しばらくの間ガンプラ製作の方に浮気をしていましたが、帆船模型の製作についても少し前に進めたいと思います。
前回の更新以降、3ヶ月間は全く手を付けていませんでしたので甲板上へのフックの取り付けから再開することにしました。
まずは取り付け位置を図面で良く確認した後、0.5ミリのドリルを使って穴を開けます。ドリルが非常に細いため力を入れ過ぎて折らないように注意が必要です。

今回は船首側にある3箇所の取り付けからスタートになります。甲板上に穴が開いたところでその穴にフックを差し込んで行きますが、この時にフックの根本に接着剤を付けるのを忘れないように注意します。

フックはこちらの写真のように非常に細くて小さなパーツになります。『たぬきおやじ』のような太い指で摘まんで挿すことは困難ですので先の細いピンセットを使って作業を進めて行きます。

ようやく船首部分にある3箇所のフックが取り付けられました。かなり接近して写真を撮ったつもりですがフックの位置が分かりますでしょうか。金色に光っている小さなパーツになります。
甲板上には全部で19本のフックを取り付ける必要がありますので残りのフックも同様の作業を根気良く繰り返します。

こちらの写真は船の中央部分になりますが、大きな穴はマスト用ですので今回はその前方の4箇所にフックを取り付けます。
取り付け位置は原寸図に示されているのですが、甲板上には既に多くのパーツが取り付けられており図面を甲板の上に乗せて正確な位置を決めることは難しいため、周囲にあるパーツとの位置関係から適当に穴を開けているという状況です。多少位置がずれていても特に問題はありません。
船首側から船尾に向かって順に取り付け作業を行い、ようやく最後の取り付け位置まで来ました。
船首や中央部分の甲板の下側は中空ですので厚さ1ミリの板に穴を開ければフックが簡単に挿せるのですが、船尾部分は後方の丸くなった部分を無垢の木材から削り出して成形してあるため甲板の下側も木材になっています。
フックの長さ分だけ穴を開けるのは大変ですので、ここに取り付ける4本だけはフックの根本を適当な長さに切ってから挿し込む必要があります。

これで19本すべてのフックを取り付けることができました。甲板上に取り付けるパーツはこちらが最後ですので次回からはいよいよマストの組み立てと取り付け作業に入って行きたいと思います。