモデルのことになりますが、これまで『たぬきおやじ』がガンプラを経験することは一度もありませんでした。
特に何かに刺激を受けた訳でもないのですが、Amazonのサイトでガンプラが販売されているのを見ていてチョッと購入してみたという気持ちになったという感じです。

今回初めて購入したガンプラは1/48スケールのガンダムAGE-1ノーマルというモデルになります。
ガンプラにはいくつもの種類があるようで、2000年以降に販売されたものでも、FG:ファーストグレード、HG:ハイグレード、MG:マスターグレード、PG:パーフェクトグレード、RG:リアルグレード、AG:アドバンスドグレードなどがあります。

主な違いは縮尺と精密度合といったところのようですが、『たぬきおやじ』は全く詳しくありませんので、このあたりは専門的なサイトにお任せしたいと思います。

ガンプラの主なスケールは1/144と1/100で、初代ガンダムの高さは設定上18メートルですので、1/144の場合で約13センチ、1/100で18センチということになります。
PG:パーフェクトグレードの場合は、1/60というスケールが採用されているようですが、こちらは究極のガンプラを目指したシリーズとのことで価格も数万円レベルのものまであるようです。

1/48というスケールのものはメガサイズモデルとして2010年3月に初めて発売されたもので、これまでにRX-78ガンダムの他、シャア専用ザク、量産型ザク、ガンダムAGE-1やAGE-2が発売されています。メガサイズモデルというだけあってAGE-1の場合で高さは約38センチになります。

機動戦士ガンダムの歴史についてはここでの説明を割愛しますが、ガンダムAGE-1はアニメ自体にあまり人気がなかったようで、Amazonのサイトでも投売り状態という感じです。
一応、1/48スケールのガンダムAGE-1ノーマルの場合、定価は8,925円ですが、今回の購入価格は2,700円という破格値でした。送料500円が必要でしたがそれでも3,200円です。

RX-78ガンダムやシャア専用ザクなどは定価8,190円のものが5,000~7,000円程度で販売されていますので、やはり人気がないからだとは思いますが、アニメ自体を見たことがないので良く分かりません。

ということで、しばらくの間になるとは思いますが、ガンダムの製作状況をご紹介して行きたいと思います。あえてしばらくの間と書きましたが、ガンプラに嵌るか嵌らないかは嵌ってみないと分かりません。
ガンプラの教科書という本まで買ってしまいましたので、既に嵌っているのかもしれません。

大きなダンボール箱が届いた

単身赴任中の『たぬきおやじ』はスマホを利用してネット通販で買い物をすることが多く、いつも週末頃に自宅へ届くように注文しています。

今回の注文は少しタイミングが早過ぎたようで木曜日の朝に自宅に届いてしまいました。残念ながら土曜日にコッソリ受け取るということは出来ませんでした。

『たぬきおやじ』が自宅帰ると、いつも使用している椅子の上に大きなダンボール箱が乗っていました。とりあえず中身までは見えないようです。

取り出した箱の中身はこんな感じです。普通の大きさのガンプラを購入したことがないため、これが大きいのかどうかは分かりませんが、プラモデルの箱としては大きい方でしょうか。

このページに掲載する写真を撮っていたところを息子に目撃されてしまいました。「今度はガンプラに嵌るんか・・・。」の一言、やはり嵌ると思われているようです。

では早速ですが箱の蓋を開けて中身を確認して行きたいと思います。赤や白、グレーなどのプラスチックで綺麗に成型されたパーツが沢山入っています。
初期の製品には一部にあらかじめ塗装されたものもあったようですが、大抵のものは白一色で成型されており、アニメと同じ色にするためには、模型用の塗料を使って赤や青などに塗装する必要があったようです。

最近では技術の進歩に伴い、細部を除いては各パーツが色別に成型されており、塗装をせずにそのまま組み立てただけでも十分なものが多くなっているようです。こちらはガンプラの教科書に書いてあったレベルの知識です。

今回のAGE-1は1/48スケールという大きなサイズですが、細部まで作り込まれているのかというとそうでもなく、パーツの構成は比較的荒い感じです。
HGシリーズをそのまま大きくしたというレベルの造りではないかと思いますが、構造としてはHGシリーズレベルではあるものの、各パーツが大きいこともあって表面の見える部分については比較的細かなディティールまで再現されているようですし、パーツの色分けについても細かく成型色のままでほぼ塗装は不要な感じです。

今回はどのレベルで製作するのか悩むところではありますが、全てを塗装するとなると相当の労力が必要になりますし、大きいために塗料もかなり必要になりそうですので、基本は成型色のままとして必要な部分だけ塗装する形で作業を進めたいと思います。
また、ガンプラの教科書によると、パーツのミゾに線を書き込むスミ入れという作業によって立体感や精密感が増すとのことですので、そのレベルの作業は行いたいと思います。

今日のところは少しだけ作業を進めてみました。組立て説明書の内容も分かりやすくカラーで印刷されており、子供や初心者でもよく読んで作業をすれば問題なく組み立てられるようになっているようです。作業状況は順次追加して行きますので完成の日までしばらくお付き合いください。

2013年06月23日

ガンプラ塗装の準備

今回は1/48という大型モデルであり、またガンプラ初体験ということもあって全体を塗装することは見送る方針ですが、前回も書いたとおり、必要最小限の部分塗装とスミ入れ作業だけは行いたいと思います。

全体を眺めてみると、写真の右側にあるシールド(ガンダムが腕に付けている盾のような武装)の裏側が白一色ですので、ここはグレーに塗装したいと思います。
また、写真の左側にある足の裏側が赤一色になっていますが、ここはディティールアップのために部分的にグレーの塗装を追加してみたいと思います。

シールドの裏側は面積が広いため筆塗りは厳しそうですので、エアブラシを使用するか缶スプレーによる塗装が必要になりそうです。手元には使えそうな塗料がありませんので、こちらは別途調達した後に作業を行いたいと思います。

この写真はガンダムマーカーというペンタイプの塗料になります。中身はアルコール系の塗料ですが、ネームペンのようなスタイルになっており、通常のペンで線を書くような感じで手軽に塗装ができます。

今回はスミ入れが目的ですので、スミ入れ用のブラック、グレー、ブラウンの3色を購入しましたが、スミ入れ用以外にもガンダム専用色のものが各色販売されています。
写真の一番上にあるのは消しペンというもので、専用のはがし剤が入っており、失敗してはみ出した部分を消すときに使用するものです。

今回、このガンダムマーカーは大阪市内の日本橋辺りにあったガンプラショップに立ち寄って調達してきました。
この日は南海なんば駅で電車を降りた後、なんさん通りから日本橋、恵美須町辺りの通称でんでんタウンと呼ばれているところを通過し、通天閣辺りまでをブラブラしてきましたが、以前の電気屋街というイメージはかなり薄れており、時代の流れを感じてしまいました。

この写真は通天閣の南側にある通りから撮ったものです。この辺りの雰囲気は昔とあまり変わっていない感じです。と言っても昔の印象もあまり残っていないので比較が難しい面もあります。

この後は天王寺公園を通過してあべのハルカス方面まで歩くつもりでいたのですが、暑さが厳しくて耐えられなくなりましたのでブラブラ歩きはここで中断、阪堺電車で赴任先の寮に戻りました。

ほとんどの物をネット通販で調達してしまっている今日この頃ではありますが、こうして時間を掛けて街中をブラブラしてみるのも良いものだと感じた1日でした。

2013年06月29日

塗装してみました

まずは塗装面積の広いシールドの裏側から作業を始めました。塗り分け箇所を確認した結果、ガンダムブルーに塗装する部分はごく僅かでしたので、ここもガンダムマーカーを使用することに変更して追加購入してきました。
スプレー塗装のように綺麗には塗れませんが、近付いて見なければ特に問題はないようです。

ガンダムブルーが塗れたところで、次は残りの部分をグレーで塗装する必要がありますが、当初の計画通りエアブラシを使って塗装しようと思うと、かなり複雑なマスキング処理が必要になりそうです。ガンダムの腕に装着してしまうと殆んど見えない部分でもありますので、ここは計画を変更して筆塗りで済ませることにしました。

こちらの写真は塗り終えた状態のものになります。使用した塗料はGSIクレオスのニュートラルグレーになります。
特に調色もせずにそのまま使用しましたが、グレー成型色のパーツと比較しても色の差は殆んど感じられませんし、筆塗りによる色ムラも気にならないレベルだと思います。

グレーの塗装が乾いた後、スミ入れ用のブラックを使用してミゾに線を書き込んであります。写真だとその効果が分かりづらいと思いますが、細かな凹凸が浮かび上がるため、スミ入れを行う価値はあるようです。

シールドの塗装が一段落したところで、足裏の凹凸部分にもグレーを追加してディティールアップを図りたいと思います。
こちらも複雑な形状であり、マスキング処理に苦労しそうでしたので、筆塗りで済ませてしまいました。

完成後、ガンダムを立たせている状態では全く見えない部分でもありますし、足裏の塗装は自己満足の世界でしかありませんが、赤一色の時よりも良い感じになったのではないでしょうか。
写真は比較のために片方の足だけ塗った段階で撮影したものです。

足裏の塗装が出来たところで、足首部分の組み立てを行い、ここにもスミ入れを行ってみました。
まずは比較のため写真の右側の足のみスミ入れを行っています。

シールド裏のグレーに塗装した部分ではスミ入れの効果も分かりづらいですが、白いパーツの場合は効果が良く分かるのではないでしょうか。
スミ入れ用のガンダムマーカーは、白いパーツにはグレーを、赤いパーツにはブラウンを、ブルーやグレーのパーツにはブラックを使用すると良いとのことです。

全体のスミ入れが完了した後は、つや消しのトップコートをスプレーする予定ですので、筆塗りした箇所の色ムラもその時点で更に目立たなくなるのではないかと思います。

2013年07月06日

関節部分の組み立て

面倒な塗装作業がある程度片付いたところで組み立て作業に入って行きたいと思います。ガンプラは30年の歴史の中で組み立て易さを目的としたいろいろな工夫が重ねられてきており、この1/48モデルにも活かされています。

その一つがランナーロック方式と呼ばれているもので、こちらの写真のように同じパーツが成型された2つのランナーを向きを揃えて重ね合わせるだけで全てのパーツが同時に組み立てられるというものです。写真の下に写っている小さなパーツを入れ忘れないように注意します。

最初の写真の状態から左右2つのランナーを重ねて押し込むとことでこちらの写真のような状態となり、このランナーの場合、肘の部分と膝の部分の関節が2組同時に完成します。
一つひとつのパーツを取り外してから組み立てるよりも短時間で済みますし、組み合わせるパーツを間違える心配もないというものです。

写真には写っていませんでしたが、前回ご紹介した足首部分の関節もこの方式で組み立てたものになります。また、このようなランナーロック方式のパーツ以外についても、接着剤を全く使用する必要がないスナップフィット方式というものが採用されており、それぞれのパーツは向きを合わせて押し込むだけで固定されるように工夫されています。接着剤が乾燥するのを待つ時間も必要ありませんし、接着剤の嫌な匂いが発生することもありません。匂いは結構好きだったりしますが。

関節部分が完成したところで、続いて脚や腕の組み立てに入って行きたいと思いますが、この段階でもう1箇所塗装が必要な部分が発見されました。

この写真は手首の部分になりますが、握り締めた手が入る部分の奥が外装と同じ白一色で成型されていますので、この部分も関節と同じグレーに塗ってやる必要がありそうです。
勿論ここも覗き込まないと見えない部分ですので自己満足の世界にはなりますが、組み立てる前であれば簡単に塗装できますので、腕の組み立てに入る前に済ませておきたいと思います。
使用する塗料はシールド裏側や足の塗装に使用したニュートラルグレーで問題なさそうです。

こちらの写真は塗装完了後の状態になります。この部分も適当に筆塗りで済ませてしまいました。
まだ塗料が十分に乾いていない段階で撮影したため筆塗りによる色ムラが目立っていますが、乾燥すれば目だ立たなくなると思います。
他にも塗装が必要な部分がないか探してみましたが、一応これ以外には無さそうですので各パーツのスミ入れ作業を行いながら組み立てを進めたいと思います。

ここまでは塗装など手間の掛かる作業が多くありましたが、これ以降はスピードアップが期待できそうです。

2013年07月07日

脚部の組み立て

今回の作業内容は脚部の組み立てです。こちらの写真は膝のあたりから足首にかけての部分になります。左脚は完成形で右脚はそのパーツを並べた状態です。
膝の部分が一部だけ黒くなっていますが、ここには黒いパーツをはめ込むようになっていますので塗装の必要はありません。

これも組み立て易さを目指したガンプラの特徴の一つ、いろプラと呼ばれているものです。大きなパーツがそれぞれ塗装不要な成型色になっているのは勿論のことではありますが、この写真のように小物パーツも色分けした状態で成型してあります。

一般的なプラモデルの場合、同一ランナーであれば同じ色で成型されているのが普通ですが、この写真のように同一ランナー上に複数の色のパーツが成型されており、緑色の透明パーツまで一緒になっています。

今回のガンダムAGE-1の場合、黒いパーツを使用する箇所は僅かしかありませんがランナーの一部がちゃんと黒い色で成型されていることで塗装が不要になるというのはなかなか画期的な技術ではないでしょうか。ガンプラ発売から30年の歴史と技術の進歩を感じてしまいます。

こちらの写真は脚部を組み立てた状態になります。スミ入れ作業がまだ途中までしか済んでいませんが、このあたりから白いパーツにルーバー状のモールドが数多くあるため、スミ入れ作業もなかなか進まない状況になってきました。後で一気にやるのは大変そうですので、スミ入れ作業も積み残さないように頑張りたいと思います。

脚の前にあるのは腰の関節部分になります。この後はこの腰の部分を中心に組み立てて行きたいと思います。このまま順調に作業が進めば、次回あたりは上半身部分もご紹介できるのようになるのではないでしょうか。

2013年07月15日