駅舎とホームの見直し
上段にある複線部分は概ね改造作業が終了しました。続いては下段の単線部分にある駅周辺を整備して行きます。単線にも関わらず改造前の駅舎は少々立派過ぎましたので、ホームを含めて全面的に見直す予定です。

こちらの写真は単線部分から分岐したところにあった駅舎になります。ここだけ見ていると違和感は無いものの、山の谷間を走っている路線にしては駅舎、ホーム共に立派過ぎたようです。
上段の複線部分にあった鉄橋の位置などを変更した関係で、こちらも線路の配置が変わりましたのでホームも短くして全体的に小規模な駅に変更する予定です。
こちらの橋上駅舎やホームは改造作業に着手した時点で既に撤去が完了していますので線路の位置を確定させた後に新しいホームと駅舎の設置作業に入って行きたいと思います。

こちらは単線部分の途中にある駅舎とホームです。ここはこのままでも規模的に問題無かったものの使用しているのがTOMYTECのジオラマコレクションシリーズになりますので、改造作業を始めた時に決めた通りこのレイアウトで使用するのは止めたいと思います。
尚、この写真には写っていませんが駅前には同じジオコレの商店がありますので、今回はこちらも撤去することにして、駅の規模を含めて全体の配置等も見直したいと考えています。
どちらの駅から作業を始めても良いのですが、とりあえずは最初にご紹介した方の駅舎とホームからスタートです。

こちらの写真がホームと駅舎を仮置きしてみた状態になります。この段階ではまだ線路を固定していないのですが、駅舎も何とかレイアウトの中に収まりそうな感じですので、線路の配置もこれで確定させたいと思います。
改造前に比べるとホームの長さがかなり短くなってしまったものの、この単線部分で運行を予定している車両は全て2両編成ですので全く問題ありません。
スペース的に駅前周辺を作ることは出来ませんので、駅舎の横に駐車場を設けるくらいの方が作業も楽で良いのではないでしょうか。
では、次回はこのホームが線路の間に収まるように先端部分の改造作業を行いたいと思います。
2018年11月03日
ホーム先端部分の加工
曲線部分に設置するためのホームも販売されてはいますが、今回は線路の配置が変則的なためこの場所に合わせる形でホームを加工します。

島式のホームエンドを使用すれば良いのですが、今回は手元に残っていた対向式のホームエンドを使って作業を進めます。
こちらは複線部分にあるホームの手直しをする時に、ホーム上に設置する柵が足りなかったために購入したものです。付属品の柵だけを使って本体部分は放置してありましたので使い道があって良かったという感じです。
では、こちらの写真の曲線線路側に接している部分を加工して行きます。

こちらは加工途中の写真になります。曲線側を模型用のノコギリで切断した後、線路の形に合わせて側面を曲げるのですが、そのままでは固くて曲がった状態を維持することが出来ませんので適当に切り込みを入れて曲げ易くしてやります。
いつものことながら文章にするとこんな感じになるのですが、仕上がり状態を意識しながら切断して行く必要がありますし、切り込みを入れるのもそれなりに手間を要しますので、なかなか面倒な作業です。
もし失敗しても300円程度のパーツですし、少々の誤差であれば後でいくらでも手直しが可能ですのであまり気にせずに作業を進めます。
切断等の加工が終わったら線路側の曲線部分と合っているかを良く確認し、問題が無いようであれば接着剤を使って固定します。
側面を曲げた時に内側にかなり無理が生じている感じでしたので先ほどの写真の時よりも切り込みの数を少し増やしてやりました。

後は輪ゴムを使って先端部分を固定し、接着剤が固まるのを待つだけです。
この間にホーム上面のパーツの加工を済ませます。曲線に合わせて切断するだけの作業ではありますが切り過ぎてしまうと隙間が大きくなって見た目が悪くなりますし、元に戻そうと思うとパテなどを使った面倒な作業が必要ですので、少し大きめに切断した後にヤスリなどを使って微調整を行いました。

最後の写真は塗装も済ませて所定の場所に置いてみた状態になります。サイズ的にはピッタリですし車両を通過させて確認してみましたが接触することもなく特に問題は無いようです。
とりあえずホームの改造作業はこれで一旦終了としておきます。
2018年11月10日
単線部分の途中にある駅周辺の整備
分岐線の終端部分にある駅から仕上げても良かったのですが、同じ場所の作業ばかり続くと飽きてしまいますので、続いては単線部分の途中にある駅周辺の整備に入りたいと思います。

こちらの写真は新しい駅舎とホームを仮置きして全体の配置を検討しているところです。古い駅舎やホーム、駅前にあった商店などは既に撤去してありますので、この配置を基本にして作業を進めます。
まずは上段にある駅員の詰め所に向かう坂道の手直しから始めます。続いては駅前周辺の舗装作業となります。
改造前は無理やり駅前に商店を押し込んだため、かなり狭い坂道になっていました。

古い坂道は一旦撤去した後、途中でS字に曲がっていた部分にスタイロフォームの端材を追加して少し広くなるようにしました。
道路の端の部分に厚紙が貼ってあるのは、この後の作業でガードレールを設置するためです。
この坂道は未舗装路ですので、プラスターを塗ったところにガードレールを設置しても強度が不足するため補強材として追加しています。
坂道の位置が確定したところで続いては駅前の舗装工事です。こちらは古い舗装部分の厚紙を剥がして新たな厚紙を貼り付けました。グレーのスプレー缶で塗装すれば舗装工事も完了です。

スタイロフォームを追加した部分にプラスターを塗って坂道のベースになる部分の作業はこれで終了しました。
ご覧の通り今回は非常に小さな駅舎で無人駅という設定にしたいと考えており、作業員の詰め所を改造して仕上げる予定です。
駅前の整備に合わせて踏切を渡ったところにある蕎麦屋の駐車場の舗装工事も済ませました。線路際の柵の設置など全体の仕上げ作業については後ほどまとめて行いたいと思います。
続いての作業は畑の左側にあった用水路の手直しです。写真を見ても良く分からないと思いますが細い小川がありましたので、これをコンクリート製の用水路に変更する予定です。
とりあえず古い小川の撤去作業は終了していますので、次回はここに設置する用水路を作りたいと思います。
2018年11月11日
コンクリート製の用水路をつくる
改造前の用水路はあまり目立つ存在ではありませんでしたので、コンクリート製に変更することでもう少し用水路らしい雰囲気を出したいと思います。

古い用水路を撤去した後、ベースのスタイロフォームに適当に溝を掘り、そこに合わせる形でプラバンを使って用水路を製作しました。
寸法的には一般的な側溝よりも幅を広くしてありますので、スケール換算で約1メートル30センチになります。
後はグレー系の塗料で塗装をして溝の部分にハメ込めば完成になるのですが、これだけでは少し寂しい感じがしますので、もう一手間加えてみたいと思います。

こちらの写真をご覧になって何を作ったのかお分かり頂けますでしょうか。用水路の途中に設置されている水門になります。ネット上にある写真などを参考にして適当に作ったものになりますが、自己満足の世界の中ではそれなりに上手く出来たのではないかと思っています。
材料として使ったのはプラバンとプラ角棒になります。適当な幅に切断したプラバンを門型になるように組み立て、そこに制水板として薄めのプラバンを挟み込んであります。制水板を上下に動かすためのシャフトについては1ミリのプラ角棒を丸く削って使用しています。

とりあえず水門の塗装を済ませて所定の位置に置いてみました。何となくそれらしい雰囲気になったように思うのですが如何でしょうか。
水門部分をどのような色で塗装するのか少し迷ったのですが、水門で検索をしてヒットした写真では青や水色のものが多くありましたので、手元にあったスカイブルーを使ってみたものです。
まだこの段階では用水路に水が流れていませんので、川を作った時と同様にグロスポリマーメディウムを使って水の流れを表現したいと思います。
2018年11月17日
駅舎とホームをつくる
前回の更新時から用水路の奥に作業途中の駅舎の様子が写っていましたが、こちらの駅舎とホームをつくります。

駅舎として使用するのはこちらの写真の小さな詰所になります。グリーンマックスが保線詰所として販売しているのもを組み立てたもので、改造前のレイアウトではバス乗務員の詰所として使っていたものです。
全体を軽く塗装したのみでまだ完成には至っていませんでしたので、これを駅舎風に改造して行きたいと思います。
改造と言ってもやることは単純な作業で、窓になっている部分を駅舎への出入口に変更します。
また、同様に反対側の壁にもホームへの通路を作ります。

改造途中の写真はありませんが、窓とその下にあった壁の部分を切断した後、出入口にする箇所の枠組みをプラバンやプラ角棒を使って追加しました。
また駅舎からホームへの通路については、プラバンの上にグリーンマックスの歩道橋の残材を使って柵や手摺を設けました。まだ塗装が残っていますが何となく駅舎に見えるようになったと思いますので、後は適当に内装を作って完成にしたいと思います。
今回の改造では駅舎だけでなくホームも変更することとし、TOMIXのミニホームセットを使ってみました。ホームの幅も狭く小さな駅にはピッタリな感じです。
尚、TOMIXとKATOではレールの道床部分の幅が異なるため、そのまま使用すると線路とホームの間が広くなってしまいますので、今回はホームのベース部分を数ミリ切断して使用しています。

こちらの写真は駅舎の出入口側になります。こちら側には小さな庇を設けました。
まだ周辺の整備が終わっていませんので全体的に荒れた感じになっていますが、線路側に柵を設置したり駅舎の横に樹木を植えたりすればそれらしい雰囲気になるのではないかと思います。
2018年11月25日
車止めの変更と終端用架線柱の設置
再び分岐線の終端にある駅周辺の作業に戻りたいと思います。今回は車止めの変更と架線柱の設置になります。

車止めはこのままでも問題は無いと思うのですが、車両が停止出来なかった場合に駅舎に激突してしまいますので、もう少し頑丈そうなタイプに変更してやります。
変更する理由はもう一つあって、線路の終端部分に架線を引き留めるための架線柱が必要になるのですが、その分のスペースを確保しないまま線路を敷設してしまいましたので、車止めを変更することによってそのスペースをつくり出そうという作戦です。ということで現在の車止めについては撤去となります。

こちらは複線用ラーメン架線柱を改造してつくった終端用の架線柱になります。
強度のことを考えると下側が広くなっている鉄骨の方が良いのですが、適当な素材を見つけることが出来ませんでしたので、何となくそれらしい雰囲気になっていれば問題無しということにさせてもらいました。
改造といっても複線用架線柱からビーム部分を切断して整形した後に碍子を接着剤で固定しただけです。まだ塗装を済ませていませんが碍子の部分を白くしてやるとそれっぽくなるのではないかと思います。

最後の写真は変更後の車止めと終端用架線柱を設置してみた状況になります。
以前の車止めに比べるとコンクリート製のガッチリしたタイプになりましたので、車両が暴走しても駅舎が壊れることは無いと思います。
これで駅舎の位置も確定しましたので、次回は駅前部分の舗装工事を済ませて駅舎の横に駐車スペースをつくりたいと思います。
2018年12月15日
駅前の舗装工事と空き地の活用方法検討
予定通り駅前の舗装工事から始めます。いつものように厚紙を必要な大きさに切り抜いてグレー系の缶スプレーで塗装すれば作業終了です。

こちらの写真の右側部分を車数台が駐車出来るスペースにしたいと思います。
線路側や山側との境目にフェンスを設置する予定にしていますが、こちらについては全体の仕上げ作業に入ってからにしたいと考えています。
まだ駅舎内部も製品のままの状態ですし、舗装面の厚紙とスタイロフォームとの間の隙間も目立ちますが、もう少し作業が進めばそれなりの雰囲気になってくるのではないでしょうか。

駅舎周辺については、これで完成後の形がある程度見えて来ましたので、続いてはこちらの写真の空き地部分の活用について検討したいと思います。
単純に畑や田圃にして野立て看板の一つも設置すれば十分なのですが、それなりのスペースがありますし、何か建物が設置出来ないかと考えてみました。
最初は小さな神社にしようかと思ったのですが市販品には適当な製品が見当たりませんし、すべてを自作するとなると難しい面もありますので、荒れたままの状態でも大丈夫な工事現場にしてみたいと思います。

どのような配置にするかはこれから検討したいと思いますが、まずは工事現場に必要なものとしてプレハブの事務所を購入しました。
残念ながらKATOやTOMIXには適当な製品がありませんし、かと言ってジオコレも使いたくないため今回はさんけいの「みにちゅあーとキット」の中からプレハブ小屋Aを選択しました。
こちらは組立てが必要なペーパークラフトですが、塗装も不要で完成すれば十分な強度もあるようです。今日の時点ではまだ何も手を付けていませんので作業状況については日を改めてご紹介したいと思います。
2018年12月22日
油圧ショベルと工事現場をつくる
皆さま明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。今年最初の更新は鉄道模型からになりました。
早速、前回ご紹介した空き地を工事現場風に変えて行きたいと思いますが、その前に工事現場には欠かせないものとして油圧ショベルを先に仕上げます。

こちらは改造前のレイアウトでも使っていたものになりますが、塗装を済ませた段階で作業が止まっており、年月の経過と共にゴム製のキャタピラが風化し途中で切れてしまいました。
ゴム製品の修復は難しいため今回は厚紙を使ってキャタピラを再生してみましたが、塗装後の状態を見てみると紙だとは判らない感じです。
また、デカールの貼り付けや小物類の取り付けも済ませて約10年目にしてようやくの完成となりました。

続いては工事現場の方の作業になります。まずは川側に小さな堤防を設置しました。更に工事現場風にする部分に厚紙を貼り付けました。
最初は荒れた地面のままにする予定でしたが、プレハブ事務所や柵などを設置しようと思うと下地がスタイロフォームでは作業がやり辛いため、ある程度整地された状態に変更したものです。
工事現場用の柵とゲートについてはジオコレを使用しました。建物にはジオコレを使用しない方針ですが、こういう小物に限っては上手く活用したいと思います。
尚、プレハブ事務所については油圧ショベルの左側の切り抜き部分に設置する予定ですが、完成の日はまだ先になりそうですので周辺の仕上げ作業から進めて行きたいと思います。
2019年01月02日