G-FORCEのInterceptorを購入
株式会社ジーフォース(G-FORCE)から販売されているInterceptorというマイクロヘリコプターを購入しました。価格は税込みで11,835円でした。
おもちゃ売り場などで売られているトイラジコンと本格的なラジコンとの中間的な位置付けの製品になるのではないでしょうか。
今回は久し振りにAmazonで購入してみましたが、写真のような大きな箱に入って送られてきたのでビックリです。
ラジコンの送信機には2ch(チャンネル)とか4chといった表示があると思いますが、送信機から遠隔で操作できる数を示しており、電動ラジコンカーであればスロットルとステアリング、すなわち前進・後進と右左折の操作が必要になりますので、2chの送信機が必要ということになります。
ラジコンヘリコプターの場合は、エルロン、エレベーター、ラダー、スロットル、ピッチの5chが必要になり、これに加えてジャイロの感度調整や引込脚の操作なども必要となるためヘリコプター用の送信機は最低でも8chや10chといった製品が多くなっています。
ちなみにエルロン、エレベーター、ラダーといった呼び方は飛行機のもので、ヘリコプターの場合はラテラルサイクリックピッチコントロール、フォア&アフトサイクリックピッチコントロール、ヨーコントロール(テールローターピッチコントロール)といった難しい呼び方になります。ラジコンとしては飛行機から普及しましたので、後発となるヘリコプターでは飛行機と同じ呼び方をするのが一般的になっています。
かなり前置きが長くなりましたが、トイラジコンの場合は3chの製品が多く4chや5chの製品はトイラジコンの中でも少し高機能な部類になるかと思います。
今回購入したInterceptorは4chの製品で、ローターのピッチが可変ではなく固定になっていますので、ピッチが制御できる製品のように宙返りなど上下を逆転させるような飛行はできません。
4chの場合は、エルロンと呼ばれる左右横方向の制御、前後方向のエレベーター、左右回転方向のラダー、そして上下方向のスロットルとなります。
3chのトイラジコンにはエルロンがありませんので、ラダーで左右に向きは変えられますが横方向には移動できないということです。
こちらの写真が箱の中身になります。製造は中国ですが、日本のメーカーが正規に輸入して販売しているものですのでパッケージも日本語ですし、比較的シッカリとした日本語の取扱説明書が付属しています。
この写真ではかなり高級な送信機が付属しているように見えますが、手にとって見ると品質はそれなりという感じのものです。
最初にマイクロヘリコプターと書きましたが、大きさに関する定義はなく、各社から様々なサイズの製品が発売されていますが、今回購入したInterceptorのように、手のひらに乗るサイズのものをマイクロヘリコプターと呼んでいる場合が多いようです。
このサイズのラジコンヘリはネット上でも数多く販売されていますが、中国製の製品などを並行輸入しているものも多く、電波法に基づく技術適合証明、いわゆる技適マークと呼ばれるものがありませんので使用する場合は自己責任ということになります。
このInterceptorは中国からの輸入品をジーフォースが販売しているものですし、京商などからも同じような製品が販売されていますが、これらには技適マークが付いていますので、国内でも問題なく使用できる製品と言えるでしょう。
では箱から取り出して、450サイズの電動ヘリコプターと並べてみたいと思います。以前にご紹介したようにエンジンヘリコプターに比べるとかなり小さい電動ヘリコプターですが、今回の製品はまさに手のひらサイズで、機体の全長は295ミリとなっています。
バッテリーは勿論のこと専用の充電器や予備のローター、修理に使用するプラスドライバーも付属していますので、送信機用の単3乾電池4本を用意すればすぐに飛ばすことが可能となっています。
ただし、トイラジコンに近い製品ではありますが、ローターが高速で回転しますし、経験のない方がいきなり飛ばすと思わぬ方向に飛んだりして危険ですので、初めてという方は、できるだけ広い部屋で床から少し浮かせる程度で様子を見ながら操作されることをお勧めします。
特に小さいお子さんの前では、格好良く飛ばして見せようといったことは絶対にお止めください。
こちらの写真は送信機の裏側に貼られた技適マークのシールになります。左側の黒い四角のシールです。このシールが日本で正規に販売されている製品の証ではないでしょうか。
この送信機は良くできていて、裏側の中央にあるダイヤルを回すことにより、モード1とモード2を切り替えることができるようになっています。
送信機のモードと言うのは2本のレバーに与えられた機能の違いによる分類ですが、モード1の場合は左のレバーの上下がエレベーター、左右がラダー、右のレバーの上下がスロットル、左右がエルロンになります。
モード2では左のレバーの上下がスロットルで右の上下がエレベーターになっており、スロットルとエレベーターの操作が左右逆になります。
海外ではこのモード2が主流ですが、日本ではモード1で普及しましたので、本格的なラジコンヘリコプターはモード1が多くなっています。
勿論、本格的なラジコンヘリコプターでもモード2で操作できるのですが、ベテランの方から指導を受けようと思うと、どうしてもモード1を選択する方が多くなるということかと思います。
3chのトイラジコンの場合はモード2の製品が多いので、そこからステップアップの場合はモード2で使用すると良いと思いますが、これからベテランの方の指導を受けながら本格的なラジコンヘリコプターに進もうという方は良く考えてからモードを選択してください。
一度どちらかのモードに慣れてしまうと変更するのは大変ではないかと思います。
2014年08月29日
室内でフライトを楽しむ
Interceptorが自宅に届いたその日、早速バッテリーを専用の充電器で充電し、初フライトとなったのですが、飛んだのは一度だけで二度目のフライトは実現しませんでした。
最初の時は何の問題もなかったのですが、二度目は充電したバッテリーを接続しても受信機にある赤いLEDが点灯しません。勿論、LEDが点灯しないだけではなく送信機のレバーを動かしても何の反応もありません。
バッテリーが上手く充電できていないのかと思い、再度充電を行っても変化なし、僅か一度のフライトで故障してしまったようです。
キャノピーを取り外して内部の受信機を確認してみると、基板に付いているはずのアンテナ線もありませんでした。基板側の根本で断線してなくなっている感じです。
最初のフライトを行った部屋の中や梱包されていた箱の中なども確認しましたが、アンテナ線らしきものは見当たりませんでしたので最初からアンテナ線が付いていない不良品だったようです。
今回はAmazonさんでの購入でしたので早速、返品・交換の手続きを行ったところ、その日のうちに交換品の発送連絡があり、返品商品のゆうパックによる引取りも当日中にすべて完了しました。
返品・交換に関するAmazonさんのシステムはすばらしく、とにかく対応が早いです。
返品した商品がAmazon側に届いたという連絡もありました。
本日、届いた交換品の動作テストを行いましたが、受信機のLEDも点灯しますし問題なくフライトできることが確認できました。またアンテナ線も付いていましたので今回は問題なさそうです。
中国製の商品ですので耐久性については何とも言えませんが、すべてのパーツが交換部品として販売されていますので、万一故障してもパーツ交換で対応することが可能になっています。
ほとんどのパーツが数百円から千円台のレベルですが、受信機だけは五千円ですので少しでも長持ちしてくれることを祈りたいと思います。
こちらの写真が付属の送信機になります。このクラスの製品の中ではかなり格好の良い方だと思いますが、それもそのはず、外見はJR PROPO製のXG8にそっくりというよりもデザインをそのままコピーして少し小さくしただけという感じです。やはり中国製は素晴らしいです。
液晶画面の周辺にあるスイッチは、取り扱い説明書にも特に使用することはないと書かれていますが、押してみると画面上の表示がフリッカしたりしますので、全くのダミーということではないようです。むやみに設定を変更して動作しなくなるのも困りますので、このまま触れないようにしておきたいと思います。
右上にあるトグルスイッチはデュアルレート切り替えで、送信機のレバーの動きに対してサーボの動きを2段階で切り替えできますので、ロー側は室内で、ハイ側は屋外でなど使い分けることが可能です。
左上のトグルスイッチはスロットルカットで、墜落させた時などに操作することですぐにモーターの回転を止めることができるようになっています。
液晶画面にはモード1やモード2の表示もありますし、操作しているレバーの位置を%表示してくれます。またデュアルレートがハイ側になったままの状態やスロットルレバーが最低位置でない状態で電源スイッチを入れると警告音が鳴るという機能も装備されており、見た目のクオリティはそれなりではあるものの、なかなかの高機能ではないかと思います。
最後にフライトさせてみての感想ですが、とにかくホバリングが安定しています。3軸のジャイロに加えて3軸の加速度センサーが内蔵されているとのことで、テーブルの上などからも真っ直ぐに上昇してくれますし、急に前後左右に動き出すということもありませんので、室内でのホバリングも安心して行うことが可能だと思います。
電動ヘリコプターであっても、450サイズとなると室内でホバリングさせることは難しかったのですが、このサイズのヘリコプターであればホバリングだけでなく簡単な旋回飛行くらいはできそうな感じです。
再び壊れないことを祈りながら、室内での練習機として活用して行きたいと思います。
2014年09月05日