ドローン・マルチコプターにチャレンジ

模型・ラジコン

プロポレスの小型ドローンを購入

近年ではドローンという言葉を良く耳にするようになりました。テレビ番組や映画の撮影の他にもいろいろな分野に活躍の場が広がってきているようです。

ドローンという呼び方は雄のミツバチに由来するものだそうです。ハチが飛ぶ時のブンブンという羽音に似ているからでしょうか。また、最近ではプロペラが複数あるマルチコプターのことをドローンと呼ぶことが多くなっているようですが、両者が同じものかというとそうではなく、ドローンの多くに複数のプロペラを有するマルチコプターが採用されていると考えれば良いのではないかと思います。

更にドローンにはUAVという呼び方もあるようです。Unmanned aerial vehicleという英語の頭文字になりますが、人間が搭乗せずに遠隔操作あるいは自動航行によって飛行する無人航空機の総称だそうです。

ドローンには高価なプロ仕様のものから数千円で購入できるおもちゃレベルのものまで多種多様な製品がありますが、ラジコンヘリコプターと同様に電波を利用するものですから、国内で使用するためには総務省の技術基準適合証明等が必要になります。

基準に適合した製品には技適マークが付けられているのですが、Amazonなどネット通販で販売されている製品の中には海外から輸入したものをそのまま販売しているものも多く、これらには技適マークがありません。販売自体は違法行為ではないものの使用した時点で電波法に違反することになってしまいます。

更にドローンの場合、カメラからの映像を伝送する機能を有しているものがあり海外では5.8ギガヘルツの電波が使用されていますが、国内で使用する場合、アマチュア無線技士の資格と無線局の免許取得が必要になるため特に注意が必要なようです。

分かったような分からないような話からスタートしましたが、要するに安いからとか良く売れている商品だからという理由だけで安易に購入してしまうと、使用した時点で違法になるということですので、今回は送信機が付属していないプロポレスの製品を購入してみました。では送信機はどうするのかというと、これまでラジコンヘリコプターで使用していた送信機がそのまま使用できるようになっています。

また多くの製品に空撮などに使用するカメラが搭載されているのですが、今回は飛ばす練習を目的に購入しましたので、残念ながらこのドローンにはカメラがありません。

早々に飛ばしてみたいところではありますが、今日の昼頃に自宅に届いたばかりの状況ですので、詳しい内容についてはまた後日ご紹介できればと思っております。

2017年05月28日

初飛行とスロットルスティックの仕様変更

こちらの写真がドローンの操作に使用する送信機になります。電動ヘリコプター用として以前購入したものですが、今回購入したドローンと通信方式が同じですので設定を済ませればそのまま使用することが可能になっています。勿論、技術基準にも適合した製品ですので技適マークも付いています。

最近はドローン用の設定が可能な製品も販売されているようですが、ヘリコプター用でも基本的な部分は同じですので問題なく使用できると思います。
近頃は電動ヘリコプターも放置状態ですので、活躍の場があって良かったのではないでしょうか。

ではドローンの初飛行の様子をご紹介したいと思いますが、残念ながらこのサイトでは動画を扱っていませんし、飛行中の状態を自分一人で撮影することも難しかったためパッケージから取り出した中身の写真のみでご容赦を頂きたいと思います。

充電用ケーブルのサイズから判断して頂ければと思いますが、プロペラの軸間の寸法が対角で100ミリしかありませんのでかなり小型のドローンになります。軽量化を図るため電子部品が取り付けられた基盤そのものが機体になっていますので余分な配線などもありません。

ヘリコプターの経験があるため当たり前のことではあるのですが、ホバリングについては特に問題等もなく行うことが出来ました。

電池の容量が小さいため飛行時間は5~6分程度と短いですが、6軸ジャイロが搭載されており飛行中の姿勢も安定していますので室内での練習用には最適ではないでしょうか。

問題なく飛ばすことが出来ましたので、ここで送信機のスロットルスティックを仕様変更したいと思います。

ラジコンヘリコプターを経験された方はご存知のことですが、ヘリコプター用の場合、スロットルスティックにはスプリングの力で中央に戻る機能がなく、写真のように任意の位置でスティックが止まるようになっています。

このままでも問題はないのですが、ドローンの場合は空撮などホバリング状態で停止させる機会が多いことから、最近のドローン向けの送信機では手を離すと自動で中央に戻るフルスプリング仕様が主流になっているようです。セルフニュートラル式とも呼ぶようですが、とりあえずスロットルスティックにもスプリングを追加して最近の仕様に近付けたいと思います。

使用するのはこちらの写真のパーツになります。ご紹介したドローンと一緒に注文してあったものです。

まずは送信機の裏ブタを開け、先ほどの写真の赤い丸印のところにある板バネのようなパーツを取り外します。このパーツは元の仕様に戻す時に必要になるため紛失しないように保管します。

続いては新たに購入したパーツの取り付けになるのですが、こちらは取り付け方法を文章で上手く表現することが出来ません。とりあえず隣のスティックの状態を良く確認して、同じ状態になるように取り付けました。
また、動きが滑らかになるようにこのパーツの摺動部にシリコングリスが塗布してありますが同じような種類のグリスが手元にありませんでしたので、大量に塗布されている箇所から拝借して使用しました。

こちらの写真が取り付け後の状態になりますが、この状態を見ても変更前との違いは判らないかと思います。

後は裏ブタを元通りに戻してやれば仕様変更は完了になります。早速ですがフルスプリング仕様の感触を試してみたいと思います。

これまではスロットルスティックが一番下にあることを確認した上でドローンの電源を接続していたため問題はなかったのですが、変更後の仕様ではスロットルが常に中央にあるため注意が必要になります。

電源を接続した途端にプロペラが回転を始めてどこかに飛んで行ってしまったというのも困りますので、モーターの回転を止める機能を右上のスイッチに割り当てることでスロットルを下げながらこのスイッチを入れるように設定変更しました。

飛ばしてみた感じとしては、正直なところ操作が楽になったということでもありませんが、一定の高度が維持できるようにスロットルカーブの設定を調整すれば効果を感じることが出来るのかもしれません。とりあえずこの状態で練習を続けてみたいと思います。

2017年06月09日