分岐線の終端にある駅舎の塗装
山肌や築堤など主要な部分の緑化作業が概ね終了しましたので、続いては未塗装のままになっているストラクチャーの塗装と道路標識の設置など細部の仕上げに入ります。
改造作業を始める前のレイアウトではストラクチャーの塗装に入ったところで作業が中断してしまい、長年に亘ってそのまま放置することになってしまいました。

山や川の位置など地形を考えて線路や建物類を配置して行く作業は日々変化がありますので作業のしがいもあります。しかし、ストラクチャーの塗装に入ると手間が掛かる割には見た目の変化が乏しく、大きなレイアウトではないものの建物数はそれなりにありますので段々と面倒になって中断してしまったのだと思います。
今回の改造作業では途中で中断することなく何とか完成と言える段階まで到達出来るように頑張りたいと思っています。
緑化作業の方も細部の仕上げについてはまだまだの状態なのですが、とりあえずはこちらの駅舎とホームの塗装から始めることにしました。
ホームについては曲線部分を加工した時にある程度の塗装は済ませてありますので、屋根とそれを支える支柱の塗装を中心に行います。また、駅舎については製品のままの状態ですし、この緑色の屋根がどうも不自然ですので、もう少し落ち着いた色に変更する予定です。

ホームの支柱と屋根裏は明緑色に、屋根はライトグレイの缶スプレーで塗装しました。
駅舎については塗装作業の前に改札部分の改造を行っています。製品には有人改札風のモールドが成形されていましたので、これを自動改札機に変更しました。写真の赤い丸印の部分です。
自動改札機の作り方は以前にご紹介した時と同じになります。今回は手抜きをして床面と同じライトグレイに塗ってしまいました。細部の塗装をするかどうかは内装を作り込む時に改めて考えたいと思います。
駅舎の壁面は製品のままでも良かったのですが、プラスチック感が強いためレーシングホワイトの缶スプレーで塗装した後に艶を消すためにフラットクリヤーを重ね塗りしています。また、問題の屋根はライトブルーに暗緑色を少し足したものをエアブラシを使って塗装しています。
写真では違いが分かりにくいのですが塗装前に比べるとかなり落ち着いた色になりました。
2019年07月14日
複線部分にある駅舎とホームの手直し
複線部分にある駅舎とホームは改造を始める前の段階で既に塗装作業まで終わっているのですが、年月の経過に伴って全体的に汚れや変色が目立つようになってきましたので、この機会に手直しを行います。

まずはホームの方ですが、屋根の部分は製品のまま特に塗装をせずにウェザリングだけ行って使用していたため日焼けによって黄ばんでしまいました。
壁の部分にも変色は見られるものの窓枠の塗装までやり直すのは面倒ですので、フラットクリヤーを塗って保護だけ行い、屋根の部分はライトグレイの缶スプレーで塗装を行いました。写真の左側が塗装後、右側は塗装をする前の変色した状態になります。

この写真は駅舎を一旦解体した状態になります。ホーム側でも同じ症状がみられたのですが、駅を利用する人々の固定に使用した接着剤に問題があったようで、塗装面に茶色い液状のものが抽出されており取り除こうとすると塗装も剥げ落ちてしまいます。
大丈夫な箇所もありましたので使った接着剤が異なるのだと思いますが、同様の症状がみられるところは清掃を行って塗装もやり直すことにしました。
駅舎の方はまだ手直し作業の途上ですが、ホームで電車の到着を待つ人々はゼリー状の瞬間接着剤を使って固定しています。以前はゴム系の接着剤を使っていましたので、これで同じ問題は生じないのではないかと思います。
2019年07月21日
空き地を畑にしてビニールハウスを設置
レイアウトの端の部分に出来た空き地には建物を配置するほどの余裕はありませんので、当初から畑にしようと考えていました。
しかしながら、畑をそれらしく作ろうとすると野菜などの表現が難しく、意外に手間の掛かる作業になります。
何か手抜きが出来る良いアイデアが無いかと考えた末に思い付いたのがビニールハウスの設置になります。ハウスの中であれば適当に作っておけば外からはあまり見えません。

使用したのはジオコレのビニールハウスです。大型、中型、小型のハウスがセットになっていますので、今回はスペースに合わせて中型と小型を使いました。
最初の写真はハウスのベース部分を空きスペースに埋め込んだ後、周囲に出来た隙間に情景テクスチャーペイントを塗った状態です。
ハウスの部分は透明なプラスチックで出来ているのですが、ご覧のようにピカピカ過ぎると言うかプラスチック感が出過ぎていますので、フラットクリヤーの缶スプレーを全体に塗って曇った感じにしてみました。

地元にある実際のビニールハウスを見ても透けて見えることは無いようですので、とりあえずこれで行きたいと思います。ハウスの周辺と道路側の斜面には雑草を追加しました。
写真の右側には耕運機で畑を耕しているおじさんがいますが、改造前のレイアウトで使っていたものを仮置きした状態になります。一人では寂しそうですので後ほど奥さんにも登場してもらおうかと考えています。
2019年07月27日
KATOのスマートコントローラーを導入
引き続きストラクチャーの塗装作業を進めており、現在こちらの写真のビルの屋上を中心に塗装を行っています。

レイアウトは斜め上から見ることが多いため、こういうビルは屋上に設置されている機器や配管を塗装するだけでもそれらしく見えるものです。
KATO製のストラクチャーは造りも塗装もシッカリしていますので、あまり手間を掛けずに細部の色差しのみで仕上げる予定です。壁面は換気扇のフードを塗装したいと思いますが、大きな窓から何もない部屋の中が丸見えですのでブラインドを設置することで誤魔化せないかと考えています。

こちらはストラクチャーの塗装とは無関係ですが、新たにKATOのスマートコントローラーを導入しましたのでご紹介しておきたいと思います。
スマートコントローラーの発売は昨年の春頃なので今更という感じですが、簡単に言うとスマホで操作が可能なパワーパックです。ただしACアダプターは別売です。
サウンドボックスの購入について以前ご紹介していますが、このスマートコントローラーをサウンドボックスに接続することで警笛や扉の開閉音などの各種サウンドもスマホ側のアプリから操作が可能になります。
サウンドボックス導入時に自作コントローラーの改造を行っていますが、こちらのスマートコントローラーを接続するために改めて改造を行いました。内容的にはサウンドボックスの電源を別売のACアダプターに、接続コネクターをKATO製にそれぞれ変更したものです。

こちらの写真がスマホ側の操作画面になります。アプリはPlayストアからダウンロードしました。
とりあえず使わなくなった古いスマホにインストールしてみましたがタブレット端末などでも使用することが可能なようです。
進行方向の切換えや速度の調節は勿論ですが、サウンドボックス側の操作も全てスマホ側から行うことが可能になっており、本体側では事前に設定変更が必要な警笛音もダイレクトに選択出来ますし、ボリュームやスタート電圧の調整などツマミで変更する機能まで画面からの操作が可能になっています。
どこにいても操作が出来るのはなかなか便利なもので、機能的にも十分だとは思うのですが、この操作画面のデザインだけは好みが別れるところではないかと思います。もう少し何とかそれらしい画面にならなかったんでしょうか。
2019年08月04日
オフィスビルの塗装とブラインドの追加

ビルの塗装作業が概ね終了しました。この写真は屋上にある機器類の塗装作業を済ませたところになります。
基本的には製品のままの色をそのまま使用しており、配管をシルバーにしたり扉の部分や換気扇のフードに色を追加したのみですが、塗装前に比べると随分良くなったのではないかと思います。
本当は周囲にある手摺も塗装したかったのですが、屋上部分に接着されていて取り外すことが出来ませんでしたので、とりあえずそのまま使用することになりました。
写真の左側はブラインドの設置を試してみた状況です。撮影の角度が悪くて見辛いですが何となくブラインドに見えるような気がします。

こちらが塗装とブラインドの追加作業を終えたビルになります。
右側のビルは改造を始める前の時点で看板などのシールの貼り付けを終えていますので、一部には退色しているものもありますが、実際にも古いビルなどでは見られる光景ということでそのままにしたいと思います。
ブラインドについては、とりあえず何もないビルの内部が見えないようになりました。
普通紙に等間隔の横線をグレーで印刷したものを内側に両面テープで貼り付けていますが、一部を開いた状態にしてみたものの、残念ながら自然な感じの仕上がりとは言えない状況です。
最後に看板などのシールを貼り付けて作業終了ということになりました。
塗装が必要な建物はまだまだあるのですが、以前にも書いた通り、間が掛かる割には見た目の変化が少ないためすぐにやる気を失ってしまい作業がなかなか進みません。何とか今月中には塗装作業を終えたいところですが、このままの進捗では難しそうな感じです。
2019年08月17日
出桁造りの商店と角店の塗装

ビルの塗装に引き続いて商店の塗装作業に入りました。写真の左側から出桁造りの商店、木造建築の角店、看板建築の角店という商品名で、いずれもKATO製です。
出桁(だしげた)造りは、梁を外側に突出しその先に桁を乗せた構造で、江戸時代頃からの一般的な町家になります。残念ながら製品には桁の表現がありませんが屋根と一体で成型された梁らしきものはありますので、ここは塗り分けたいと思います。
角店(かどみせ)は道路の曲がり角、角地にある商店になります。写真中央の建物は屋根などを外して雨樋などの塗装をしているところです。この店は和菓子屋にでもしたいと考えています。
写真右側の建物は八百屋風にしてみました。建物の外側は以前にある程度の塗装を済ませていたのですが、店の中は何もない状態でしたので棚の上などに野菜や果物などを並べてみました。

プラ角材やプラ丸棒から適当に削り出したパーツを貼り付けて、野菜や果物のような雰囲気が出るように塗装をしてみたものです。
近付いて見ると野菜や果物には見えないのですが、この写真くらいの距離であれば何となく八百屋のような感じに見えないでしょうか。
もう少し手間と時間を掛ければそれらしくなるのかもしれませんが、腕の方も伴いませんのでとりあえずこれで塗装完了にしておきたいと思います。
これで半分以上の建物の塗装作業が終わりました。次回からはレイアウトの山側に並ぶ住宅の塗装に入りたいと考えています。
2019年08月25日
住宅の塗装と改造
先月末からいろいろ忙しかったこともあり、レイアウト関係の作業はしばらく放置状態になってしまいました。

まず最初の写真は前回の更新時に和菓子屋にでもしたいとお伝えしていた木造建築の角店になります。看板や全体の塗装は製品のままの状態ですが、右奥の扉やポスト、雨樋など細部の塗装を行っています。
店舗の内部は前回の八百屋の時のような工作はしていませんが、入口に暖簾を追加して店内に赤い毛氈の掛けられた椅子に座って名物のお団子を食べるお客さん数名を配置してみました。
残念ながら店内が暗くてこの写真ではほとんど見えません。
ここから先はレイアウトの山側に並んで建てられた住宅の塗装と改造作業に入ります。

この写真を見て頂くと分かる通り外壁の色が違うだけでデザインが同じものが2組あります。
5棟全てがKATO製になりますが、どの建物も塗装を含め出来は良いものの少々立派過ぎるところが難点でもあります。
同じデザインの建物は外壁の塗装は製品のまま変更せずに、周囲の塀や庭の部分に手を加えることによって違いを表現するようにしたいと思います。
まずはこの写真の奥側中央に写っている白い建物から手を付けます。

こちらの建物は外壁が白ですので、駅前などで見掛ける小さな病院にしたいと思います。このアイデアは「江頭剛の建物模型工作」という本で紹介されていたものです。
その本の中にも書かれているのですが、外側にある階段が接着剤で固定されているため分解出来るかどうかはこの階段が外せるかどうかで決まります。
幸いこちらの製品は少し力を加えるだけで外すことが出来ましたが、先着剤の量によっては困難な場合もあると思います。
とりあえず分解をして庭にあった樹木などを引き抜いた段階ですので周囲の塀の塗装などから作業を始めて行きたいと思います。
2019年09月16日
塀の塗り分け作業に手間取る
外壁が白い建物を病院風に仕上げるために周囲の塀の塗装から始めたのですが、塗り分け箇所が多くてマスキング作業に時間を要したり、缶スプレーで適当に塗装をしたらマスキングしたところまで塗料が入り込んでしまったりと、なかなか作業が進みません。手直しを重ねる毎にどんどん塗膜が厚くなってしまいますので最後は筆を使って手塗りで済ませました。

こちらの写真は樹木の位置変更を行い、建物の前に看板を追加した状態です。この看板には最後に病院名などを入れる予定です。
尚、製品に取り付けられていた樹木には荒いスポンジが使われているのですが接着力が弱くてすぐに取れてしまいますので、スプレーのりを吹き付けた後にコースターフを振り掛けて手直しを行いました。
後はオフィスビルの塗装の時と同様に雨樋部分の塗装や窓へのブラインドの設置などを行って終わりにしたいと思います。

続いて作業を行うのはこちらの建物になります。外壁の色が違うだけですのでまずは門の前の駐車スペースの色を変えてみることにしました。
ここにはレンガ風のシールが貼られていますので、片方だけ剥がしてみたのがこちらの写真です。未塗装の状態ですがマスキング作業も面倒ですので艶消しのスプレーを使って誤魔化したいと思います。
こちらの建物には雨樋も表現されていませんので、後は柵や門扉などの塗装と樹木の変更などによって違いを出したいと考えています。
以前にも同じことを書きましたが、どうしてもストラクチャーの塗装に入ると作業の進捗が悪くなってしまいます。何とか残り数棟のところまで来ましたので気合を入れて頑張りたいと思います。
2019年10月06日
残りは2棟のみとなりました
前回に続いて住宅の塗装や樹木の手直し作業などを進めています。

まずは駐車スペースからレンガ風のシールを剥がした方の建物から手を付けます。
予定通り駐車スペースの塗装は省略し、艶消しの缶スプレーで済ませました。また、塀の上の柵の部分と門扉についてはジャーマングレイで塗り分けています。尚、柵や門扉の塗装は前回の反省から手塗りにしました。
樹木については、コースターフを使って手直しを行った後に、建物の前にある庭の部分に2本植えてみました。
建物の塗装はそのままですので、最後は窓にカーテンやブラインドを取り付けて作業終了です。
続いての作業は色違いのこちらの建物になります。

先程の建物との違いを出すために、こちらの柵や門扉は製品のままの塗装にしています。
本当は庭の形を変えてみたり塀を作り替えると良いのですが、それはまた後日時間があればということにして先に進みたいと思います。
こちらの建物にもカーテンを追加してみました。コピー用紙を適当な大きさに切って両面テープで貼り付けてあるだけなのですが何も無かった時に比べれば生活感が出たのではないでしょうか。
こちらの樹木はフォーリッジクラスターを適当に貼り付けて先ほどのものとは違う雰囲気にしてみたのですが、写真で見るとあまり変わらないようです。

残りはこちらの写真の2棟のみになりました。
左側の建物は病院風にしたものの色違いですので塀の塗装変更を行った後に樹木については撤去してしまいたいと思います。
右側の建物は周囲が花壇のような造りになっているのですが、建物の基礎部分と同色で成型されているため塗り分けを行う予定です。
また、庭の部分が目立つ構造でもありますので植え込みや樹木の手直しを中心に作業を進めたいと思います。
ストラクチャーの塗装関係はかなり手抜きな状態になっていますが、全体の作業が終わった後でも個別に手直しが可能ですので、まずはレイアウト全体の仕上げ作業を優先したいと考えています。
2019年10月13日
電柱と道路標識の設置

この写真では良く分からないかもしれませんが住宅の周辺に電柱や道路標識を設置しました。改造前の段階から使用していたものですので既に塗装も終わっています。
電柱や道路標識は歩道部分に穴を開けて差し込んだだけですが、レイアウトの清掃時などに抜くことが出来るように接着はせず、このままにしたいと思います。
コンビニの前に人影はあるものの車も全く走っていないゴーストタウン状態ではありますが、道路標識や電柱といった小物を配置することで何となくそれらしい雰囲気になってきました。
本来であれば電柱に電線が張られた状態を想定しながら碍子の向きなどを意識して設置して行かないとダメなのですがスペース的に設置出来る場所も限られていますので、あまり不自然にならない程度に残りの部分についても設置したいと思います。

ストラクチャーの塗装は前回ご紹介した住宅が最後だと思っていたのですが、電柱を設置する作業を進める中で駅前に手を付けていない建物があるのを発見しました。
以前にご紹介したこちらの出桁造りの商店になります。どうやら八百屋や和菓子屋の作業を進めている間に忘れてそのままレイアウト上に戻してしまったようです。
こちらの製品は前面にある扉の開閉状態が選択出来るようになっています。扉が閉まったままでは寂しい感じがしますし、開けるとなると店の中の造り込みが必要になります。
なかなか悩ましい選択ではあったのですが、今回は手抜きをして自転車預所にしてみたいと思います。これであれば扉が開いていても店の中にあるのは自転車だけになります。
店舗部分には商品を並べる棚などが成型されていたのですが、全て削り取ってプラバンで埋めてやりました。並べる自転車にはTOMIXの製品を使います。自転車の出来は今一つですが店の中に置くだけで目立たないため問題ないと思います。
2019年10月20日