車体の塗装と充電用ケーブルの製作

模型・ラジコン

まずは以前にご報告したカラーモジュレーションによる車体の塗装作業について、現在の状況をご報告させて頂きます。

こちらが車体の上部になりますが、前回ご報告した時点では全体にジャーマングレーを吹いた段階だったと思いますので、続いて上からハイライト1を吹きました。

どの程度まで広げて良いのか分かりませんが、ベースとなるジャーマングレーがかなり暗い感じの色でしたので各面の端や角の部分に少し残る程度にして、全体にハイライト1を吹くイメージで作業を進めました。

続いてはハイライト2による塗装に入って行きたいと思いますが、ハイライト1よりも更に明るい色になりますので、光が当たっている感じを想像しながら、ハッチの部分やベンチレーターカバーなどに限定して吹いてみました。
ジャーマングレーのみに比べると立体感が増したような気もしますが、初めての経験であり、こんな感じで良いのかどうかも分かりませんので、とりあえず今回はこれで完了とします。

次に砲塔や砲身の塗装になります。こちらは車体上部に比べると面の構成が少々複雑ですので各面を意識しながら吹いてみました。
砲塔の前半分は斜めになっており、どちら側を明るい色にして良いのか分からなかったのですが、カラーモジュレーションセットに付属の説明書やパッケージの写真ではこの方向のグラデーションになっていますので、分からない時は指示に従うという素直な心で作業を進めることにしました。

続いては垂直な面の塗装になりますが、こちらは下側が暗く上に向かって明るくというのが基本だということですので、車体に近い方に少しだけジャーマングレーを残す感じにして他の部分はハイライト1を吹いて仕上げています。

砲身については断面が円形になりますので、こちらも光の当たり方をイメージしながら、下になる面を暗くし上になる面が明るくなるように塗りました。
車体の下部や後方もカラーモジュレーションの基本に従って塗ったつもりではありますが、大きな面もなく目立たないと思いますので、かなり手抜きな仕上がりになっています。

では、車体の塗装が完了したところで、昨日ご報告した戦車長が搭乗している写真をご紹介しておきたいと思います。

キューポラの丸いハッチとの位置関係などは特に問題ないと思うのですが、こうしてキューポラの中に搭乗させてみると、脚が長いというか腰の位置が少し高過ぎるような印象を受けます。

付属していたフィギュアの腰から下については特に加工していませんが、安定するようにプラバンの台座を追加しましたので僅かではありますが腰の位置が高くなってしまったのかもしれません。
腰から下の部分を削って少し下げることも可能ではありますが、手の位置も修正が必要になってきますので、今回は脚の長い戦車長が搭乗しているという設定にしておきたいと思います。

それでは後半は、充電用ケーブルの製作についてご紹介しておきたいと思います。

最初の頃に、この戦車はドイツのメーカーが販売している製品だということをご紹介したと思いますが、こちらの写真のように充電器についてもドイツ仕様になっており、電圧は220ボルトですしコンセントの形状も全く違うため日本国内では使用することが出来ません。

ラジコン用の充電器については既に所有しているものがそのまま使えますので、バッテリーの充電に関しては問題がないのですが、充電や交換のためにバッテリーを取り出す時は車体の上部を取り外す必要があります。

以前にご紹介したとおり、見た目を優先して車体後方のエアクリーナー部分を改造してしまったため車体上部の取り外しには手間とコツが必要になってきます。

付属の充電器自体は使用出来ないのですが、この写真を見て頂くと分かるとおり車体後方には充電用のコネクタが実装されており、ここに充電器のプラグを差し込むことで充電が出来るようになっています。
このコネクタの位置は戦車のエンジンを手動で始動する場合にクランクハンドルを差し込むところになっており、スケール的にも違和感のない仕上がりです。

こんな便利な機能があるのに使用出来ないのは勿体ないということで、付属していた充電器のケーブル部分のみ切断し、国内仕様の充電器に接続できる変換ケーブルを製作することにしました。
製作といっても使用する材料は充電器側に接続するためのコネクタとケーブルを接続した箇所の絶縁保護に使用する熱収縮チューブのみです。
充電器側のコネクタについては古くなって使えなくなったバッテリーから取り外してあったものになります。

作業そのものは非常に簡単で、電線をハンダ付けするだけです。ケーブルの極性を間違えると充電時に短絡させてしまうことになりますので、テスターを使って事前に十分確認した上で接続作業を行いました。

最後の写真が完成した充電用ケーブルと国内仕様の充電器になります。国内の製品に比べてケーブルが細過ぎるのではないかと少し心配になりますが、試験的に充電を行ってみてもケーブルが発熱するような状況にはなりませんでしたので、これで充電に必要な準備は完了ということにしたいと思います。