トンネルを移設して切通しをつくる
川の移設に伴い駅前に通じる道路の位置を変更します。改造前は単線部分にあった踏切を横断した後、坂道を上って駅前へと向かっていましたが、今回は複線部分に新たな踏切を設置して道路橋へと通じる道路を新設したいと思います。また、駅前から山側に向かう新たな道路も計画中で、ここにはトンネルを建設する予定です。
こちらの写真の赤い丸印の場所は改造前のトンネル出口になります。この上に道路が通ることになりますので、まずはトンネルポータルの位置を変更しました。
他のトンネルも手抜きをして内部を黒く塗っているだけなのですが、ここも同様にアクリル絵の具で側面を黒く塗った後に出口から見える範囲だけバラストを散布しています。
バラストは水で薄めた木工用ボンドを使って接着しますので、乾燥するのを待ってトンネル内部を清掃し、上から厚さ5ミリのスチレンボードを被せて蓋をします。
今回の改造によりトンネルが少し長くなりましたので、内部で脱線や通電不良による車両の停車が発生すると救出に手間を要しそうな感じです。
こちらはトラス鉄橋の位置を変更して新たに築堤を設けた場所になります。ここもトンネルの出口になりますので、こちらにも同様にトンネルポータルを設置します。
トンネルの位置は適当ですが、築堤の端にあるプレートガーダー橋の橋脚部分との位置関係を確認しながら決定しました。
使用したトンネルポータルはグリーンマックスの単線用で先程のトンネルと同じものです。ただしここはトンネルの上が山ではありませんので、上段の線路と同じ高さになるようにポータルの上部を切断してから使用しました。
こちらの写真はプレートガーダー橋の下からトンネルの出口付近を撮影したものになります。
トンネル部分の作業方法は先程と同様で、内部を黒く塗った後に外から見える部分にだけバラストを散布しています。
トンネルポータルも橋脚も完成したばかりという感じで汚れ一つありませんが、後日、雨だれや錆で茶色く汚れた感じに仕上げたいと思います。
この写真の手前に写っている線路は駅に向かって分岐している箇所になります。以前にも少し触れた通り橋脚との離隔がギリギリの設計になっていますので十分に試験走行を行ってから位置を確定させる予定です。
最後の写真は何が何だか分からない状況になっていますが、最初の写真にあるトンネルの上部に山を作るためにスタイロフォームの端材や発泡スチロールを適当に積み上げているところです。
小さな山の中程に切通しの道路というイメージで作業を進めており、道路の右側の山は積み上げたスタイロフォームや発泡スチロールを素直に削り出して山の形を整える予定ですが、道路の左側は改造前の既存の山がこの下にありますのでスタイロフォームの端材を使って全体を覆うような感じになっています。
同じ山でありながら左右で作り方が異なってしまうのですが、左側はこの上から紙を貼って形を整えたいと考えています。もう少し作業が進めば完成後のイメージも描きやすいかと思いますので、この続きはまた次回ご紹介させて頂きます。
2018年06月09日
切通しのある山の整形とトンネル工事
前回はスタイロフォームを貼り付けた段階で終わっていた切通しのある山の部分ですが、右側の山はカッターナイフでそれらしい雰囲気になるように削り出し、左側は大まかに形を整えた後に上から紙を貼って山らしい形になるように仕上げました。
紙を貼って仕上げる場合は一般的にキッチンペーパーを使用する方が多いのですが、以前からこのレイアウトでは襖紙を貼る時の下地などに使用する茶ちり紙を使用しています。キッチンペーパーよりも薄いため貼り終えた後の厚みを考慮する必要がありません。また、水で濡らしてもそれなりに丈夫で使いやすい紙だと思います。
茶ちり紙は水で薄めた木工用ボンドに浸した後にスタイロフォームの上に直接貼るだけです。1枚だけだと弱いので数枚を貼り重ねます。
茶ちり紙が乾いたら上からプラスターを塗って仕上げて行きます。こちらの写真は強度を確認するために手前半分にだけ塗った段階ですが、切通し部分に擁壁を設置する作業などを先に済ませてから全体にプラスターを塗って仕上げたいと思います。
尚、切通し部分を通る道路については厚紙に色を塗って貼り付ける予定をしており、こちらの写真はコピー用紙を使って型紙を作成している状況になります。
また、この切通しを抜けた所に新たな踏切を設置する予定にしていますので、線路を横断した先の道路についても順次整備を進めたいと思います。
今回の改造作業では、先程の切通し部分を通る道路に加えて駅前につながる道路を更に追加したいと考えています。こちらの写真の赤い丸印の箇所が新たな道路の建設場所になるのですが、まずはここにトンネルを設置します。
このレイアウトの右側は全体が山になっており、新たな道路となるとトンネルの建設以外に方法がありませんので、山の中腹に穴を開けてトンネルポータルを設置した後、下段の線路を横断するための跨線道路橋を作って高架道路風に仕上げる予定です。
ここの作業も設計図などはありませんので、位置を決めて適当に穴を開けたいと思います。
こちらの写真がトンネル建設予定地に穴を開けた状態になります。ここも茶ちり紙を貼って仕上げた山になっていましたので、穴を開ける作業は比較的簡単に終えることが出来ました。
設計図はありませんが、一応、道路の高さや山の中への進入角度などを検討した後、トンネル内のベースになるスタイロフォームを貼り付けています。
トンネルの下の部分については、現状ではコンクリートを吹き付けた擁壁になっていますが、ここにはトンネルを出た後の道路用として新たに橋脚を設置する必要がありますので、もう少し作業が進んだ段階で改造方法を考えたいと思います。
線路部分のトンネルポータルについては全てグリーンマックス製のものを使用していますが、道路用としては適当なスタイルのものが売られていませんので、ここはプラバンを使って自作してみたいと思います。
こちらの写真が基本的な部分の工作を終えた段階のものになります。山の中の道路で良く見掛ける左側が斜めにカットされたスタイルにしてみました。
道路幅やトンネルの直径はかなり適当ですが、大きさとしては国道クラスよりも少し小さ目のトンネルをイメージして寸法を決定しました。
主な材料は1.2ミリのプラバンで、トンネルの曲線部分には曲げやすい厚紙を使用しています。
最後の写真は、トンネルポータルを所定の位置に仮置きして線路横断の道路橋や橋脚の高さを確認している状況です。これらも全てプラバンから作ったものになりますが、普段は何気なく通行している高架道路でも自作するとなるとイメージするのが難しく、ネット上にある写真などを参考にしながら適当に形や大きさを決定しました。
このままの状態では薄い板のような道路にしか見えませんので、もう少し手を加えながら何となく道路に見えるような感じに仕上げたいと思っております。
2018年06月16日
跨線道路橋や高架道路をつくる
まだ塗装段階には至っていないため白いプラバンのままの状態ではありますが、跨線道路橋や高架道路の基本的なパーツが完成しました。
トンネルポータルは側壁の追加程度で前回からの大きな変化はありませんが、薄い板のような状態だった跨線道路橋には転落防止用の柵などを取り付けました。
また、道路橋につながる高架道路部分は新たに製作したもので、ここには橋の欄干のような感じの側壁を設置してみました。この高架道路もプラバンやプラ角棒などを使って製作したものになりますが、転落防止柵や側壁の部分にはTOMIX製のワイドレール用壁を使用しています。
こちらの写真が跨線道路橋や高架道路などを仮置きしてみた状態になります。バスが置いてあるからなのかもしれませんが、何となくそれらしい雰囲気になったと思います。
この高架道路は駅前部分との高低差によって勾配があるのと、道路配置の関係で僅かにS字カーブになっているため作るのがかなり面倒で、時間もそれなりに費やしてしまいました。
線路と交差する部分の転落防止柵については実際には金網になっている場合が多いように思いますが、適当な材料を見つけることが出来ませんでしたので防音壁のような仕上げになりました。最後に塗装で誤魔化す予定です。
尚、写真の右下辺りからは盛土による道路にする予定にしていますので、接続部分の加工を終えた後は駅前周辺の整備に合わせて作業を再開したいと思います。
2018年07月01日
複線部分に踏切を設置する
切通しの道路を抜けた先にある複線部分に踏切を設置します。まずは道路が線路を横断する位置を決めて線路部分の踏み板を作る作業から始めました。
使用するのは厚さ1.2ミリと0.5ミリのプラバンです。直線部分であれば市販品をそのまま使用しても良いのですが、今回は曲線部分に踏切を設置しますので自作以外に方法はないという感じです。
作業としてはカーブに沿ってプラバンを切り出すだけですので難しいものではありませんが、現物合わせが必要ですので少々手間を要します。
線路の外側はレールの高さを超えなければ問題ないのですが、内側は高さは勿論のことレールとの隙間にも注意が必要になります。
レールの間に設置する踏み板についてはガイドレールをイメージしてプラ角棒を使って作ってみましたが、スケール的には少々太過ぎた感じがしないでもありません。
こちらが線路上に仮置きをした状態になります。手前側の道路が直角に曲がり過ぎているようですので道路部分を仕上げる段階で少し手直しをしたいと思います。
尚、遮断機については改造前に単線部分に設置されていたものを流用する予定にしています。このままでは遮断棒がチョット短いようですので、遮断棒を延長するか、または左右両側への遮断棒の設置を検討したいと思います。
これで切通し側の道路の位置を確定させることが出来るようになりましたので、まずは道路になる部分の塗装を先に済ませ、次回からはしばらく放置したままになっていた山側の作業に入ります。
2018年07月16日
道路を舗装して踏切を仕上げる
山側の作業に入る前に切通し部分の道路を舗装します。舗装といっても実際にはスプレー缶の塗料を使って塗装するだけです。全体にヘイズグレイを塗った後、その上から軽く明灰白色を重ね塗りしています。ついでに踏切を渡った側の道路も塗装による舗装工事を済ませました。
続いて踏切ですが、前回更新時に遮断棒が少し短いようなので延長するか左右両側に設置するのかを検討することにしていましたが、結論としては両側設置で作業を進めることになりました。
左右両側に設置すると逆に遮断棒が少し長過ぎましたので、先端を数ミリ切断して長さを調整しています。
尚、踏み板部分についてはコンクリートブロックを並べたような感じの仕上げにしてみたのですが出来の方は今一つということで、遠目から雰囲気だけ味わうことにしたいと思います。
2018年07月22日
切通し部分の道路が完成
まずは切通し部分にコンクリートブロックや石積の擁壁を設置し、スタイロフォームのままだったところにプラスターを塗って山になる箇所の下地を作りました。
まだ山肌が白いプラスターの状態ですので不自然な感じですが、塗装や緑化作業は他の部分と合わせて後でまとめて実施する予定です。
また、道路部分については路側帯や踏切手前の停止線として白線を引きました。使用したのはアイシーフリーテープという名称で販売されているクラフト紙を使ったテープになります。路側帯には幅1.0ミリの製品を使いました。
直線部分だけでなく曲線にも柔軟に対応出来ますので鉄道模型には欠かせない材料です。
こちらは前回の更新時と同じようなアングルで撮影したものです。
踏切を両側設置にした関係で道路の右側に小さな盛り土部分を追加しましたので、ここにも石積みを設置してみました。最終的には雑草に覆われてほとんど見えなくなる部分だと思いますが、草の間から石積みがチラッと見えるくらいが良い感じではないかと思います。
踏切手前の道路については、もう少し広くても良かったかなという感じですが、作り直すのは面倒ですし、この切通しの先にある道路橋もかなり狭いため、橋の架け替え工事に合わせて拡幅が予定されているという設定にしておきたいと思います。
2018年08月11日
レイアウトを部屋の中央付近に移設
トンネルや道路等の工事が概ね終了しましたので、次のステップに向けてレイアウトの移設を行いました。
こちらの写真は移設後の状況です。これまでは長年放置して来たこともあって邪魔にならないカウンターの下に置いていたのですが、このままでは手前側からの作業に限界があるため、思い切って部屋の中央に配置することにしたものです。
今回の移設に伴って、これまでパソコン用や作業用として使っていたテーブルの上にレイアウトを置いてしまいましたので、現在、パソコン関係は部屋の片隅に仮置き状態となっておりこのページの更新作業もそこで行っています。
こちらについては新たなパソコン用デスクを注文済ですが、お盆休みと重なっていて商品の到着が金曜日頃になりそうですので、その時にまた改めて作業を行いたいと思います。
とりあえずレイアウトに関してはかなり作業がやり易い環境になりましたので次回からは駅前周辺の整備に着手したいと思っています。
2018年08月13日