蒸気機関車や電気機関車のプラモデルといえば有井製作所(アリイ)が思い浮かぶという方は『たぬきおやじ』と変わらないような年齢ではないかと思います。
同社では1970年代から1/80スケールで蒸気機関車や電気機関車、ブルートレインやL特急、国電車両などをモデル化していました。
『たぬきおやじ』も小学生か中学生の頃に同社の蒸気機関車に挑戦したことがあるのですが、田宮模型などの製品に比べると金型の精度が低いこともあり、上手く組み立てられないまま終わってしまった記憶があります。
現在はマイクロエースと社名を変え、プラモデルの販売も継続しているようですが、同社の主製品は鉄道模型に変わっており、販売されているプラモデルは旧製品の古い金型を使った再生産ばかりのようです。また、同社では倒産した大滝製作所(オオタキ)の金型を使って1/50スケールの蒸気機関車も販売しています。
最近では、1/45 OJスケールのトレインミュージアムシリーズとして青島文化教材社(アオシマ)が相当精密な機関車のプラモデルを販売しています。今のところディーゼル機関車のDD51のみですが、従来の北斗星仕様に加えて今月末には標準仕様の製品も発売になることから、こちらを購入しようかと考えていたものの、組み立てや塗装に相当の手間が掛かりそうな感じです。また価格もAmazonで10,553円とかなり高価です。
いろいろと調べていると、マイクロエースの蒸気機関車シリーズが手頃な値段で販売されていることが分かりましたので、まずは手始めにこちらの製品から試してみることにしました。
今回購入したのはD51形498号機「銀河ドリーム号」になります。1/50スケールですので完成すればそれなりに見栄えのする大きさではないかと思います。価格はAmazonで4,581円でした。
ちなみに販売元はマイクロエースのようですが、外箱や組立説明書に記載のロゴは有井製作所のままですので、懐かしい昭和の雰囲気を存分に味わうことができます。
DD51を購入する予定がD51になってしまいましたが、価格も半額以下でしたので、あまり評判の良くないマイクロエースの蒸気機関車シリーズではありますが、しばらくこちらの組み立てを楽しみたいと思っていますので、また興味があればご覧ください。