建物を撤去し地形を変更する
放置状態が長く続いていたレイアウトの製作ですが、久し振りに改造作業を始めてみました。
川の位置など一部地形を見直すとともに、駅前周辺を中心に建物の配置なども変更したいと考えています。また、線路については一部のポイントの廃止や敷設位置の変更なども行う予定です。
前回の更新が2012年9月、作業については2011年6月に中断したままでしたので約6年振りの作業再開になります。なぜこのタイミングで再開かと問われると特に答えは無いのですが、これからの季節は屋外での庭作業なども難しくなりますので、何となく鉄道模型を再開してみようかなという感じになりました。
このページのタイトルは大型レイアウト編としていましたが、我が家にある他のレイアウトに比べて大型ということであって、レイアウトづくりを趣味にされている方々から見れば決して大型ではありません。かと言って机の上で簡単に作業が出来る程の大きさでもありませんので、まずは手が付けやすい部分から改造作業を楽しむことにしたいと思います。
最初の写真は駅前周辺にあった建物関係を撤去した状態になります。
どの建物もレイアウト上には固定していませんので撤去作業はとても簡単です。また作業中断から相当の年月が経過しており建物の劣化が心配されましたが今のところ大丈夫そうな感じです。
主な建物の撤去が終わったところで、手前にある鉄橋の辺りから改造に着手したいと思います。
まだ改造後の具体的なイメージがある訳ではありませんが、鉄橋の位置を変更すると共に川をもう少し下流に近い感じに見直したいと思っています。
レイアウト上を機関車や電車が走る姿を眺めているのも良いものですが、工作好きの『たぬきおやじ』としては、いつまでも完成しないレイアウトの改造作業の方が楽しい時間ではないかと考えていますので、また作業が進んだ段階で順次ご紹介出来ればと思います。
2017年11月18日
トラス鉄橋の位置変更と線路配置の見直し
こちらの写真は以前に撮影したものですが、左側手前の道路上がデッキガーダー橋、川の横断箇所にプレートガーダー橋、そして線路の横断箇所にはトラス鉄橋が掛かっています。
鉄橋の長さや掛けられた年代などによって種類の異なる橋が連続することはあるものの、何となく不自然な感じが残ります。
元々は下段の線路配置の関係から橋脚の位置に制約を受けたためにこのような配置になってしまったものですので、今回の改造作業では、デッキガーダー橋の辺りにトラス鉄橋を配置し、その下が川になるように変更したいと考えています。
こちらが鉄橋の位置を変更した現在の状況になります。まだ川の位置は変更していませんが、この後、トラス鉄橋の下辺りに場所を移したいと思います。
プレートガーダー橋については概ね元の位置のままにしていますが、以前は道路上にあったデッキガーダー橋は廃止し、プレートガーダー橋の右側は築堤に変更したいと考えています。
また、この変更に伴い下段の線路配置についても見直しており、以前は直線だった線路を緩やかなカーブにすることによってプレートガーダー橋の下を通るようにしてみました。
まだ作業の途中段階ですので全体が非常に荒れた感じになっていますが、川の位置変更などの作業を進める中で改めて線路配置の見直し状況についてもご紹介出来ればと思っています。
2017年11月25日
プレートガーダー橋の橋脚の加工と道路橋の製作
こちらは前回ご紹介したプレートガーダー橋付近を拡大した写真になりますが、まずは赤い丸印のところにある橋脚の加工から始めたいと思います。
今回の改造作業では、この橋から右側部分を築堤に変更する予定にしているのですが、このままの形状の橋脚を使用すると築堤につながる部分が不自然です。
かと言ってプレートガーダー橋ギリギリまで築堤にしてしまうと下段の線路を通過する車両に干渉する恐れがありますので、こちらの橋脚が築堤の終端部分になるような感じで橋脚側の改造をしてみたいと思います。
改造に使用する材料は、こちらの橋脚と厚さ1.2ミリのプラバンになります。
こちらの写真の左側がトラス鉄橋側に使用する橋脚になります。まだ何も手を加えていない状態です。そして写真の右側が同じ橋脚を使って改造を行った後の状態になります。
作業途中の写真がないためプラバンではりぼてにされた橋脚がいきなり登場した感じですが、元々の橋脚を芯にして、プラバンを貼ることでコンクリートを型枠に流し込んだようなイメージになるように仕上げてみました。
勿論これで完成ということではありませんので、この後は築堤側の作業を進めながら現物合わせで加工して行きたいと思います。右側に張り出したプラバン部分が築堤の擁壁になる予定です。
頭の中では完成した姿がイメージ出来ているのですが、皆さんには何のことか分からないと思いますので、もう少し作業が進んだ段階で改めてご紹介したいと思っております。
続いては道路橋の製作になります。これまで上段にある駅前からの道路は坂道を下って下段の線路を踏切で横断するようになっていたのですが、改造後は下段の線路にあった踏切を廃止し、河川を道路橋で横断した後に上段の線路に新たな踏切を設置したいと考えています。
具体的な河川の位置や道路橋の設置場所についてはこれからの検討事項になりますが、配置の検討を進めるために先に道路橋を作ってしまいたいと思います。
ベースとしてKATO製の単線トラス鉄橋を使用します。道路橋として使用するには少し幅が狭いのですが、複線用では立派過ぎてしまいますので、まだ交通量が少なかった時代に掛けられた古い橋という設定で作業を進めます。
TOMIX製の鉄橋には欄干も表現されていますがKATO製の鉄橋にはありませんので、まずは欄干を追加してやる必要がありそうです。今日の段階では鉄橋から線路部分を外しただけですので、この後、写真に写っているような材料を使って欄干を表現してみたいと思います。
最後の写真は河川の周辺を地形のベースとなっているスタイロフォームの状態に戻した状況になります。道路橋をどの辺りに配置するのか悩みますが、レイアウト製作の楽しみの一つでもありますので、川の位置と合わせてこれからゆっくりと考えたいと思います。
年内の作業はここまでになりそうです。次の更新がいつになるのかは分かりませんが、また来年も引き続きお付き合いの程よろしくお願い致します。
2017年12月30日
川の移動と道路橋の位置決め
年明け最初の作業は川の移動になります。こちらは前回ご紹介した写真に川のイメージ図を重ねたものになりますが、川幅を全体的に細くして下流側は左方向に移動させたいと考えています。
尚、当初の予定では川全体をもう少し下流のイメージになるように仕上げたいと思っていたのですが、奥行きの短いレイアウト内では上流側の処理が難しくなりますので、川幅を狭くすることによって上流の雰囲気が出るように変更しました。
また、改造前の状態では道路の下にある暗渠から流れ出すようになっていたのですが、レイアウト全体の配置から考えても不自然でしたので、上流の部分を左方向に曲げることで手前側からは源流となる箇所が見えないようにして暗渠は廃止にしたいと思います。
配置が決まったところで川を移動させる作業に入って行きたいと思います。位置や形の正確な図面がある訳ではありませんので、手持ちの材料を活用しながら適当に山や川をイメージして作業を進めます。
こちらの写真が現在の状況になります。手元に残っていたスタイロフォームの切れ端をつなぎ合わせながら川とその両岸を作って行くことになるため、この段階ではまだ形はかなり適当です。
道路橋の位置も仮決めし、これに合わせて下段の線路にあるトンネルの入口を少し右に移動させました。橋を渡った道路はトンネルの上を通過する形になる予定です。
これで川の周辺の大まかな地形の変更作業が終わりましたので、道路や上段の線路を横断する踏切など、もう少し細部の工作に入って行きたいと思います。
2018年01月08日
道路橋に欄干を追加する
年末に始めた道路橋の製作が中断したままになっていましたので今日は欄干を追加する作業に入りたいと思いますが、その前に線路を取り外した後の不要な突起を削り取る作業を行いました。
元々は単線用のトラス鉄橋ですので線路部分を外しても鉄橋側に線路を固定していた枕木の一部が残ってしまいます。このままでは道路部分に干渉するため先日購入したミニルーターを使って平面になるように削ります。
こちらの写真の青い丸印の箇所が不要な突起になります。カッターナイフなどでは上手く削り取ることが出来なかったものの、ミニルーターを使うことで簡単に作業を済ませることができました。
作業後の状態がこちらの写真になります。削り取った跡が荒れた感じになっていますが、この上に道路が乗りますので気にする必要は無いと思います。
道路部分の下準備が終わったところで、欄干を追加する作業を行います。使用するのはプラ角棒と数十年前に購入したと思われるTOMIX製の鉄路柵になります。
プラスチックが風化してしまって使用出来ないかと思いましたが、強度的に特に問題は無い感じですので必要な長さに継ぎ足して使いたいと思います。
また、このままでは鉄路柵そのものというイメージですので、上部にプラ角棒を追加することによって欄干のような雰囲気に仕上げてやるつもりです。
こちらの写真が欄干を取り付けた状態になります。鉄橋の側面にもプラ角棒を接着し、そこに先程の欄干を左右から貼り合わせるような形で接着しました。
どうでしょうか、何となく欄干のような雰囲気になったのではないかと思います。
この後、欄干の両端部分をどう処理するのかはこれから考えたいと思いますが、橋や河川の名前が書かれたコンクリート製の柱などを良く見掛けますので、プラバンを加工して適当な形に仕上げる予定です。
残るのは道路の部分になりますので、次回はそちらの作業に入りたいと思います。
2018年01月14日
KATOの鉄道模型カタログ2018年版を買う
1月中旬から販売が始まったKATOの2018年版鉄道模型カタログを買ってみました。
いつもならAmazonで買うところですが、今回は地元の上新電機で購入してみました。価格は税込で1,652円です。特に何か欲しい製品がある訳ではありませんが、簡単な車両の説明などもあって図鑑を見るような感じで眺めるのも楽しいものです。
今回から基本デザインが刷新され、より見やすく分かりやすい内容になったとの説明があります。カタログを手にするのは久し振りのことですし、残念ながら昨年のものとの違いまでは分かりませんが、レイアウト上を走行する車両の写真などもあって模型づくりの参考資料としても役立ちそうな感じです。
2018年01月20日
河川部分の整形と橋脚の設置
タイトルに見合うようなレベルの作業は出来ていませんが、川の上流になる部分の両岸をそれらしい形になるように整形するとともに、この川に掛かる道路橋と単線のデッキガーダー橋の橋脚部分を設置しました。
道路橋は上から乗せる形になるため後からでも加工することが可能ですが、線路の部分についてはデッキガーダー橋を取り付けてしまうと塗装などが出来なくなってしまいますので、橋脚やその周辺の地形などは先にある程度仕上げておく必要があります。
橋を架けてしまうとあまり見えなくなる部分でもありますので、かなり手抜きの作業にはなっていますが、後になって水色のスタイロフォームが見えているのも困りますので、橋脚部分についてはコンクリートのような感じが出るようにグレー系の塗料で塗装しました。
今回の改造作業では、河川部分を先に仕上げてしまってから山の部分や駅前付近の作業に進みたいと思っていますので、この後は川岸に擁壁などを取り付け、河床になる部分の塗装作業を行いたいと思います。
2018年02月04日