Nゲージ保有車両のご紹介

模型・ラジコン

機関車

D51形蒸気機関車498号機

2011年3月にKATO(関水金属)から発売されたD51形498号機になります。これまで『たぬきおやじ』は電気機関車しか持っていなかったのですが、同じ会社の方から2輌あるからと譲って頂きました。我が家では初めての蒸気機関車になります。

KATOでは、古くからD51標準形の模型が販売されてきましたが、数年前に最新の技術を駆使したC62東海道形が発売にされており、これと同じ技術を使って新たに販売されたのがD51形498号機になります。

写真が小さいのと撮影技術が悪いため、そのリアルさが伝わらないかと思いますが、過去の製品に比べてかなり細かな部分まで精密に再現されています。

D51形498号機は、1940年11月に鉄道省鷹取工場にて落成後、岡山機関区に配置され、吹田や長岡第一、直江津などの各機関区を転々とし、1972年10月に鉄道100周年記念で運転されたイベント列車の牽引を最後に運用から外れ、上越線後閑駅前で静態保存されていました。

国鉄分割民営化後の1987年10月、JR東日本で「蒸気機関車復」の動きが持ち上がり、関東地方で保存されていた静態保存機の中から、交通博物館に保存されていたC57形135号機と、このD51形498号機が保存状態の良い機関車として復元が決定します。
以降、現在も中央本線の「SLやまなし号」や陸羽東線の「SL湯けむり号」、信越本線・磐越西線の「D51ばんえつ物語」、奥羽本線の「SL津軽路号」などとして、東日本エリアを中心に活躍をつづけています。

2011年10月09日

EF81形電気機関車

こちらは、TOMIX製のEF81形電気機関車になります。詳細な購入時期は不明ですが、TOMIX製のEF81としては3代目にあたる製品で、発売開始は1992年です。

保有する車両はKATO製のものが多いのですが、この機関車を購入した当時、TOMIX製のEF81は運転席の部分がシースルー化されていたのに対してKATO製は内部の金属パーツが運転席の窓から見える状態でした。

3代目へのモデルチェンジに合わせてシースルー化が実現されており、走行性能の面ではKATO製の方が良かったと思うのですが、模型は見た目が優先ということでTOMIX製を選択しました。

EF81形は、日本国有鉄道が1968年から製造した交流直流両用の電気機関車で、国鉄の分割民営化後も、日本貨物鉄道(JR貨物)が増大する輸送量に対応するために1989年から追加で製造を行っています。
異なる方式で電化が進んだ日本海縦貫線用として、50Hzおよび60Hzの交流電化区間と直流電化区間を直通で走行できる三電源方式の電気機関車として開発されたものです。

この形式の総製造台数は164両に達し、性能の面で問題もあったものの、汎用性の高さや後継機の開発の遅れなどもあって1990年代までは全機が使用されてきました。
しかしながら、夜行列車等の客車牽引用途では、2014年3月のダイヤ改正で寝台特急「あけぼの」が廃止されたことにより本形式を常用する定期列車が消滅したことや、隔日運行の臨時寝台特急であった「トワイライトエクスプレス」が2015年3月のダイヤ改正で廃止されたことから、活躍の場を失いつつあります。
JR貨物においても、後継となるEH500形やEF510形電気機関車が新たに導入されて以降、その増備に伴って本形式は徐々に淘汰されようとしています。

購入時期不明

EF66形電気機関車

KATO製のEF66後期形電気機関車になります。ブルートレイン全盛期の牽引機がプロトタイプということで下回りが黒い塗装です。こちらは再生産品で2018年6月に販売されたものです。

これまでにも何度か再生産が行われており、初期の製品に比べるとヘッドライトなど細部に変更が加えられているものの、近年の製品仕様ではないようです。

EF66形は、日本国有鉄道が1968年から製造した直流電気機関車になります。東海道・山陽本線系統の高速貨物列車専用機として開発されたもので、1,000トンの貨物列車を100km/hで運転することが目標でした。

高運転台式の非貫通型で、従来の機関車よりも一段高い位置に設けられた運転台や中央部を突出させた前面形状は、これまでの電気機関車にはない独特のデザインとなっています。

1985年3月からは、寝台特急(ブルートレイン)「はやぶさ」や「富士」などの旅客列車の牽引にも使用されるようになり、1987年の国鉄分割民営化では、西日本旅客鉄道(JR西日本)とJR貨物に承継されました。

コンテナ貨物輸送の好調を受け1989年から1991年にかけてJR貨物により100番台と呼ばれる一部設計を変更した車両も新規に製造されましたが、現在では活躍の場も少なくなっているようです。

2018年06月16日

EF510形電気機関車

コンテナ車を牽引するために購入したKATO製のEF510形電気機関車になります。

このEF510の再販は今年の2月で、在庫のある店舗も少なくAmazonなどでは定価よりも高い値段で販売されているところが多くありました。

KATOのホームページを確認しても次の再生産は今のところ予定が無いようでしたので、チョット高いとは思いましたが購入に踏み切りました。

EF510が活躍する日本海縦貫線は、直流、交流の60Hzおよび50Hzの異なる方式で電化されており、この区間を通して運転される機関車牽引の列車には1968年から製造が始まったEF81形が長年に亘って使用されてきましたが、JR移行直後から後継機の開発が始まりました。

1990年に試作されたEF500形を経て、東海道・山陽本線などの直流電化区間用として開発されたEF210形の設計を基にして、2002年には交直両用機として1号機が完成、2003年から量産が開始されており、老朽化が進んだEF81形は淘汰されつつあるようです。

2018年11月04日

電車

JR西日本 221系 直流近郊形電車

KATO製のJR西日本221系4両基本セットです。国鉄分割民営化直後、私鉄との競合が激しい東海道・山陽本線や関西本線に、新会社を象徴する車両として新たに投入された直流近郊形電車になります。

窓が大きく明るい車内など快適な居住性と高速走行性能を実現させるとともに、大量増備と線区限定での集中投入が続けられたことで、新快速や大和路快速の主力車両となりました。

しかしながら全盛期は意外と短かく、1989年に登場して以降、製作期間わずか3年で総数474両に達する大量増備となりましたが、1992年には製造が打ち切りとなっています。

その後、後継車両である223系や225系が投入されたことにより、新快速としての運用からは外れることとなりましたが、2012年には大幅な改良工事を施した体質改善車も登場しています。

2009年8月29日

JR西日本 223系2000番台 直流近郊形電車

KATO製のJR西日本223系2000番台(2次車)8両セットになります。221系に続きJR西日本が自社開発した直流近郊形電車で、投入される線区や列車種別に応じた様々な仕様の車両が製造されました。かつてアーバンネットワークと呼ばれた京阪神都市近郊区間を代表する車両でもあります。

現在は8グループが在籍しており、阪和線・関西空港線の0番台と2500番台、東海道・山陽本線の1000番台と2000番台、福知山線の6000番台の他にも北近畿地区の5500番台や岡山地区の5000番台、線路の維持管理や乗務員の訓練などに使用する事業用車の9000番台があります。

1994年の登場以降、2008年まで仕様変更を繰り返しながら14年間に亘って生産が継続されましたが、現在は223系の次世代車両にあたる225系が新造されています。

2008年12月28日

JR東海 313系2300番台 直流近郊形電車

KATO製のJR東海313系2300番台2両セットです。この313系はJR東海を代表する直流近郊形電車で、同社が保有する在来線電車の過半数を占める一大勢力となっています。

JR東海の近郊形車両としては、211系や311系などが投入されてきましたが、その後も103系や113系、115系や117系といった旧国鉄時代の車両が半数以上を占めていたことから、これらの置き換えを目的として登場した車両になります。

1998年の登場以降、15年以上という長期に亘って製造が続いていることから、導入年次による仕様変更も多くなっており、2014年には室内灯が蛍光灯からLED照明に変更された5次車も登場しています。

2010年頃

JR西日本 521系(2次車) 交直流近郊形電車

KATO製のJR西日本521系(2次車)2両セットです。521系は、2006年10月に北陸本線の長浜駅と敦賀駅間および湖西線の永原駅と近江塩津駅間が直流化されたのに合わせて、老朽化した車両の更新を目的に投入された交直流近郊形電車になります。

223系2000番台を基本に設計されており、JR西日本の直流電車の電装品を共用しつつ、交流区間でも使用できるようになっています。制御電動車には直流電車相当の機器のみが搭載されており、付随車には集電装置や変圧器、整流器といった交直流対応用の機器が搭載されています。

現在は225系を基本に設計された3次車が製造されいますが、車両システムや性能に違いがないことから、車両番号は連番で形式もすべて521系となっています。

これまでに54編成が製造されていますが、2015年3月の北陸新幹線開業により北陸本線の金沢駅から直江津駅間の経営が分離されたことに伴い、一部の編成がIRいしかわ鉄道とあいの風とやま鉄道に譲渡され、カラーリングの変更が行われています。

2018年07月07日

JR西日本 681系 交直流特急形電車

KATO製の681系「しらさぎ」6両基本セットです。この681系は、北陸新幹線の長野駅から金沢駅間の開業により北越急行の特急「はくたか」が廃止されたことに伴って「しらさぎ」へと転用された車両で、帯色を変更し、2015年3月のダイヤ改正から運用されています。

これにより、名古屋駅でも681系を見ることが出来るようになりました。転用に当たっては、帯色などの塗装変更の他、乗降口の統一を目的としたモハ681の位置変更も行われています。

この転用された681系は、「しらさぎ」の他にも、特急「ダイナスター」や「能登かがり火」、ホームライナーとしても活躍しています。

2019年08月10日

客車

JR東日本 12系 急行形普通座席客車

この車両は、D51形蒸気機関車498号機に牽引させることを目的に、オークションサイトのヤフオク!で落札したKATO製、JR東日本仕様の6両セットになります。

12系客車は、1970年に開催された日本万国博覧会の輸送を念頭に、臨時列車や団体列車用車両として日本国有鉄道が1969年から1978年までの間に計603両製造した急行形普通座席の客車です。

当初から冷房装置を搭載しており、更に自動ドアを客車に初採用するなどの改良により旅客サービスや安全面の向上に大きな成果を挙げた車両だと言われており、当初の目的である臨時列車や団体列車の他、老朽化した旧形の客車に代わって急行列車にも使用されるなど、幅広く活躍した車両になります。

1980年代以降、国鉄時代末期には、改造により和式列車などのジョイフルトレインやイベント列車用の車両が多数製作されたましたが、これらの車両も近年では廃車が進んでいます。

JR東日本の高崎車両センターに所属する12系客車は、国鉄時代のままの青20号に白帯の車体色でD51形蒸気機関車498号機やC11形蒸気機関車などが牽引するイベント用列車として現在も活躍しています。

2016年11月27日

24系25形(金帯) 特急形寝台客車

EF81形電気機関車に牽引させるための客車として購入した、KATO製、24系25形金帯の4両基本セットと3両増結セットになります。

この24系は、日本国有鉄道が設計、製造した特急形の寝台客車で、1973年から1980年にかけて量産され、21世紀初頭までは日本の寝台特急列車、いわゆるブルートレインの主力車両として活躍してきました。

24系25形は、1973年度の下期以降に製造された24形のマイナーチェンジ形式であり、定員数を減らし居住性を改善した車両となっています。

この金帯の車両は、1986年から1987年にかけてグレードアップが図られたもので、従来の銀帯から金帯3本に変更されており、寝台特急「あさかぜ」として運用されました。

購入時期不明

気動車

JR東日本 キハ110系100番台(国鉄色) 一般形気動車

JR東日本のローカル線で活躍するKATO製のキハ110系100番台になります。通常はやや緑がかった白をベースに緑の帯が入った塗装ですが、こちらは国鉄色に塗装された特別企画品の3両セットで、両運転台車のキハ110は首都圏色と呼ばれる朱色に、片運転台車のキハ111と112はクリーム色と赤色の急行色に塗装されています。

この車両は小海線全線開通80周年を記念して2015年に登場した特別塗装車で、現在は通常塗装に戻されていますが、模型の世界ではいつまでもこの特別塗装の車両を楽しむことが可能です。

キハ110系は、老朽化したキハ20系やキハ45系などの更新とローカル線における輸送サービスの改善を目的に製造された車両で、軽量化を図り、高出力の直噴式エンジンと効率の高い液体変速機との組み合わせによって電車並みの加速性能を有しています。

2019年09月14日