地面の仕上げと架線柱の設置

模型・ラジコン

斜面の整備と擁壁の設置

ベースになる部分の改造作業が概ね終了しましたので、続いては改造に伴って解体した箇所の地面を仕上げて行きます。架線柱の位置も見直す必要がありそうです。

今回の改造では川の移設や新たなトンネルの設置などを行っており、これに伴って地形が変わった個所の斜面がそのまま放置されていますので、擁壁などを設置して整備を進めたいと思います。

最初に手を付けたのはこちらの写真の斜面になります。川の周辺は以前に擁壁を設置してありますので、今回はその上の部分と線路側の作業を進めます。

これまでと同様にグリーンマックスの石垣シリーズの中からコンクリートブロックを中心に使いたいと思いますが、同じものばかりでは単調になりますのでプラバンを使ったコンクリートの擁壁やジオコレの石垣セットなども活用したいと考えています。

こちらは改造前からあった擁壁になります。駅の改造に伴ってホームの位置が変わっていますので以前のままでは線路との間が広過ぎてしまうため壁の位置を線路側に変更しました。

改造前の擁壁を一旦取り外して手入れをした後、適当な厚さのスタイロフォームを挟んで元に戻しただけです。まだプラスターを塗り終えた段階ですので白く目立ちますが、全体の緑化が進んでくれば不自然さは無くなるのではないかと思います。

また、架線柱の設置工事は後でまとめて実施する予定ですが、鉄橋の移設によって位置がズレますのでベース部分のみ先に移設工事を済ませました。

こちらが最初の写真の部分に擁壁を設置した状況です。川側はプラバンを使用してコンクリートの擁壁にしてみました。つや消しの塗料を使ったのですが、少し綺麗過ぎるようですので後ほど全体が汚れた感じになるように仕上げたいと思います。

線路側は上段に石垣シリーズのコンクリートブロックを使い、下段にはジオコレの石垣セットから乱積みを使用しました。

今回ご紹介した箇所以外にも擁壁の設置が必要な箇所が複数ありますので、これらの作業を済ませた後、続いては架線柱の設置工事に入って行きたいと思います。

2019年01月06日

架線柱の設置

架線柱の基礎部分の位置を確定させてやらないとプラスターの塗布やバラストの散布といった作業に進めませんので、先に配置を決めてしまいたいと思います。

改造前のレイアウトにも架線柱は設置されていたのですが、川の移設やホームの延長などによって位置がズレてしまいますし、以前は間隔が広過ぎましたので架線柱を追加してもう少し縮めることにしました。

まずはホームを延長した部分になります。以前は跨線橋の下に碍子を取り付けた形にしていたのですがホームの端にある架線柱との間隔が広過ぎますのでホーム上に新たに架線柱を追加しました。
また、この機会に跨線橋の塗装もやり直しましたので何となく綺麗になった感じです。

こちらは複線部分の曲線区間になります。改造前は線路際が白くなっている所に架線柱を設置していたのですが、カーブの度合いから考えて不自然でしたので、それよりも短い間隔で配置することにしました。

鉄道模型の場合、実際の線路に比べてかなりの急カーブですので架線の位置を考慮すると更に間隔を短くする必要があるのですが、あまり多くし過ぎても架線柱だらけになって違和感がありますので、とりあえずこの程度で済ませておきたいと思います。

尚、それぞれの架線柱は台座の部分をレイアウトに接着してあるだけですので一旦取り外して塗装を済ませた後、プラスターの塗布やバラストの散布が終わってから再度取り付ける予定です。

最後の写真は鉄橋からトンネルまでの複線部分と下段にある単線部分の駅になります。
この辺りは今回の改造に伴って大幅に配置が変わっていますので、ほとんどの架線柱の位置を変更しています。

また、同じ種類の架線柱ばかりを使用すると単調になりますので駅の周辺のみラーメン構造の架線柱を使用してみました。この写真ではその違いが良く分からないかもしれませんが自己満足の世界ではそれなりに良い雰囲気になったのではないかと思っています。

2019年01月13日

トンネル入口と高架道路部分の塗装

前回は地味な小物類の作業でしたので今回はしばらく放置状態だったトンネル入口と高架道路部分の塗装を行いたいと思います。この辺りの作業を行ったのは昨年の梅雨時だったと思いますので、もう半年が経過してしまいました。

作業途中の写真はありませんが、まずは道路の舗装面をジャーマングレイの缶スプレーで塗装した後、マスキング作業を行い、柵や欄干はフラットアルミで、高架道路の下側や橋脚、トンネル部分などは明灰白色でスプレー塗装してみました。長い間、白いプラバンのままの状態でしたのでこれで少しは道路らしくなったのではないでしょうか。

塗装が終われば固定してしまいたいところですが、高架道路が動かせなくなると橋脚周辺の作業が非常にやり辛くなりますので先にそちらを片付けてしまってから次の作業に移りたいと思います。

橋脚の周囲には地面との間に大きな隙間が残っていますのでまずはそこにスタイロフォームの端材を詰めて埋めてやりました。続いてはプラスターを塗る作業になるのですが、その前に道路の右側にある小さな山の部分もスタイロフォームの追加と整形を行っています。

こちらの写真はプラスターを塗った後の状態です。まだ一部に水色のスタイロフォームが見えている箇所がありますが、ここは橋脚の位置が確定してからの予定です。

高架道路の部分を載せるとこんな感じになります。まだ固定はしていませんがセンターラインなども書き入れましたので、道路らしい雰囲気が出て来たのではないでしょうか。

これでようやくトンネルの位置を確定させることが出来ますので、続いては山とトンネルの隙間を埋める作業に入って行いたいと思います。

尚、街路灯については、まだ製品のままの未塗装状態ですので茶色系かシルバーに塗装する予定にしています。

2019年01月20日

トンネルと山肌との隙間の処理

今回は予定通りトンネルと山肌との間にある隙間を埋めて行きたいと思います。
改造前のレイアウトではトンネルを設置する予定が無かった場所に無理やり押し込んだ状態ですので、周辺の山との位置関係があまり不自然にならないようにしてやる必要があります。

まずは、こちらの写真のように隙間にスタイロフォームの端材を貼り付け山側に上手くつながるようにして行きます。まだ適当にハメ込んだだけの状態ですので違和感があるかと思いますが、この後に整形をしてプラスターを塗ってしまえば問題ありません。

先ほどの写真に比べると少し暗い感じに写ってしまいましたが、こちらがスタイロフォームの形を整えた後に上からプラスターを塗った状態になります。

まだ塗装や緑化作業が終わっていませんので、このままの白い状態では本当に自然な感じに仕上がるのか疑問が残りますが、何とかそれらしく見えるように努力をしたいと思います。

尚、この写真の左上の部分は岩肌をイメージして作ってあるのですが、こうして見るとどうも色が薄過ぎた感じがしますのでトンネル周辺の塗装作業に合わせてここの塗装についても手直しをしたいと考えています。

これで手間の掛かりそうな箇所の地面は概ね作業が終了したかと思いますので、後は細かな部分の手直し作業などを行い次の段階に作業を進めて行きたいと思います。

2019年02月02日

駅前のバス乗り場や駐車場の整備

山肌や地面になる部分にプラスターを塗る作業が一段落しましたので、駅前にあるバスやタクシー乗り場、駐車場などを整備します。

レイアウトに十分なスペースが無いため、駅前部分と道路との間はガードレールで仕切られた状態に仕上げます。

以前にもご紹介した通り図面などはありません。それらしい雰囲気になるように適当に作業を進めます。バスやタクシー乗り場の位置は歩道部分を作った時に決まっていますので、ここを基準にして駐車場の場所などを決めました。また、ガードレールの位置は道路の幅から勝手に決まったものになります。

建物の位置を確定させる時にある程度のイメージは描いているのですが作業を進めてみないと分からないのがレイアウト作りです。勿論、皆さんがそうだとは限りませんが『たぬきおやじ』はいつもこんな感じでやっています。

こちらの写真は駅前に思い付きで作ってみた銅像になります。まだ適当に色を塗ってみた段階ですが何となく銅像に見えるようになったのではないでしょうか。

この銅像は上野公園で見掛けたことのある犬を連れた人をイメージしながら作業員と子犬を改造したものです。どんなものでも緑色に塗ればそれらしく見えるということなのかもしれません。

最後の写真は道路橋の左側と切通しの両側にある山の部分にプラスターを塗り終えた状況です。
山の頂上付近は最終的に木に覆われてしまうためスタイロフォームのままでも良かったのですが、プラスターを塗った方が山の形もイメージしやすいかと思います。

この後はプラスター部分を塗装して緑化作業を進めるか、道路にセンターラインなどを引く作業を先に済ませるか悩むところですが、その答えは次回の更新までお待ち頂ければと思います。

2019年02月11日

山肌や地面のプラスターを塗装

道路にセンターラインなどを引く作業に入るためには先に済ませておく作業がまだ残っていることに気付きましたので、とりあえず山肌や地面になる部分のプラスターを塗装しました。

尚、樹木や雑草などを植える緑化作業は細部の仕上げが終わってからにしたいと思います。

プラスター部分の塗装は水性のアクリル絵の具を水で薄めて塗るだけの作業なのですが、同じ色で全体を塗ってしまうと不自然になりますので茶系の複数の絵の具を適度に混ぜながら塗り重ねて行きます。まだ茶色いハゲ山状態ですが緑化が進めばそれらしく見えるのではないかと思います。

2019年02月16日

空きスペースに小さな児童公園をつくる

前回の更新時にセンターラインなどを引く前に先に済ませておく作業が残っていたと書いたのですが、こちらの写真の空きスペースの活用になります。

大きさも形も中途半端で建物を設置するだけの大きさはないのですが、このままには出来ません。活用方法を検討した結果、左の赤い丸印の部分は駐車場に、右側には小さな児童公園を設置することになりました。

まずは右側に児童公園を設置する作業から始めます。現状は道路と同様にアスファルト舗装の状態になっていますので、サンドペーパーを貼り付けて土のような感じに変更してやります。

こちらが400番のサンドペーパーを貼り付けた状態になります。サンドペーパーを使用すると簡単に土を敷き詰めたような感じになるのですが、作業中に注意をしていないと表面に触れたものが削れて汚れたようになってしまうことです。

そういう目的のものですので当たり前のことではありますが、汚れが付くとなかなか元の状態には戻りませんので、この後の作業も慎重に進めます。

道路との境目になる部分にはプラバンを貼って仕切りとしました。何箇所か小さな穴を開けていますが、ここには柵を設置する予定にしています。

こちらの写真が遊具やパーゴラ、東屋などを仮置きしてみた状況になります。ここにもジオコレの情景コレクションから駅前・公園のセットを利用しました。

また、道路との境目や公園の出入口部分の柵も設置しましたので、何となく公園のような雰囲気になったのではないでしょうか。

尚、公園の奥にある白い塀はプラバンをつや消しのホワイトで塗っただけの状態ですのでもう少し何か工夫をしたいと思っています。

2019年03月02日

センターラインや横断歩道などのラインを引く

前回は写真にある児童公園の設置についてご紹介しましたが、今回は建物を挟んだ左側にある空きスペースを駐車場にして道路にセンターラインや横断歩道、路側帯などのラインを引く作業を行いました。

今回もアイシーフリーテープを使用しており、センターラインや路側帯には幅1.0ミリを横断舗道や停止線には幅3.0ミリの製品を使っています。

駐車場については中途半端な大きさと形のため、結果的に無駄なスペースが多くなってしまい駐車出来る台数は僅かですが、とりあえずこれで未使用の土地については無くなりました。

こちらが反対側から見た駅前周辺の様子になります。スタイロフォームのままだった時に比べるとかなり街らしい雰囲気になって来たのではないでしょうか。

良く見ると、駅前のメインの通りなのに右折レーンすら無かったり、コンビニの前の駐車場がかなり狭かったりと、現実の世界と比較すると矛盾する部分も多々あるのですが、限られたスペースの中ですので、とりあえずは雰囲気さえ出ていれば良いということにしておきたいと思います。

まだ道路上に止まれの文字や制限速度などの標示を追加する作業が残っていますし、信号機や道路標識類の取り付けも未だの状態ですので、これらの作業を済ませた後、次の段階に入って行きたいと思います。

2019年03月16日

信号機の設置と道路標示の追加

改造前のレイアウトには信号機のある交差点が多数あったのですが、改造後は駅前の2箇所のみとしました。

とりあえず必要な箇所への設置は完了したもののまだ未塗装のままの状態です。この写真では良く分からないかもしれませんが右側にある交差点とバスが停車している交差点に設置しました。
また、バス停やタクシー乗り場にはバスやタクシーといった道路標示を追加しました。

白線の枠のみだった時に比べると何となく良い雰囲気になったと思います。使用したのは、こばるのマイスターシリーズとして販売されている路面標示です。

この路面標示はインスタントレタリングになっていますので位置を定めて上から擦るだけで簡単に貼り付けることが出来ます。

こちらの写真は反対側から撮影したものです。路面に書かれた最高速度の標示や停止線の前にある止まれの文字の他、横断歩道の手前にあるひし形やコンビニの自転車置き場、障害者用の駐車場なども全てインスタントレタリングです。

後は電柱や道路標識の設置が必要になりますが、これらの小物は作業中に破損する可能性がありますので全体の緑化作業が終わった後にしておきたいと思います。

2019年03月23日