内部配線の手直しと予備履帯の塗装

模型・ラジコン

こちらの写真はシャーシから取り外した駆動用のモーターとギヤボックスになります。モーターのサイズは380クラスくらいではないかと思います。

一応、金属製のギヤが使用されており樹脂製のものに比べると強度は高いと思いますが、モーターの造りなどを見ると、やはり中華製という雰囲気が漂っています。
とりあえず補修用のパーツは世の中に数多く出回っていますので壊れた時には交換すれば問題ないでしょう。

現状、特に大きな不具合はなさそうですが、モーターの配線の付け根部分が断線しそうな感じでしたのでハンダ付けをやり直した後、熱収縮チューブを使って端子部分を保護してやりました。

こちらが手直し後のモーター部分になりますが、これで配線部分を少々曲げたりしてもすぐに断線するということはないと思います。

今回購入したモデルは、シャーシやサスペンション部分に金属パーツが使用されていますが、起動輪や誘導輪などの車輪関係や履帯(キャタピラ)には樹脂製のパーツが使用されており、現状では駆動力が不足することはないものの、更に金属パーツが増えてくると、このサイズのモーターでは少々不安が残る感じです。
尚、モーター以外の配線についても、ハンダ付けが怪しい部分や絶縁処理が十分でない箇所がありましたので合わせて手直しを行いました。

こちらは車体の前面に取り付けられていた予備の履帯になります。残念ながら車体と同じ色で塗られていましたので、取り外したついでに塗装を行いました。
何色で塗装するのかは悩ましいところではありますが、最終的にはウェザリングなどによって下地の色はあまり見えなくなりますので、とりあえず金属系の色を使用することにしました。
タミヤ製のプラモデルの場合は、メタリックグレーを使って塗装するように指定されているのですが、少し明る過ぎる感じもしますので今回はガンメタルを使用してみました。

塗装を終えた予備の履帯を車体前面に取り付けるとこんな感じになります。
ジャーマングレーの車体にガンメタルの履帯ではあまり目立ちませんが、この後、全体に錆などを表現して行けばそれなりの雰囲気になるのではないかと思います。
塗装の腕が伴わないので、期待どおりの成果は得られないかもしれませんが。

これで車体内部のギヤボックスやコントローラーなどを元に戻すことが可能になりましたので分解をした時とは逆の順序で組み立てて行きたいと思います。

こちらの写真が車体内部を元に戻した状態になるのですが、組み立て途中で注意が必要だと感じたのはネジをあまり強く締め過ぎるとプラスチック製のパーツが破損してしまうということです。
日本製のラジコン模型の場合、走行中の破損等を防止するためにそれなりに強度のある樹脂が使用されていますが、こちらの製品の場合は一般的なプラモデルよりも弱い印象を受けました。

分解する時点で既にひび割れが発生しているパーツもいくつかありましたが、一度ネジを外すと再度取り付けた時にはネジが空回りしてしまうことも多く、接着剤を使って補強しながら作業を進めました。

これで転輪の塗装を除いて概ね下回りの手直し作業はこれで終了しましたので、次回は砲塔関係の作業に入って行きたいと思います。