中央西線風ミニレイアウトの改造

模型・ラジコン

改造作業の始まり

鉄道模型については、前回の更新が2012年9月でしたので約2年振りの作業再開になります。
先月が誕生月だった『たぬきおやじ』は、家電量販店やカー用品店、スーツの◯◯といった販売店などから誕生日プレゼントのハガキが複数届いていました。

カー用品店ではヘッドライトクリーナーを購入してプレゼントの商品を受け取ったものの、家電量販店では特に欲しい商品も無く、店内をウロウロしている間に、写真のジオコレ(TOMYTEC製のジオラマコレクション)を2個購入してしまいました。

今回購入したのは「火の見櫓と消防団車庫」と「農機小屋と農機」の2種類です。

情景コレクションシリーズと呼ばれているもので、どちらも田舎のイメージにはピッタリのストラクチャーになりますが、購入時点では特に使い道までは考えていませんでした。

こちらは以前にもご紹介したレイアウトの全景になりますが、昭和40年代のローカル線という設定にしては駅前に並ぶ建物が少々立派過ぎる印象があります。

製作した当時は入手しやすいストラクチャーを適当に買って並べてみたという感じで選択肢も少なかったのですが、以降、新しい製品も数多く発売になっていますので、先ほどご紹介したジオコレも活用しながら駅前をもう少し田舎風に改造してみたいと思います。

いつものことながら、いろいろな作業を並行して進めていますので、次回の更新はお約束できませんが、興味のある方は気長にお付き合い頂ければと思います。

2014年07月13日

立派過ぎる建物の撤去

田舎の駅前には似合わないと思っていた二つの建物から撤去して行きたいと思います。

まずは写真の左側にある水色の壁の写真館です。理髪店とのセットで販売されていたものですが、どう見ても田舎にある建物ではありませんし、そもそもこんな田舎に写真館があること自体不自然です。その隣の駅前新天地と書かれた看板のビルもこの雰囲気にはチョット無理がある感じです。

これらの建物はまたどこかで活躍して頂くことにして、とりあえず取り外して保管することにしました。どの建物もベースにハメ込んであるだけで接着していませんので手で引っ張れば簡単に外すことができます。

撤去後の状態がこちらの写真になります。まず左側の広いスペースには、先日購入した農機小屋を設置したいと思います。
写真館と農機小屋では雲泥の差ですが、やはり田舎には農機小屋の方が似合っているのではないでしょうか。

まだ組み立て作業はしていませんが、そのままでは建物のベースが大き過ぎるようですので、このスペースに収まるようにベースの加工から始めて行きたいと思っています。
写真の右側のスペースには、合わせて購入した消防団車庫を設置しようかと思ったのですが、火の見櫓を建てるスペースが十分にありませんので、ここはまた別のストラクチャーの設置を検討したいと思います。

ジオコレシリーズ自体はそれほど高価なものではありませんが、こうしていろいろと購入している間にかなりの金額になっているというのが鉄道模型ではないかと思います。
鉄道の鉄の字は金を失うと書きますので、まあ仕方がないですかね。

2014年07月20日

農機小屋を配置する

前回ご紹介した写真館の跡地に農機小屋を設置して行きたいと思います。

最初の写真が農機小屋のベース部分になります。小屋の周囲に雑草も表現されていますが写真館の跡地には大き過ぎるようですので周囲をノコギリでカットして上手く収まる大きさに加工します。

カット作業に使用するのはいつも使っているタミヤ製のプラモデル用ノコギリです。相当昔に買ったものになりますが今でも現役で活躍してくれています。

最近は模型店などでも見掛けませんので、このタイプの製品はもう販売されていないようです。

こちらの写真がカット後の状態になります。大きさは現物合わせで適当に切りましたが、もし切り過ぎて多少の隙間が出来てしまっても雑草などを表現すれば問題ありませんので思い切って作業を進めます。

ノコギリの切れ味は良いのですが相変わらず切りくずが大量に発生しますので後の掃除が大変そうです。作業中に吸い込まないように注意しましょう。
今回は道路に対して建物(小屋)が少し斜めになるようにカットしています。

組み立てキットに付属するベースは最初の写真のように角の部分がキッチリと直角になっていることがほとんどですが、実際の建物の場合、区画整理された新興住宅街は別にして、それぞれの建物が並行して綺麗に並んでいることは少ないですので、少々斜めになっているくらいの方が良いと思います。

最後の写真は農機小屋を仮置きしてみた状態です。写真館があった時に比べると田舎感が増したのではないでしょうか。といういつもの自己満足です。

農機小屋の前の道路を挟んだ反対側、写真では下側になる場所に火の見櫓と消防団車庫を置いてみました。元々は時計店があった場所ですが、こちらも田舎の駅前には似合わない建物の一つでしたので、置き換える方向で作業を進めたいと思います。

残るは農機小屋の隣の空き地ですが、手持ちのストラクチャーには適当なものが見当たりませんので、また何か新たなものを調達したいと考えています。

2014年07月27日

送電鉄塔を建てる

農機小屋に隣接する空き地の利用方法を検討した結果、建物ではなく送電鉄塔を建ててみることにしました。今回の購入品は情景コレクションシリーズの送電鉄塔Bになります。

AとBの2種類が販売されており、Aは逆三角形型で塗装がシルバー、Bは尖端型で塗装が薄いみどりになっています。逆三角形型や尖端型というのは鉄塔の一番上の部分の形状の違いになります。

AとBのどちらにするか迷ったのですが、Bの方が少し古い年代のイメージでしたので、昭和40年代を意識して今回はBの方を選択しました。

レイアウトの大きさや発電所の規模から考えるとこの鉄塔では立派過ぎる印象がありますが、構造的に全体を小さく加工することは難しそうですので、今回はそのまま使用したいと思います。

こちらの写真は鉄塔の基礎の部分になりますが、空き地の面積に対して少し大きいようですので、農機小屋の時と同じように周囲をカットして合わせたいと思います。
また、この状態では鉄塔の敷地全体がコンクリートの基礎になっていますが、古い鉄塔では4本の脚の部分だけに基礎があり、その周囲は雑草というイメージがありますので、設置場所が確定した段階で周辺の状況とのバランスを考えて加工したいと思います。

薄いみどり色の鉄塔というものを見たことがないように思うのですが、どこかの地方に行けばあるということでしょうか。山の上にあると古くなった金属がこういう感じに見えるということかもしれません。

いずれにしても、このままではイメージと少し違う感じがありますので、最終的に塗装色の変更も考えたいと思います。

最後の写真は基礎部分をカット後に農機小屋の隣に仮置きしてみた状態になります。
この鉄塔も農機小屋と同じように基礎の部分を少し斜めにカットしてみましたが、空き地の幅が狭く、これ以上斜めにすることは難しい感じです。

前回の更新時にご紹介した火の見櫓と消防団車庫の位置についても、やはりこの場所以外にはない感じですし、他に適当なストラクチャーも見当たりませんので、これで確定にしたいと思います。

駅前の立派過ぎた建物の置き換え作業については、今日の段階の配置を基本にして、全体のバランスを見ながら細部を仕上げて行きたいと思います。

2014年08月03日

送電鉄塔の組み立てと塗装

農機小屋の隣接地に建てる送電鉄塔を組み立てました。ジオコレの各シリーズはどれも接着剤不要で組み立てるだけのものが多いのですが、今回の送電鉄塔については各部の接着が必要でした。
接着と言っても上下で3分割されている塔体部分を繋ぎ合わせ、横に伸びた腕金を取り付けるだけです。

各部の接着にはプラモデル用の接着剤を使用しました。後は腕金の先に電線を支持する碍子を取り付ければ完成ですが、その前にこの薄いみどり色の塗装を何とかしたいと思います。

山の上にある鉄塔では、航空標識として赤白に塗装されたものや景観との調和のために茶色に塗装された鉄塔を見かけることはありますが、この製品のように薄いみどり色をしたものは見た経験がありません。

ということで、綺麗に塗装されたみどり色ではありますが、今日はこの上から一般的に見かけるシルバー系の塗装を施したいと思います。
プラモデル用の塗料としてはシルバー系のものが何色か販売されていますが、塗ってしまうとどれも同じような感じですので、今回は手元にあったフラットアルミという塗料を使用しました。

久し振りに塗装用のエアブラシとコンプレッサーを使用しましたが目詰まりなどもなく無事に使用することができました。

こちらの写真が塗装後の送電鉄塔になります。写真では変化が分かりにくいかもしれませんが薄いみどり色よりも送電鉄塔らしくなったのではないかと思います。

スプレー缶を使用すると屋外で作業ができるのですが、エアブラシを使う場合はコンプレッサー用の電源が必要になるためどうしても屋内での塗装となり、有機溶剤の臭いで頭が痛くなりました。皆さんも塗装時の換気には十分に注意しましょう。

鉄塔全体の塗料が乾いたら、最後に腕金部分に碍子を取り付けて完成にしたいと思います。

2014年08月17日

農機小屋のベースと送電鉄塔の基礎の設置

仮置きしていた農機小屋のベースを固定して、その横に送電鉄塔の基礎を設置しました。
鉄塔の基礎は全体がグレーで塗装されていましたが、脚の部分だけを残して他はフラットアースで土色に塗装しています。

農機小屋周辺と土の色が異なっていますが、ターフなどを使って雑草を表現すれば違和感がなくなると思います。今後、全体のバランスを見ながら必要に応じて色も変更したいと思います。

鉄塔の道路側にある空きスペースの活用方法を検討してみましたが、畑にするには小さ過ぎますので、とりあえず野立て看板でも設置してみることにしました。

新たに購入してきたのは、いつもの情景コレクションシリーズになります。最近では各種メディアの普及によって道路や線路沿いの看板は減少傾向にあるようですが、昭和40年代という設定であれば各地で見ることのできた風景ではないかと思います。
このセットには大小数種類の看板が入っていますので、適当な組み合わせで設置してみたいと思います。

最初の写真では、看板設置場所の周囲に段差や隙間が見えていますが、このあたりも雑草でカバーすることで目立たないように仕上げたいと考えています。

前回の更新からもう1ヶ月以上経過しています。このままのペースだと年内には作業が完了しないかもしれませんので少しピッチを上げて行きたいと思います。

2014年09月20日

野立て看板を設置する

とりあえず野立て看板を仮置きしてみました。看板の大きさから考えると基礎が少々立派過ぎるような気がしますが、周囲を雑草で囲ってしまえば大丈夫ではないでしょうか。

大きい看板と小さい看板を並べて設置するつもりでいましたが、空きスペースに配置してみると大きい方だけで十分な感じですので、駅前通りからよく見えるこの位置に設置したいと思います。

写真では分かりづらいですが、準備していた小さい看板は写真中央手前にある消防団車庫の裏手、写真では左側に仮置きしています。

消防団車庫周辺の作業については未着手状態ですので、また作業が進んだ段階で改めてご紹介したいと思います。

2014年09月21日

火の見櫓と消防団車庫の位置を決める

野立て看板や送電鉄塔周辺に緑色のターフやカラーパウダーを撒いて雑草を表現してみました。
写真が小さ過ぎて見づらいのですが、農機小屋の周囲にあった隙間も雑草でカバーしています。

こうして雑草の緑が追加されるだけで何となくそれらしく見えるものです。
これで農機小屋周辺の作業は一段落となりますので、続いては火の見櫓と消防団車庫の位置を決めて行きたいと思います。

実際の火の見櫓を間近で見たことがないためイメージが湧いてきませんが、消防団車庫とのバランスを考えながらこの位置に決定しました。

この写真は消防団車庫を裏側から写したものです。元は時計店があった場所ですので道路側に歩道らしきものが表現されています。このままでは不自然ですので土の地面に変更して雑草でカバーしたいと思います。また、火の見櫓の裏側にも空きスペースが出来てしまいましたので、ここも何とかしないといけません。

小物などを配置すると細密感は高まるのですが、田舎の場合、このようにあちこちに空き地が目立つくらいの方が良いのかもしれません。
この辺りはまた全体の仕上がり具合を見てから考えたいと思います。

こちらの写真は、火の見櫓や消防団車庫の裏側にできた隙間をプラバンで埋めた段階のものです。
歩道になっている部分と一体化させて空き地風に仕上げたいと思っています。

写真の右隣の建物はタクシー車庫ですが、地面の高さに段差が生じますので、コンクリート製の板と杭を使った土止めのような感じにしてみる予定です。一応、1ミリ角のプラ棒を使って杭を表現してみました。

とりあえずこれで建物の位置関係が確定しましたので、消防団車庫の周辺から徐々に仕上げ作業を進めて行きたいと思います。

2014年09月23日

農機小屋と送電鉄塔の設置が完了

中途半端な構図の写真になってしまいましたが、ようやく農機小屋と送電鉄塔の設置まで完了しました。また鉄塔の前には野立て看板も設置しています。

農機小屋の出入り口付近には赤いトラクターを配置していますが、写真が小さ過ぎて良く見えないかもしれません。

写真の左側に写っているのは消防団車庫ですが、まだ扉などを取り付けていないためこちらは完成後に改めてご紹介したいと思います。

裏山の奥の方にラジコンヘリコプターのキャノピーが写り込んでしまいましたので不自然な感じですが、作業途中ということでご容赦頂きたいと思います。

こちらの写真は消防団車庫の裏側方向から撮影したものになります。この写真だと農機小屋の前のトラクターも良く見えるのではないでしょうか。
また、火の見櫓の裏側の空きスペースをどうするか悩んでいましたが、単純に雑草が生えた空き地のまま放置することにしました。
まだ作業途中ではありますが、このままでも違和感はないと思っています。

尚、消防団車庫の裏にはもう少し小さい看板を設置するつもりでいましたが、どうせ立てるならということで、送電鉄塔の前のものと同じ大きさにしてみました。
一応、こちらはスポットライトが付いたタイプを選んでみましたが、残念ながらライト部分が小さ過ぎて違いが感じられませんでした。

残る作業は消防団車庫と火の見櫓の組み立てのみということになりますが、雑草類の追加やピンク色が濃すぎた桜の木の手直しなど、この機会にもう少し細部についても手を加えておきたいと思っております。

2014年10月04日

とりあえず改造作業は完了とします

まずは消防団車庫と火の見櫓の完成写真からです。残念ながら消防自動車の手持ちが無かったため消防関係の車両ということでご容赦ください。

大きな消防自動車が入るような車庫ではないため、手押しの消防ポンプくらいが似合うのかもしれません。

これで建物関係の作業はすべて終了しましたので、桜の木の手直しと雑草の追加作業に入ります。
残念なことに桜の木は地面に接着してしまっており引き抜いて作業を行うことができません。
手抜き作業ではありますが、このままの状態でエアブラシを使って上から塗装してみました。

淡いピンクに調合してから塗装すると良いのかもしれませんが、ベースの濃いピンクの上からホワイトを塗れば薄くなるのではと思い、つや消しのホワイトをそのまま吹き付けてみました。

比較ができる適当な写真がなくて申し訳ないのですが、塗装後のこちらの写真では以前よりも桜の木の雰囲気に近付いたのではないでしょうか。

雑草の追加については、写真で変化が確認できるほどの作業は行っていませんが、建物の周辺の他にも畑や川の両岸などに雑草が生えた部分を追加しています。
また、よく見ると桜の木の周辺にある雑草が塗装によって白くなっていましたので、こちらも緑色のターフなどを使って手直ししています。やはりエアーブラシでの桜の木の塗装作業には少し無理があったようです。

最後に改造作業の前と改造後の写真をご紹介しておきたいと思います。

改造後の写真は全体的に暗めに写っている感じではありますが、変化の状況はお分かり頂けますでしょうか。実はこうして比べてみると手間暇を掛けて改造をした割には見た目に大きな変化が感じられなかったというのが結論です。

今回の改造作業に合わせてレールの清掃作業も行いましたので、しばらくは電車が走る姿を眺めて楽しむことにしたいと思います。
では、とりあえずこれで改造作業は一旦完了とさせて頂きます。

2014年10月10日